パンにグリスをのっけても食べれそう。


こんにちは。 ”検索:BROTURES ケミカル メカニック” で調べてもらえれば顔写真が出てきて欲しい。763です。 (出てきません) 自転車のみならず、機械部品を組み立てたりするのに ケミカル(油脂類)は欠かすことができません。 金属と金属がこすれる部分には摩擦が生まれて抵抗になります。 摩擦で締めつけ合った上で、極って止まってはいるのですが、 ただのボルト、ナットであってもケミカルの緩衝、干渉があって 適正なトルクを発揮できて、その部品を構造体として、 ひいては自転車として成立させ、その仕組を成り立たせているわけです。 BROTURESにメカニックは多かれど、 組み上げに色んな種類のケミカルを使い分けているのは 数人しかいないと思います。むしろ自分だけかもしれません。笑 まずは絶対的エースというか主力はこちら。
ワコーズ マルチパーパス(MPG) 大阪メカニックがメインで使ってる赤いやつ。
マルチパーパスという名前の通リ、多目的なグリス。 自転車用で自転車メーカーから出ているよく見かける緑色とかよりは 少し硬いけど、しっかり伸びてしっかり乗っかるのが良さ。 ジャムみたいなキレイな色なのでいつかは食べれるんじゃないかと思ってます。
ルックスは危ない雰囲気ですが、ベアリングに挿したりするときはこーやったりします。 何より”安心、信頼のワコーズ”ってのがお気に入り。 お次、お店では日常的に自分しか使ってないはず
ワコーズ ラスペネ2種類 高機能潤滑剤です。ジャンル的にはKUREさんの556とかと近いですが 似て非なるもの、レヴェルが違いますレヴェルが。 高潤滑、水置換、噴霧もするし、濃い原液みたいなのもありつつ、 サビさせたくない、滑らかにしたい部分に使います。 ブレーキワイヤーの中とか、擦れてキーキー音してるとこなど。 あと、固着して外れなくなったパーツは、 これとガスバーナーであぶったりすれば大体は取れちゃったりします。 チェーンにつかうと、走行中に飛び散るのでやめときましょう。 3つめ
BOREDさんのオイル達 粘度によって使い分けをします。 グリスを使いたくないけどしっかり潤滑したいとき。 使用目的に応じたチェーンの潤滑とか先端がスポイトになっているので 何かと使い勝手がいいんです。ペーストではなくオイルなのでしっかり浸透するし、 自宅で作業とかするときは手が汚れなくていいかもですね。 たくさんあると、混ぜて自分の配合とかしてた楽しんだりもしてます。 まだまだあります、
デュラグリス 正式名称:シマノ スペシャルグリース です。 なかなか見かけない超ウルトラ高粘度グリス。 なんてったって
糸引きます。 手についたらネチョネチョがすごく残ります。 家では絶対に使いたくないケミカルナンバー1。 でも自転車にはこのグリスが必要な部分があるんです。 しっかり詰め込んであげるととにかく気密性が高い。 十年単位で潤滑できるんじゃないかと本気で思います。 さすがシマノさん。レペゼン堺。 結構使うのがこちら
ヘンケル社ロックタイト/赤と青 結構用途に合わせて色分けされて種類豊富なロックタイトですが、 自転車相手なら”赤”と”青”があればほぼ大丈夫。 いわゆるネジロック剤ですが、緩み止めの意味合いでよく使います。 使う場所、掛けれるトルク、目的に合わせて使い分けます。 BMXの組み付けはあるとキッチリ組めるので重宝します。 使い場所間違えるとボルトを壊したり、外れなくなるので要注意です。 あとは。。。
FINISHLINE ファイバーグリップ これは完全に自転車専用のケミカルですね。 カーボンの組み付けにはグリスはほぼ使用禁止。 代わりにこのファイバーグリップを使います。
ザラザラとした手触りは歯磨き粉のクリアクリーンを思い浮かべてもらえばいいですかね。 カーボンパーツを締め付けたときのトルクを均等に散らせながら、 食いつきを高めてくれる、そんなケミカルです。 メーカーによっては、組み付け時、完全脱脂が指定のパーツとかもあるので そういうときには使わないのが吉です。 あとは3つ、おつきあい下さい。
パークツール 焼付き防止剤(ASC-1) ケースを入れ替えてますが、中身は一緒です。 高いトルクを掛ける場所には必ず”焼き付く”リスクが付いてきます。 グリスで大体なんとかなりますが、長いことノーメンテとかだと グリスが流れて固着してなんてことに、、、ならないのがこのケミカル。 煮詰めたハチミツのようなベットリとした粘度は、ちょっとやそっとじゃ流れません。 ハブナットとか、絶対にかじられたくない場所に使うといいですね。 んでもって、
洗浄剤:ヴィプロスのソルベ 本当にどんな汚れも分解しまくります。 自転車に吹きかけたついでに、こぼれで飛び散った先の床までも洗浄します。 お店では水洗車できないので、拭き上げて使いますが、 高圧洗浄とかできたら、本当になんでもピカピカにできる気がします。 お店のトイレ掃除にも使ってます。本当にオススメ。 最後になりますが、
何でもパーツクリーナー これがあれば、とりあえずななにかと掃除できます。 フレームのちょっとした汚れ、チェーン掃除、シールはがし。 ゴキブリの退治、ライターと合わせれば飛んでる虫にも有効。 基本は油脂を分解洗浄するための油脂なので、油汚れが専門ですね。 水汚れはソルベ、油汚れはパーツクリーナという感じです。
ズラズラと書いてきましたが、何か伝わることがあったでしょうか。笑 「ただ締めこむだけのボルトなんかない」 と、前職場のボスに言われたことをキッカケに コレだけ(これ以上)のケミカルに囲まれてないと作業に支障が出ます。 全ては自転車の性能を最大限引き出すために。 そんなところでしょうか。 あ、そうそう、明日3月24日土曜日は昼:ワークショップ、夜:ライドの日です! お気軽にふるってご参加くださいね!詳細はこちらのブログでご確認を! 763(narumi)
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