世界シェアNo,1の実力。

新宿御苑に花見に行ってきました。
満開の桜が圧巻でしたが、コロナの影響もあってか閉園時間が16:30という極タイトなスケジュール。
「皇室のお庭だし、ちょっとぐらい長居しても寛大な御心で見逃してくれるだろう。」と甘く見積もっていましたが

どうも、普通に追い出されました。ミヤです。

さて本日は。


【USED】SHIMANO DURA-ACE FC-7710 (オクタリンク/BB-7710)

¥42,000(税込¥46,200)


かなりコアめなクランクパーツがUSEDで入荷しています。


その高い技術と、圧倒的な精度の高さ・強度をもってNJSの認定も受けているまさしく殿堂入りの一品。

鍛造中空アルミ製。BBを含めた重量が、同じくNJS認定のSugino75と比較しより軽量な事もポイントとなる


SHIMANO DURA-ACE TRACK “FC-7710”です。



このSHIMANOや、同じく国産ではSUGINO、海外モノだとCampagnoloなど...
これらのメーカーの製品は特に質実剛健なアイテムが多いことから、
多少なりとも使用した後の方が、より表情が豊かだったります。
実際に使われたパストを経たことで、物質としてよりリアルな雰囲気を帯び存在感が増す印象です。


今日はこちらの紹介がてら、この「SHIMANO」というメーカーについても改めておさらいしたいと思います。




自転車屋に行ったら100%見かけるこのSHIMANOロゴ。
その実、本格的な自転車乗りの方以外にはほとんど馴染みのないメーカーだと思います。

しかしながら、注意深く自転車の世界に目を凝らしてみると、ママチャリやロードバイク、クロスバイクやMTBに至るまで、驚くほど多くのシーンでこのロゴと遭遇することになります。

つまるところ日本の、否、世界の自転車産業を裏で支えている「ビックボス」それがSHIMANOです。


余談ですが、こちらは大阪府堺市の本社工場。

とにかくでかいです。

さらにこの工場、敷地内に緑地が多いことや全面ガラス張りの優れた外観性などが高く評価され、
2016年には「大阪都市景観建築賞大阪府知事賞」を受賞しています。

もちろんすごいのは本社工場の規模だけではありません。

2017年時点での営業利益率は20%前後となり、株式時価総額は「三菱重工業」や「富士通」「イオン」などよりも高い1兆6200億
加えて円有利子負債額を現預金額が上回る実質無借金で、自己資本比率は驚愕の88%。
と、財務体質も「超」がつく優良企業です。


実はリールや竿などの釣り具用品も取り扱っている同社ですが、収益の柱はやはり自転車部品。

SMBC日興證券の試算によれば、スポーツ自転車向け部品でSHIMANOはなんと世界シェア85%を供給しています。
変速機付き自転車では約7割となり、競合メーカーの伊カンパニョーロ、米スラムをも大きく引き離している状況です。

フランスで開催される世界最大の自転車レース、ご存知「ツール・ド・フランス」でも
シマノの製品は圧倒的な支持を集めており、2016年大会では参加22チーム中、過半数となる17ものチームが同社の部品を採用しています。

もうここまでくるとSHIMANOの製品を見かけたら拝まずにはいられない。さすがビックボス。
しかし依然、ここまでの話題では肝心のピストバイクがらみの話しが出てきません。

と思いきや...


お分かりいただけただろうか...

画像下部に映し出された「DURA」の文字。

SHIMANO “DURA-ACE”

画像はロードパーツのことを指しているものですが、この“DURA-ACE”のラインナップの中に、確かに存在するトラック部門。

その部門に含まれるトラッククランクこそ、冒頭で紹介した


SHIMANO “DURA-ACE” Track “FC-7710”

なんです。

以下補足ですが、

シマノではこの「DURA-ACE」の他、「105」や「ULTEGRA」などコンポーネントにグレードを設けて商品展開をしています。

SHIMANO 105 BR-R7000 BRAKE SET

特に、価格に比例しない小気味の良いブレーキタッチを生み出す「105」のブレーキキャリパーは、
BROTURESのお客様でも多くの方が愛用されている信頼と実績のパーツです。

この他にも、グラベル系やMTB用コンポーネントなどにも様々グレードが設けられている中、
“DURA-ACE”というグレードは、押しも押されぬその最上位グレード。


アルミの中でも極めて強度の高いDuralumin(ジュラルミン) とDurability(デュラビリティ=耐久性)の頭文字。
さらに「世界で一番に」という願いを込めたACE (エース)に由来するネーミングを冠したこのグレードは、ライディングを無比のレベルへと高めます。

文字に起こすと複雑怪奇な性能も、踏んでみれば単純明快。

シンプルな「硬さ」。
硬さによる高い強度、硬さによる確かな剛性が優れた動力伝達性能を発揮。



細部に至るまで、文字通り研ぎ澄まされたディティールにも目が離せません。

本社のある大阪府堺市は鍛冶屋の伝統をもち、16世紀以来「包丁と鉄砲の町」として栄えてきたそう。

さながら包丁、もとい刀剣を思わせる鋭い輝きは、そのルーツを物語るかのような佇まいです。


専用となる「オクタリンクBB」は完全な独自規格。
従来のスクエアテーパーBBと新型規格のアウトボードBBで比較するとより後者寄りのスペックとなり、
ダイレクトクランクに近いパワフルな加速を味わえます。

今回は、カップアンドコーンと同じ原理で玉当たりの調整が可能な「BB-7700」と、
よりメンテナンスが容易な「BB-7710」の2種類が入荷しています。
お好みに合わせてお選びください。


以上、非常に長くなりましたが

・SHIMANOは半端ない

・DURA-ACEはマジやべえ

この2点、週明けのテストに出ますので、皆様要おさらいでお願いします。

それでは。



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