自宅でできる簡単ピストメンテナンス

セルフメンテナンスをしよう
ピストの利点といえば手間のかからないところ。
とは言え、全くメンテナンスしなくて良い訳ではありません。
ちょっとしたメンテナンスをしてあげるだけで、ずっと気持ち良く乗れるし、パーツの寿命も延びることも。
誰でも簡単にできますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
主に自宅でできるメンテナンスは「エアーの充填」「増し締め」「チェーン清掃」です。
高い工具やケミカルも必要ないので一式揃えちゃうと便利だと思います。
・エアーの充填
最も簡単なメンテナンスはエアーの充填です。
ピストバイクやロードバイクに主に用いられるブルブはフレンチバルブ。
仏式やフランス式って言ったりもします。
高圧な空気圧を充填することができる反面、空気が抜けるのも少し早いです。
なので毎日とは言いませんが週一で充填できればベストです。

ポンプ選びは「フレンチバルブ対応」「メーター付き」「高気圧まで充填できるフロアポンプ」が望ましいです。
適正空気圧はタイヤの側面に記載があることが多いので、それを目安に充填しましょう。

BROTURESのオンラインストアに掲載されているポンプはどれも上記の条件を満たしているのでお好きなものをチョイスしてみてください。
・増し締め
自転車のパーツに多く用いられるボルトは振動で日々少しずつ緩みます。
本当にわずかな差なのでその変化には気づきにくいかもしれません。
なので日頃からチェックとボルトの増し締めが必要です。

超簡単なチェックとしては、バイク軽く持ち上げて落とすだけ。
正常なバイクはタイヤが弾むだけですが、どこかが緩んでいると変な振動音がします。
ピストバイクに乗る前にこのチェックをする習慣をつけると異変に気がつきやすいです。
主にチェックしたい部分は「ハンドル、ステム周辺」「ホイール」「サドル周り」「クランク」らへんですかね。




実はパーツには適正トルクというものがあります。
どれだけ強く締めたら良いか、という目安です。
BROTURESでは適正トルクで増し締めするためにトルクレンチという工具を使っています。
これが結構高いので、ご自宅では六角レンチを使って明らかに緩んでないかのチェックをするくらいでいいと思います。
締めすぎも良くないので気をつけてください。
締め加減が気になる人は簡易的なトルクレンチセットというものもあります。
TNI トルクスリーブセット(ポーチ付)
もし気になる部分があれば早めにショップへお持ち込みくだくか些細なことでもお問い合わせください。
・チェーン清掃
いろいろなクリーニングの方法がありますが、個人的に自宅で簡単にできる方法をご紹介します。
まず用意するものは以下。
・パーツクリーナー
・チェーンクリーナー
・チェーンオイル
・ウエス(タオル)
・トイレットペーパー
・後輪が浮くスタンド

はじめに、パーツクリーナーをウエスに吹きかけてチェーンやギアについた砂利や油汚れなどの大まかな汚れを落としましょう。
ポイントはバイクやパーツに直接パーツクリーナーを吹きかけないこと。


チェーンリングやコグもサッと拭いときましょう。

ウエスでゴシゴシしてある程度キレイになったら、チェーンクリーナーで細かい汚れを溶かして落とす!



そのままトイレットペーパーをギアに巻き込みます。
グルグル回すとチェーンのコマとかギアの歯についた手の届かないようなところの汚れを取ってくれます。
※指挟むと冗談抜きで指が飛ぶので要注意!ゆっくり回してください!


気が済むまで回したら水でもパーツクリーナーでもいいので、チェーンクリーナーや挟まったトイレットペーパーの残骸とかを落としてください。
歯の掃除しにくい部分も結構キレイになりました。

そして最後にチェーンオイルを忘れずに。
できればチェーンの1コマに1滴をたらして浸透させるのが理想的です。
ぶっちゃけここが1番めんどいかも。

後輪を回して馴染ませたり、余分なオイルをウエスで拭き取ったらおしまい。
これくらいならできそうでしょ?
この方法だと後輪が浮くようなスタンドがあると最高にやりやすいです。
ないならバイクをひっくり返してやってみてください。
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