独り言〜何が本物ではないかについて考えてみる〜

今日の独り言は、モノが持つデザイン性の面の話ではなく、

どちらかと言うと、技術的な面の話です。

モノのデザイン性はもちろん非常に重要なファクターですし、BROTURESも「カッコ良さ」を追求しているため、軽視するつもりは御座いませんが、

今日の話は、モノの製品上の設計の面に焦点を当てて、つぶやきます。

この話は自転車業界でもナイーブな話なので、ディスられること覚悟で参りましょー

 

モノには良いモノ悪いモノが存在します。

様々なモノが溢れているこの社会ならば尚更です。

フェイクレザーなどの本物っぽく模造し、安く作ったモノや

本物っぽいブランディングをして、本物っぽく見せかけたモノも多く存在します。

世の中でそれらのものを「FAKE」、「偽物」と呼ばれていますが、

ピストの世界にもそのようなモノは存在します。

何が本物なのか、実際よく分かりませんが、

自転車のことで、「なにが本物じゃないか」についてなら、少々存じ上げております。

 

3万円から9万円くらいの安めのピストは、ロードバイクのOEMフレームをリアホイールが入る部分だけ、つまりトラックエンドに変えただけ、かつ少し設計に手を加えたモノがまぁまぁ多いです。

ピストとロードバイクを大きく分かつものは、ギアの有り無しではありません。

そのフレームの設計、ジオメトリーなのではないでしょうか。

ジオメトリーや設計デザインは、見た目ではほぼ分かりません。

しかし、長く乗っていると差がかなり出てきます。

スキッドの時、漕ぎ出しの時、トップスピードに乗った時、

様々なときで差が出ます。

難しいのが、それが言葉で言い表しにくく、フレームの設計も目で見てわかりにくいということなのです。

 

BROTURESで扱っているブランドは、安いものがはびこる社会で、こだわりを持って、ブレること無く、フレームを作り続けています。

もちろん、もっとフレームを安く作る方法はいくらでもあります。

LEADER BIKEっぽい完成車をより安価で作る方法もいくらでもあります。

しかし、それをしてしまっては、意味が無い。

こだわりを捨ててしまっては、

オリジナルでなければ、意味が無い。

LEADER BIKE然り

DOSNOVENTA然り

CINELLI然り

本物を伝えなければ、このカルチャーはカルチャーになりえない

 

 

LEADER BIKEのこだわりは特に、フォークのオフセット

45mm前後のオフセットが主流のロードバイクとは違い、伝統的なピストは28mm前後。

LEADER BIKE社製フレーム、フォークは、全てフォークオフセットが28mmで設計されています。

そのため、ヘッドチューブアングル、シートチューブアングル、トップチューブ長、全てをリデザインしています。

高いフレームから、今年発売予定のニューラインナップまで、全てです。

だからこそ、LEADER BIKEにはファンが多く、追求し、夢中になっている人が、その他のどのブランドに比べても多いのだと思います。

JAH LIFEを始めてからこの5 , 6年、

多くのお客様を見てきましたが、◯◯◯◯を乗っている人は、1年位で飽きてしまう人が多かったですが、

LEADER BIKEに乗っている人は、今でも5年前のお客様が店に来て頂いております。

 

DOSNOVENTAのスペイン語の意味は「290」という意味

さてこの「290」、なんのなのか?

そうです、BBハイトです。

plano

DOSNOVENTAは地面からのBBの位置が高めの290mmに全てのフレームが設計されています。

bike_frame_geometry

ハンガー下がりは普通のロードフレームは、70mm程が平均で、ピストフレームも60mmくらいが平均なのですが、

ちなみにLEADER BIKEは55mmと、BBの位置が高めに設定されていますが、

DOSNOVENTAはそれより更に少し高めに設計されております。

これは、伝統的に短距離走が多いピスト競技ならではの、初速性能をあげるためと、コーナリングでペダルをすらないためにあると言われています。

DOSNOVENTAは初速にこだわり、もちろんトップスピードも考えに盛り込まれたフレーム設計にこだわっているのです。

 

 

こだわりを持って、オリジナル設計で、モノを作るのは、やはりお金がかかるのです。

100円ショップのOEMではなく、ブランドオリジナルのモノを作るのには、研究費、設計費、鋳型、等多くの多額の投資があって、初めてオリジナルのモノが誕生します。

それがオリジナルであれば有るほど、こだわればこだわるほど。

OEMであれば、アナタでも私でも作れます。

しかし、オリジナルのモノは作れません。

 

 

 

何年も前に、業界のトップを行く人達が狂した、今も感度の高い最先端な人たちが夢中になっている「ピスト」は偽物ではない、本物です。

だからこそ、彼らはそれに夢中になり、ハマり、追求するのです。

 

 

それを分かった上で、安く買うなら、その人の自由

それを分かった上で、本物を高い値段を出して買うのも、その人の自由

ただあってはならないのは、それを分かっていないのに、安く買わされることです。

 

まぁこんな偉そうなことを言っている自分も「本物」のピストとはまだまだなにか分かりません。

しかし、「本物ではない」モノなら、かろうじて分かります。

 

せっかく良い自転車を買おうとしているアナタ

当店では、本物ではないモノは「本物ではない」とはっきり言います。

これから乗る、今乗っているあなたには、ピストを好きで、夢中になってほしい。

売って終わりというのではなく、アナタが選んだものがどんなに良かったかという価値を伝え続けたいと思います。

 

という、大阪店スタッフの独り言でした。

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