今後新品入手できなくなるやつ最終入荷です。

2022.11.23
Osaka
フジ

半年ぶりくらいでしょうか、ブログに手をつけるのは。

こんにちは、藤本です。

基本ホイール組んでるイメージを持ってもらっていることでしょうが、本当にそのイメージ通り。

色々なアルミリム、カーボンリムを触る中で組み易い、精度良い、硬いなどなど感じることがあります。

その中でいずれは自分も欲しいと感じるリムがあってですね、今日はそいつのお話。

欲しいとか思っていたらタイトルにあるように生産終了が確定していて今後は中々新品での入手が難しくなるであろうあの最高品質リムがきましたので紹介と言うより備忘録的な感じでブログにしておきます。


そのリムが「ENVE」


まず、ENVEを知った時に大体の人が思うであろう「価格が高い」
これは扱っている僕らからしても高いと思う。けど、値段がつくにはそれなりの理由はあるし、まずはその価格に対しての理解はして欲しい。

まずENVEはアメリカのメーカーさん。
でもって最初に言っとくと高品質・高性能・高強度・軽量とリムに求められる物を基本的に全て兼ね備えているのがENVEです。

多くのメーカーが人件費の安い工場に注文して制作する中でENVEはアメリカにて制作。
それにも理由はあって、使用しているカーボンの種類が特殊です。
アメリカでしか取り扱えない軍需産業クオリティーの物を使用して制作しているリムがENVEです。
そしてリムだけは使用している特許が他国に流出することを恐れてアメリカ国内の本社工場でしか生産を行いません。
その分生産や流通には時間がかかってしまいますが、そうまでしても作りたい、使ってもらいたいリムであること。

って言っても今回ばかしは本当に入荷までが長かったし、その間にピストで使えるENVEのリムは全て生産終了となってしまいました。


また、ENVEのHPにこのような文章があります。
「軽量でありながら強固な、堅いが快適な、高速で安定した、耐久性が高いのにメンテナンスフリー」そんなホイールが作りたいのだ。と。

リム断面はとにかく薄い
タイヤ装着部、ニップル受け部など必要な部分にはしっかりと厚みを出して、それ以外のリム側面などは限界まで削ぎ落とす
彼らが研究結果としての「最適」を重ね合わせたリムが生み出すのはまさしく快適そのものです。

あと珍しいのが、多くのリムメーカーは
カタログやWEBに最大空気圧しか表示しません。
ところがENVEはライダーの体重に合わせた”使用推奨空気圧”が設定してあります。
その少し低めに設定された推奨空気圧と最適解のカーボンリムが生み出す乗り心地。

リムという自転車を構成する部分の一つのパーツに過ぎませんがそこにかける熱量はすごいのは確かです。

で、ENVEのリムで僕らも店頭にて扱っている、、これからは扱っていたになるであろう"SES"(スマートエンヴィシステム)。

これは風の抵抗を考えて作られたリムであり、走行時に起こる風の流れを抑えることを考えて作られています。
リム単体販売の物でここまで考えて作られたリムってまぁ無いです。
それが高性能たる所以。

なんだかんだ述べようと単純に、「軽いのに強い」ってのがENVEを有名にした最大の理由だと僕は思ってます。

製造過程の話で言えば、カーボンリムは基本的に型があってそこにあてはめてリム内部に風船のようなものを膨らませて形成した後にスポーク穴をドリルとかで開けて完成。
それが一般的な流れ。

ENVEにも型はあるでしょう。で、そこにはめ込んでリム内部から膨らまして成型。これは一緒。
けれどENVEはその膨らます時に使う物が特別な素材で作られているそう。特許関係なんでそこは知れ無いんですが。
でもって、スポーク穴をドリルで、、、って言う工程が無いのがENVE。
作る過程でその穴の位置さえも計算して作っているからこそ後で空ける必要がない。

そうすることによってカーボン繊維を途切らすことがないので通常のカーボンリムより高いスポークテンションにも耐えることが可能となっているわけです。

この文面でどれほどすごいかってのがすぐに伝わるなんて思え無いけど、このリムができるプロセスは相当なもんだってことです。

何本も組ませて頂いた僕自身ENVEのオーダーは最初こそ価格にビビりまくりで緊張したものの今となれば何もビビらず組める安心感さえ抱いています。


まぁ長々と自分の浅はかな知識と経験的な感想交えで書いてきましたが、こんな素晴らしいリムが生産終了となっている悲しい事実。

今お持ちの方は本当に大切にと言うかガシガシ使い込んで欲しい。手放すなんて勿体無いですから。

オーダーくれて待っていた方々はこれからのライドを楽しみにして欲しい。

長い目で見ればホイールとしての振れはでるでしょうし、何か不具合も出るかもしれません。

でも、そんな時はまた修理として依頼してくださいね。

そしてですね、最後はお知らせ。

今回の入荷に伴い殆どがお客様分と書いてきました。

ただ、唯一1セットだけ販売分が確保できてます。

SES 5.6 (フロント54mm、リア63mm) 1本あたり¥140,800- INTAX

過去にオーダーを入れていたからこの旧価格です。今のSESシリーズ新価格は1本あたり¥199,980- INTAXです。

これをラッキーと思えるかどうかはお任せいたしますが、もう本当に受注さえとってくれないし、今後の入荷はないので欲しかった人がいたらどうぞ。

でね、よく皆さんが口を揃えたように「こんなすごいとされるリムが私にはたして必要なのか?」なんてことを言われるんです。
ぶっちゃけこの性能、強度なんて要りませんよ。

けども必要か不必要かじゃなくて、欲しいか欲しく無いかで考えたらいいと思います。
ピストだって別にママチャリあればいいし必要じゃ無いっちゃないんだから。
好きな物はとことん突き詰めて行けばいいし、せっかく良い物があって気になるなら性能云々でなく手を出してみればいいんです。少なくとも僕はそう思っちゃいます。

取り付けた際のイメージ画像を最後に。これで想像膨らませてください。


長々と久々のブログにお付き合いありがとうございました。

また、年内に何か書けるようにします。

フジ

BROTURES OSAKA
大阪市西区南堀江1-19-22【MAP】
06-4391-3313
osaka@brotures.com


フジ
BROTURES Osaka