吉祥寺”STAFF BIKE CHECK”NO.3
連日に渡りご紹介させて頂いている吉祥寺店スタッフのピストバイク。 本日は僕、店長風間のスタッフバイクチェック。
NJS SAMSON(原田製作所)CUSTOM BIKEフレームは福岡は原田製作所にて制作された競輪フレーム”SAMSON”
現在ではNJSからは除名されてしまっていますが『人間エンジンのパワーを極限まで引き出す』という理念を掲げ、数多くの競輪選手に愛されてきたメーカーです。 ※NJS認可フレームが気になった方は【コチラ】をチェックしてみて下さい。
”REYNOLDS 853”というチューブを使っているのも特徴的で、製造元からすると853のことをクロモリと呼んで欲しくないみたいです。 熱処理を加えたあと、空気によって冷却(空気焼入れ)することによって素材それ自体および溶接部分が自硬性により強度を増す鉄合金…らしいです。
クロモリフレームであってクロモリフレームではない、より強度と軽量性に優れたフレーム。 乗ってる感じもクロモリとは思えない硬さに特有のしなりもしっかりあって最近はもっぱらコイツばっかりです。
ちょっと脱線しましたね。
ホイールは前後ともに手組ホイール。
NJSフレームあるあるですがフレームのリアエンド幅が110mmなもんで、ハブには”SHIMANO DURA-ACE HB-7600”を抜擢。 リムは吉祥寺の倉庫に眠っていた”KINLIN XR-240”を。 台湾製でそこまで質の良いアルミリムではありませんがそもそも丁寧な乗り方する方ではないので気にせず使えるって点で気に入っています。
動力部のクランクセットには”SUGINO75”を。 チェーンリングはSUGINO AERO AERO MIGHTY NJSを。 ギア比は48T×17Tの2.82です。平均より軽いかな。
ハンドル周りは”SimWorks by NITTO”でまとめています。
SimWorks by NITTO ハンドル/Co-Misirlou Bar ステム/Gettin' Hungry Stem トマト(26.0mm / 75°)
細めのグリップが特徴的なハンドルでクランプ径が26.0mmってところも気に入ってるポイント。 主に通勤時に使うことが多いのですり抜けしやすいハンドル幅っていうところも大事。
パッと見はなんてことないピストバイクですが、乗っていく内に本当に必要なポイントだけが残った個人的にお気に入りの1台です。
今回ご紹介したSAMSONですが、BROTURES吉祥寺ではその他のNJSフレームも取り揃えています。
NJSフレームは中古のものが必然的に多め。 設計や規格なども乗っていた選手のオーダーによって様々です。 現行で販売されているピストバイクに比べたらいちいち規格も細かいし、物によっては取り付けられないなんて事も良くある事です。
それでもNJSフレームに乗りたい!!って方は是非ご相談下さい。 手のかかる子ほど可愛く思えると思いますよ。
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