TR潜入ルポ!!

2022.09.20
Kichijoji
ミヤ

吉祥寺にあるご飯屋さん、【コペ】さんにお邪魔してきました。
昭和レトロかつ「ほぼスナック」状態の店内の雰囲気もグッとくるし、
(今日は夏季限定のゴーヤチャンプルー定食を頼んだんだけど、)
「日本の原風景」的な、妙にほっこりする既視感を纏ったおばあちゃんが、その見た目に反して
ドデカ中華鍋で豪快に野菜を煽る光景に脱帽。

どうも、どう考えても原価が反映されてない良心価格の「角煮定食¥750-」と、逆に高くない?ってなる「ハムエッグ定食¥750-」が同列に扱われていて、むしろハムエッグ定食の方が猛烈に気になる。ミヤです。


さて本日は...

TR潜入ルポ!!!

ということで、行ってきましたTR!


About “TR”


1988年 当時,現役の競輪選手であった鶴岡篤人が埼玉県川越市にスポーツバイクショップをオープン。ピストレーサーフレーム、およびロードレーサーフレームの自社生産を開始。
1991年 競輪用スチールフレームのNJS認定を取得(登録番号218,登録商標『ボンバー』)。
2009年 鶴岡の自転車塗装への強いこだわりから、塗装工場『Vita Colore』を設立し、自社塗装を開始。
2013年 競輪用カーボンフレームのNJS認定を取得(登録番号505,登録商標『ボンバー』)。
2014年 埼玉県ふじみ野市にアンテナショップ『TSURUOKA RACING』をオープン。
2021年 これまでの体制を刷新し「株式会社TR」へと社名を変更。





吉祥寺店のお客様がTRで新たにフレームをオーダーしたいということで、
今回はその付き添いで行って参りました。

ミヤもなんだかんだTRの工房にはお邪魔したことがなかったので、大興奮です。

フレームオーダーの相談は、ビルダーの岡崎さんが対応してくださいました。



新たな一台をオーダーするにあたって、そのイメージの基礎となるのが
既にお客様がお乗りのこの真っ赤な「Ganwell」。

乗り心地や見た目の好みを100%反映させるため、まずはこのお気に入りの一台を徹底的に分析していきます。

自転車の重心を司るハンガーサガリの測定に始まり、


漕ぎやすさ、加速性を大きく左右するシートアングルの測定、
他にも各パイプの長さやオフセット、ホイールベースなどありとあらゆる箇所を全て計測していきます。


ジオメトリーの測定が終わったら、ラグの仕様パイプの太さなど、細かなポイントの打ち合わせ。

ある程度構想が煮詰まってきたところで、工房の方も覗かせて頂けることに。

工房奥の棚にはカイセイ・タンゲ・エコなどの様々な種類のパイプや

パイプ同士の接合部として使われる「ラグ」の数々も、

これぞインダストリアル。な趣のスチール製の棚にミチミチに収納されていました。

これ吉祥寺店にもホスィ。


こちらはツクモサイクル製のフロント/リアエンド。

普段はフォークにくっ付いた状態しか知らないので、これだけでも感動もんです。


続いてフォーククラウンと、専用の切削マシーン。
肩の部分のロゴも、1点ずつ全て手作業で削り出していました。

シートステー集合部のロゴなんかも、同じマシーンで削ってます。

ちなみにTRやボンバープロなどのブランドロゴだけでなく、
好きな数字や自分でデザインしたロゴなども、依頼すれば彫ってくださるそうです。素敵。


マシーンもすごかったですが、アナログ工具のヤスリの数だけでもこれだけ用意されていました。

こちらはBBのラグで、奥が加工前、手前が前述のヤスリでエッジを立てた後の状態。

アールの異なる幾つものヤスリを使い分けて、やはり丁寧に一点ずつ仕上げていきます。

この一手間がアイラブユー。


さらに最も熱く教えて頂いたのが下の「ザクり」という工程。

ラグを使わずとも、太さの異なるパイプ同士がピッタリと噛み合うように予めエンド部分を抉っておく作業です。

写真のように、ラグ無しでも隙間なくパイプ同士が噛み合う様子が超絶気持ち良い。

ザグりマシーンの下のゴミ受けには、おびただしい量の金属片。
作業の繊細さを窺い知ることができる一コマです。

傍ではビルダーさんが永遠にフロントフォークと格闘中でした。

改めて、これがハンドメイドってことなんですよね。

続いては塗装の工程。

NJSフレームといえば、完全オーダーメイドなだけに
一本一本異なる手の込んだカラーリングも特徴です。

TRではその塗装への拘りから、工房(本社)近くに自社塗装工場まで完備しています。

というわけで、この塗装工場の方にもお邪魔させて頂けることに。


入ってすぐの感想部屋。
出荷待ちのフレームがずらりお出迎え。
ここから全国に旅立っていくんですね。

天井には、剥離を終えたばかりの735の姿もありました。
心あたりのある方、いらっしゃいますか?

TRの塗装では、気合の入ったオーダーだと「下地メッキ」というオプションも選択が可能です。

こちらは、フレームとフォークがメッキ加工された状態。
この加工を行ってからの方が、より発色がよくなり、かつペイントものりやすくなるんだそうです。

現在塗装を検討されている方は、ぜひこのオプションを選択してみてください。


オーダー通りの色味を完全再現するために、棚にはとんでもない種類の塗料が陳列されています。

調色はこんな感じで。

僕は目があんまり良くないので、この作業はムリ、ゼッタイ。

正直いくらでも妥協できてしまう作業なだけに、本当に尊敬します。



塗装工房を見学させて頂いたついでに、オートクレーブと呼ばれる巨大な「釜」も見せて頂きました。


NJSと言えばもちろんパイプはスチール製ですが、
なんとTRではフルカーボンフレームの制作も可能です。

この釜の中で圧力をかけて、カーボンを成形していくんですね。ロマンしかないです。

工場の外には、世にも珍しい4人乗りの「カルテットサイクル」なるものが。

4人で力を合わせるので、坂道も割と登れちゃうんだそうです。

めちゃくちゃ楽しそう。いつかこれで旅に出たい。

帰りがけにお客様のご厚意で鰻重をご馳走して頂いちゃいました。

TRから車で10分ほどのところにある「うなぎ車屋」さんで、ふわふわのうなぎを堪能。

最高の贅沢でした。ご馳走さまです!!!


というわけで、できあがりが非常に楽しみな今回のフレームオーダー。

ご注文をくださったお客様をはじめ、丁寧に対応して頂いたTRの皆様、ありがとうございました!

TRでのハンドメイドフレームは、現在4〜5ヶ月待ち。
価格は16万円程度からご注文が可能です。

ブログをご覧の皆様も是非、世界に一台だけのフレームオーダー、してみませんか?
ご相談お待ちしております。

それでは。


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ミヤ
BROTURES Kichijoji

北海道出身。札幌でピストにハマる。 接客・メカニックから撮影・ライティングなどなど、なんでも屋です。 王道のカスタムからニッチーなカスタムまで、ライフスタイルや好みに合わせて幅広くご提案致します。