完組みホイールと手組みホイールについてのお話。

2022.03.15
Osaka
フジ


今回は完組みホイールと手組みホイールについて超個人的見解なるものを書いてみようかと思います。

手にとってきた商品が中心になってはきますが、例を交えながら書いて行こかなと。

文章メインの長文になるでしょうが、暇ならお付き合いください。


そもそも、ロードバイクにしろピストバイクにしろ、完組みホイールと手組みホイールのどちらが優れているのか?って話ですが

これについては世に出ている数多くの700cホイールについていえば、完組みホイールの方が優れている。

と、僕は思ってます。

ですが、僕らが乗っているのは「ピストバイク」ここがとても重要

完組みが優れていると言ってもロードの世界においてみたいなとこがあります。

なのでね、今回書いて行く上で"ピストバイク"という条件で書いていきます。


完組みホイールも手組みホイールも基本的にアルミホイールとカーボンホイールの二種があります。

ぶっちゃけた話、ピストにおいてアルミホイールを使う場合は完組みホイールより手組みホイールの方が優れていると思ってます。

優れているものが多いと言った方が正しいかもしれませんが。

アルミホイールの完組みにはCAMPYピスタ、MAVICエリプス、MICHEピスタード等が代表的なところ。

その他にも様々なメーカーがオリジナルと称して出したりはしています。

どのメーカーもリムやハブを少し変えた仕様で出してて、それぞれに色々な特徴はありますが、大した事ない

(見た目はかっこいいし存在否定してるわけではないですのであしからず。)

そう言い切れる大きな要因はリム

手組みで使用するリムのほうが軽く、硬く、汎用性が高い。選択肢も数多くあるし、上の画像のAT-25なんて手組みでの鉄板とも言えるリムだけに完組みに使用されているものと比べても劣る部分なんてないかなと思ってます。

で、ハブも回転性然り耐久性の良い物を選択できます。

組み手によってスポークテンション等で仕上がりは変わりますが、アルミにおいて言えば手組みホイールを使わない手はないんではないのかと思うわけです。


じゃあ、カーボンについていきましょう。

カーボンも完組みと手組みあるわけですが、アルミと違いどっちが良いとは言い切れない

店舗で取り扱う完組みのメインとしてBROTURES SHRED88

88mmのカーボンクリンチャー完組みホイールですが、これの一番いい部分は価格

他メーカーでも88mmのカーボンリムはありますがクリンチャーはあまり無く、あったとしてもSHREDのように、同メーカーのブレードスポークを使用して組んだ場合SHREDの価格よか高くなっちゃいます。

価格が安いと言うのはそれだけで魅力的でしか無いですよね。

カーボンホイールで完組みと手組みで優劣をつけがたい理由がこれから挙げるリムだったりホイールをメインに作っているメーカー物が存在するから。

ZIPP 303 FC(Firecrest)

まずはZIPP。リム表面に凸凹な加工が施されており、これにより空気抵抗削減を図っているわけです。

この技術はディンプル加工と言い、ZIPP特有な物。ZIPPは他にも空気抵抗に関する加工技術をリムにしていたりします。

ひと昔のZIPPはカーボンリムの作りが甘く、中は荒いはスポークテンションは張れないわで冗談にもいいですよなんて言えた物では無かったんですが、

今のZIPPはカーボンリムの作りが非常に良くなっており、リム単体販売があるなら使用してみたいとも思える物。

今回の303はリムハイト45mmの最大リム幅28.5mmとかなりのワイドリム。ハブもZIPPオリジナルスモールフランジハブで非常に軽量で回転性高い物で、

スポークにはCX-RAYのストレートプルタイプ。

で、実測スポークテンションが普通に手組みで組む時より張られており、結構しっかりとした作り。

HED.STINGER3

もうみんな知っていることでしょう、HED.。

そこから出ているSTINGERと言うモデル。ピストに見られるJETシリーズとの違いを述べておくと、STINGERはリムがフルカーボンのチューブラー

JETはリムはアルミリムに外にカーボンを被せた物。空気抵抗はJETの方が削減されるらしいですが、僕はフルカーボンリムのSTINGERをオススメ。

扱いやすく、軽いし、カーボンだからね。JETはちょっとアルミホイール感あるしなって思っちゃうし、扱いとか手間だから。

でも、トラック仕様があるのはJETシリーズだったりするからなぁみたいとこあります。

で、STINGERの説明に戻りますと、こいつも先のZIPP同様にオリジナルのスモールフランジでHED.はシェルがカーボンでできている物。

でもって、スポークがCX-RAYのストレートプルタイプと、ZIPPと同じ。

こいつもスポークテンションをバシバシに張ってあるし、ワイドリム仕様。

ここまでは完組みカーボンホイールのざっとした説明のような物。

本題でもある手組みとの優劣をつけ難いのがここに書いたリムの作り、ハブ、スポークの仕様と使い方。

ZIPPもHED.も自社オリジナルのスモールフランジハブにする事でカタログ等に掲載する場合の"数値を軽く良い物"と思わせてくれるわけです。

で、スポークもストレートプルに対応したハブを作る事で、スポークテンションを手組みの時より上げてもスポークの首が飛びづらくしているわけです。

手組みの場合リムに加工を施した物を選択しようにもENVEくらいとかになってくるし、そういったハブを入手しようとしても中々厳しいですし、スポークも安定供給が無い分、この辺りは「完組みだからこそ成せる物」となってくるかなと思ってます。

この辺はメーカー完組みはすごいなと素直に思わされますよね。

が、これだと完組みの方が優れているで終わる話になってしまします。

では、手組みカーボンでも完組みより優れている部分とは何かとなります。

それは組み方、パーツセレクトで完組みなんて案外超えれる(剛性高く、走行性高く)と考えているから。(超えれるものがあるが近しい。)

アルミホイールと似通った感じですが例えばリム。

F-rim 35/55

ZIPP, HED.のホイールというのはホイールとして見た時に軽い。が、リムは案外軽く無い

今回紹介した両ホイールのリム単体重量に関してここに書きはしませんが、計測したことあるんで知っているわけです。

ZIPPは45mmハイトながらF-55に近い値ですし、HED.STINGER3はチューブラーながら35に近い値。

35がチューブラーなら余裕で軽いです。

要は手組みの勝る大きな理由がリムの軽さ。それに付随して言うならば多種多様なハブ、スポーク、組み方の選定が可能。

となれば、交換、修理の幅も大きく持てる。

完組みのカーボンホイールは「カタログ値」に重きを置き過ぎて、後のこと、ホイールとしてのことは案外軽視している物が多いと感じてます。

僕程度の頭でもこれは物理的に弱く無い?みたいに思う物もあるくらい。

もちろん、リムを本気で作っているリム屋なメーカーのリムは優秀ですし、僕なんかより頭の良い人たちが様々なことを数値化してるわけですから凄い物なのは分かるんです。そこに値が付いてもそれは致し方ないことなんです。

が、冒頭に書いたように僕らが乗るのは"ピストバイク"。でもって乗る場所は「街中が基本」。

そうなると、漕ぎ出しの軽さ、トップスピードに至るまでの加速性は重要。

正直、空気抵抗なんてリムハイトとかくらいしか考えてないし、僕らはそんな気にせんでええとさえ思ってます。というか、それ感じれる?くらいに思ってるわけ。

そういった観点から製作まできたのがこのF rim。

これ良いですよなんて言ってお終いにするのは勿体無いくらいの物だと思ってます。

ただ、それを思いつくには完組みのリムがあったからこそだし、言っちゃえば色んなメーカからのパクリみたいな物ではあります。

参考になってしまう辺りは完組みホイール様様なわけでもありますね。

が、そこで完組みにホイッと行くんで無くホイールカスタムでカーボンを使いたいならF rimは是非試してほしい。

なんなら購入前に僕のでも貸すし。

まぁ、あとはあんま触れてこなかったけど価格。完組みカーボンは高いんだ。

高いから良いと言う考えは間違ってないと思いますが、プロのようなレースをしない僕らにとって必要で無い物まで完組みには仕込まれてくるし、

僕ならメーカーの完組みカーボン一本買う価格でホイール以外にもカスタムしたいと思ってしまう。

ですが、HED.やZIPPなんて超一流ホイールメーカーだし、プロが本気のレースでこぞって使ってる。

それを僕らだって身近に触れて、使用できると考えれば有難い事この上なしとも思います

あとデザインがいちいちカッコイイ。ここはもう洗脳に近い感じだけど、僕らのオリジナルなんてそりゃ霞むわけです。

結局、本当にどっち付かずな終わりのないブログ書いてしまった。

僕にはそれくらい判断難しいと言う事にしときましょう。

こんなブログでもホイールカスタムの少しの参考にはなったんでしょうか?なってないですかね。

なんなら悩ます形になったかも知れないですね。

まぁ悩んで答えまとまらない場合は僕らスタッフという存在を頼って欲しいなと思います。

"提案できる幅"はそれなりに持ち合わせているんでね。


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