今こそ伝えたいDOSNOVENTAあれこれ
待望の再入荷が目前に差し迫っているスペイン産まれのフレームブランドである"DOSNOVENTA"僕自身も愛してやまないDOSNOVENTAが再入荷するという事で、これから1人でも多くの方にフレームの良さ、DOSNOVENTAのブランドとしての格好良さを知ってもらえると考えていたら、いてもたってもいられずスペイン料理を食べに行ってしまいました。
Qué rico!!
最初に言わせてください。今日のブログは溢れ出すDOSNOVENTAヘの愛からか、とても長いです。笑
是非飽きずに読み進めてください!
っとDOSNOVENTAの母国でもあるスペインに想いを馳せるこの頃。
皆さんにお伝えたいしたいのは、DOSNOVENTAのフレームの特徴だけでなく、どんなブランドなのかという事。
まずはブランドについて軽くご紹介させてください。
DOSNOVENTAは2012年、スペイン・バルセロナにて誕生したヨーロッパを代表するフレームメーカーです。
ストリートに特化して設計されたフレームは、街乗りでもよりよく乗れるようにBBの位置が高く設定されていたり、トレイル値を小さく設定するなど、他ブランドにはないDOSNOVENTA独自の拘りをもってフレームを作り出しています。
クリエイティブなクルーは、ミュージシャン、フィルマー、カメラマン等から構成されている、まさにデザイナーズブランドと言えるブランド。
ここで個人的に好きなDOSNOVENTAクルー達が作り上げる、世界観抜群な動画を数本ご用意致しました。
まずは、目で見て彼らの世界観に酔いしれてください。
「DSNV RUNS NYC」
「DSNV RUNS DUBAI」
「DSNV RUNS JAPAN
Dosnoventa® [AMALGAM] ™
個人的にお気に入りな動画を4本掲載させて頂きましたが、皆さん見て頂けましたか?
DOSNOVENTAクルーのライディングシーンはどこを切り取ってもかっこいい。
世の中的にも、ブランド独自で各国を旅しその先々で動画を撮る事は中な珍しく、「ピストバイク×旅」という憧れの地でピストバイクで駆け巡る世界観に心を打たれる人もきっと多いはず。
僕自身もいつかは動画で撮影されている各地へDOSNOVENTAのフレームで走る事が夢だったりもします。
勿論、その動画の舞台として日本が2回も選ばれている事はとても光栄な事ですし、だからこそDOSNOVENTAというブランドが更に好きになれた理由です。
そもそも、BROTURESとDOSNOVENTAはどのようにして出会ったのか。
これに関しては、僕が入社する前の話になるので、以前書かれていたブログから抜粋して紹介させてください。
↓以下抜粋記事↓
「BROTURESと彼らの初めての出会いは、たまたま日本に旅行で訪れたドスノベンタのうちの一人から、たまたま当方がドイツの大学に留学時の友達つてで連絡をもらい、日本に滞在中家に泊め、夜な夜な遊んでいた2011年だったか、2012年だったか。
DSNV RUNS NYCを敢行すえる前の当時は彼らの知名度はなく、単なるスペインのよくある小さい自転車ブランドにすぎなかった。
しかし、お互いの魅力と可能性に引き合わされ、BROTURESは世界で唯一の独占輸入代理店として今に至っている。
あの数年前のなんでもないあほな外人とのあほなナイトライフがこう現在につながってきているというのだから、人生面白いものである」
つまり、DOSNOVENTAとの出会いはアホなナイトライフがあったからこそなんです!笑
今となっては、この出会い本当か?と思う方もいると思いますが、一昨年DOSNOVENTAクルーと一夜を過ごす事もあり、お酒を飲んだ後の陽気さからこの話は本当の話だと言えます。笑
そんな出会い方をした特別なブランドのDOSNOVENTAはフレームの乗り味や特徴に関しては言わずもながハイスペックで、BROTURESスタッフの中でも人気は◎
レース用のフレームとして乗っていたり、通勤用で愛用していたりと様々な場面で最高のパフォーマンスを発揮してくれ、スタッフやお客様のピストライフを豊かなものにしてくれています。
ここからはフレームについてお話をしていきましょう。
DOSNOVENTAというブランド名が290という数字を意味する事をご存知な方は既に多いはず。
スペイン語で「DOS=2」「NOVENTA=90」という数字をあらわしているそうな。
恐らく初めて覚えたスペイン語がDOSNOVENTAという方もいるはず。僕はそうでした。笑
そしてこの290という数字には、彼らがフレームに込めている強い想いが隠れている。
この数字は、DOSNOVENTAが作り出すフレームの"BBハイト"と呼ばれる場所に関係しており、CRITレースと呼ばれる市街地をノーブレーキ&固定ギアで走りまくる、クレイジーなレースでも圧倒的なパフォーマンを発揮できるように作成されています。
このクレイジーなレースは日本でもsfiDARE CRITという名称で開催されており、過去にはGORIや大阪店スタッフの水原、横浜店スタッフの石田がDOSNOVENTAフレームを実際に跨り出場しております。
ではなぜ、このようなレースにDOSNOVENTAフレームが最適なのか。
その理由が290というあえて高く設計されたBBハイトと41というBBドロップに繋がります。
進んでいる限りペダルが回り続ける構造の固定ギア。ノーブレーキで乗る際にはコーナーワークのペダルの位置がめちゃくちゃ重要であり、レースシーンにおいては圧倒的な加速力がフレーム選びで重要な点。
DOSNOVENTAのフレームに関しては、BBハイトをあえて高く設け、BBドロップを低くする事で、コーナーワークの際にペダルと地面が当たってしまう確率を下げると同時に、BBドロップの高さから重心が高くなり、加速への立ち上がりもスムーズとなります。
それに伴いコーナー前での過度な減速を防ぎ、スピードに乗ったまま曲がり切る事を可能とし、ストップ&ゴーの多い場所や加速したいタイミングでの漕ぎ出しがとてもスムーズな車体となっています。
コーナーワークの多いレースシーンやストップ&ゴーの多い通勤スタイルには、DOSNOVENTAのフレームが加速性や無駄な減速を防ぐ事もできる優れたフレームと言えるでしょう。
そして、この度再入荷予定であるアルミフレームはデザインが良いという理由だけで選ばれている訳では御座いません。
美しいフォルムと配色が施されているアルミフレームには、COLUMBUS社製のパイプが使用されている事も、DOSNOVENTAのフレームにファンが多い理由なはず。
ハトのマークでお馴染みのコロンバス社は、1919年にイタリアで創業した老舗鋼管メーカー。1931年にシームレスパイプの生産に成功し、その後バイクやクルマ、航空機の世界でも大きく活躍。
モトグッチや初期フェラーリのフレームにもコロンバスのパイプが使われているなど、自転車フレーム意外にも多くの場所で活躍しているパイプブランドです。
そんなコロンバス社が自転車部門として独立したのは1977年。
エアーやSLXといった名パイプを世に放ち、スチールが一時終焉を迎えつつあった時代には、アルミパイプで世界を席巻したそうな。
いまでは定番のSLをはじめ、ニオビウムを使ったスピリットや楕円パイプのマックスなどのスチールパイプをリリースし、ハイエンドユーザーから高い評価を得るなど、自転車業界において信頼&期待度抜群のパイプブランドとなっています。
また、最新のカーボンパイプからステンレスパイプ、さらにはフォークまで多数展開しているコロンバス。走る素材をつねに追い求め、フレーム素材メーカーの先駆的存在として君臨し続けているのもまた事実。
COLUMBUSのパイプといえば、CINELLIのフレームのイメージが強いですが、実はDOSNOVENTAのフレームにも使用されていたわけです。
LOS ANGELESやDETROITに使用されているアルミパイプは COLUMBUS AIRPLANE TUBING . 7005-T6 TRIPLE BUTTED ALLOY
軽量かつ剛性に優れたこちらのアルミフレームだからこそ、軽量性に特化したトリプルバテッドと呼ばれるパイプを使用する事ができます。
通常パイプを薄くする事で軽量性を得られはしますが、その分耐久性を損なってしまいます。ですが、COLUMBUSのパイプのように圧倒的な耐久性を持つパイプでは耐久面は落ちません。
なので、耐久性を維持しながらフレームを軽量化し圧倒的な加速力をライダーに感じさせてくれる優れたフレームと言えます。
BROTURES HARAJUKU
GORI