ルネメカブログVO.1

皆さんこんにちは、ルネです。

本題に入る前に、最近のルネのチャリ散歩事情をお教えします😙

最近私が休日に自転車で遊びに行く場所として多いいのが『東京の下町 墨田区エリア』。

墨田区のお隣にある台東区には、浅草寺の雷門もあり都内でも有名な観光スポットですよね。
浅草寺は原宿のグループライドで訪れた事もあり、行った事がある方も多いと思います。お隣の隅田区にも有名な観光スポットに負けない、隠れたオススメスポットが沢山あります✨

今回その中でも、オススメするのが『生そば 大むら』という錦糸町にある墨田区でも長く地元の人にも愛されている蕎麦屋さん。

『生そば 大むら』

住所:東京都墨田区亀沢4-22-7

営業日・営業時間:月、火、水、金、土、日

         11:30 - 15:00 /17:30 - 20:00

私が数あるメニューの中で、オススメするのは夏季限定の「冷やしきつね」と呼ばれるものになります。「冷やしきつね」とは、冷たいおそばに刻んだお揚げ(きつね)に玉子、きゅうり、なると、もやし、わかめが盛り付けられていて、これからの暑い夏にぴったりの喉越し最高なルネおすすめのメニューです!他にもカレーライスなど、蕎麦屋さん独特の出汁の効いたカレーライスもオススメです✨店主のOZAさんもとても気さくな方で、ピストバイクを自分でいじったりするほどのピストバイク好きなので、お食事の際にお話してみるのも楽しい時間が過ごせそうですね!

「生そば 大村」には、チャリ乗りの夏必需品のグラフィックでも有名なESOWさんデザインの手ぬぐいも販売しているので、今夏ぜひGETしてみて下さい💨

墨田区までは、原宿周辺からでも走って、1時間くらいのちょうどいい距離になっています。スカイツリーを目印に、MAPを見ずにゲーム感覚で向かっていくのも私のおすすめな自転車休日の楽しみ方の1つです🚲

渋谷・原宿にはないのんびりとした落ち着いた雰囲気の街並みが並んでいます。隅田川沿いでゆっくりとコーヒーを飲んだり、銭湯も多いので疲れを癒したり、ルネの最近のおすすめの休日の過ごし方でした👩🔧🚲

長くはなってしまいましたが、ルネのチャリ散歩事情は終わりにして、そろそろ本題へ。

 

前回に引き続き、ルネメカブログのお時間です👩🔧

ルネメカブログでは、BROTURES HARAJUKUで日々組み上げているピストバイクの作業内容などがどんな風に行われているのか、どんな事の為に必要なのかを、メカニックスタッフのルネが紹介していくブログになります。

前回から始まった、『LEADER 735TR』を実際に車体の組み付けを行いながら、解説していく『ルネメカブログ〜735TR編〜』のVO.1になります。

前回VO.0『組み付け前の準備〜グリスと工具のお話〜』でした。

今回のVO.1からは本格的に車体の組み付けBLOGへと移っていきたいと思います!

早速、ルネメカブログ〜735TR編〜のvo.1のテーマを発表致します。

『フレームセットの組み立て〜フォーク・ヘッドパーツ・お話〜』

皆さんはフレームと思い浮かべて、この写真の様に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

735tr

実は、ピストバイクに限らず自転車のフレームと呼ばれるものとしては下の写真の様に、トップチューブ・ダウンチューブ・ヘッドチューブ・シートステー・チェーンステーで構成されたものになります。

よくBROTURESで販売されているフレームセットとは、フレーム、フォーク、ヘッドパーツ(・シートポスト)がセットとなっています。

今回のVO.1では、このフレームセットの状態をゴールにLEADER 735TRを組み付けていこうと思います!

まずは、フレームセットの状態にするために構成されているパーツのご紹介です。

・フレーム

・フォーク

・ヘッドパーツ(別名 ヘッドセット)
→フレームのヘッドチューブ部分に取り付けられ、フロントフォークとフレームを接続する部品になります。

大きく分けてこの3つのパーツで構成されています。これらで組み付けを早速始めていきましょう!

1、クリーンアップ

まず、これらのパーツを組み立てていく前に、それぞれのパーツの余分な油や汚れを拭き取ります。
※この過程を怠り、グリスを拭かずに新しいグリスを塗ってしまう事によって、異なる種類のグリスが混ざったまま組み付けを進めてしまうと、性能が低下する恐れもあります。

この様な、クリーンアップと呼ばれる過程に関して、注意することはむやみに石鹸や水でシャバシャバと洗わないこと。
組み付けを行なっていく中で、ヘッドパーツのベアリングの内部はグリスアップされている為、本来必要とするベアリングまでグリスを落とさない事にも注意が必要です。

余分にグリスを落としすぎない為に、パーツクリーナーを布に拭きかけてクリーンアップする事が一般的です。

パーツクリーナーは、車やバイク用も含めると色々な種類のものがありますが、自転車にはタイヤを含めて色々な所でゴムが使われていますので、『ゴム・プラスチックにも使用可』と明記されているものをおすすめします。

パーツクリーナーを使ってクリーンアップする事で、余分な油やグリスを落としてくれるので、新しくグリスを塗った時にグリスの役割を果たす事が出来ます。


2、グリスアップ

グリスアップとは、各パーツ同士が触れる部分にグリスを塗る工程になります。

前回のVO.0でも解説したのですが、

グリスは「固着防止効果」と「潤滑効果」の大きい役割をになっています。パーツ一つ一つの固着を防ぎ、更にベアリング部分にグリスを塗ってあげる事で水、砂、泥の侵入を防ぎ、動きが滑らかにし、抵抗や異音を減らしてくれます。

その為、車体を組み付けるにあたってグリスアップという作業は必要不可欠なものになっています。

少なすぎるとゴリ感やパーツの消耗に繋がります。薄すぎず、厚すぎず、絶妙な加減でグリスを塗るのが大切なんです。何事も加減が大切です。

 

3、プレッシャープラグ圧入

ヘッドパーツの中にはプレッシャープラグ(金属製のフォークの場合には、スターファングルナット)というパーツが存在します。

これらは、フォークコラムの内側に圧入されているパーツです。トップキャップのボルトと連結し、フォークを引き上げることで、ヘッドチューブとフォークを圧着させてフォークとフレームを固定させる役割がある必須パーツです。

このパーツは2種類に分かれています。

・プレッシャープラグ
⇨カーボンコラムの場合、トップキャップの取り付けを行うために、プレッシャープラグを用います。次の、スターファングルナットは、カーボンコラムにはダメージを与えるため利用できません。

・スターファングルナット
⇨アルミコラムやクロモリでできているコラムの場合、固定力に優れ軽量なスターファングルナットを用いてトップキャップを取り付けます。※取り付けには専用工具が必要です。

今回は、カーボンフォークの組み付けを行なっている為、プレッシャープラグを取り付けます。この時、プレッシャープラグにもグリスアップを行うのですが、『カーボンファイバーグリス』という特殊なカーボン用グリスを使用します。

カーボンファイバーグリスとは、透明なグリス状のペーストにざらざらした物質が混じっており、摩擦係数を上げて固定力を高めるものです。
これによってより少ないトルクで締め付けをすることが可能で、カーボンパーツへの負担を軽減するものです。


4、フォーク・ヘッドパーツの取り付け

全てクリーンアップ、グリスアップしたパーツを取り付けフレームセットの形に組み立てます。

組み付けの中で、ヘッドパーツは自転車の中でも精度の求められる部品のひとつになります。フロントホイールからの衝撃を受けながらもハンドリングを左右する滑らかさが必要で汗や雨等が侵入しやすい場所に接するパーツになっています。

そして、ヘッドパーツには沢山の種類の規格が存在します。今回のLEADER 735TRでは、

『IS42 / 28.6 | IS52 / 40』

という規格のヘッドパーツの物が使われています。

このIS(インテグラル)と呼ばれるヘッドセットの規格はベアリングの圧入が必要ないので、取り付け・交換が他のヘッドパーツの規格のものに比べて簡単です。

今回使うLEADER 735TRのヘッドパーツは、二つの区分に分けると分かりやすく、実際に取り付ける場合、

①トップキャップ→ダストカバー→コンプレッションリング→上ベアリング

②下ベアリング→クラウンレース(フォーク部分に圧入済みの為省略)

に分かれます。実際に取り付けてみると、①の4パーツ(下記写真の銀バット上部)がヘットチューブ上部に取り付け、②のパーツ(下記写真の銀バット下部)下部に取り付けられます。

この時、ベアリングの順番、向きを間違えずに取り付る事を心がけましょう。

ヘッドパーツの取り付けが完了した後、コラムスペーサーと呼ばれるものを取り付けます。これらは、ヘッドパーツやステムによってスペーサーの数が変化します。

今回は合計で25mmのスペーサー(10mm×1枚、5mm×3)を使用します。

スペーサーの次にステムを取り付け(ステムのセンターは、ハンドル取り付け時に調整します。)、3の過程で取り付けを行なったプレッシャープラグを締め付けます。

必ず、プレッシャープラグを締め付けてから、トップキャップを取り付けましょう。

※この時、トップキャップを締め付けすぎるとハンドリングが渋くなる事があります。トップキャップを閉めた後は、ステム部分を握り動きがスムーズか確認し、ダストキャップが回らないか確認しましょう。(ダストキャップが回る場合、ハンドルのガタがある場合がほとんどです。)

今回は、ここまでです!

今回の組み付けでは、比較的細かな調整は少なかったものの、ヘッドパーツの取り付けや調整に関してはどうしても細かな調整が必要になってきます。これらの細かな調整の中で、少しでもおかしいなと思った場合はそのまま作業を進めず、作業を一歩手前に戻して改めて調整してみるという事が大切になってきます。

また、組み付ける上でのパーツやケミカル(グリスやパーツクリーナー)の互換性に関してもお気軽にご相談ください!

コツコツとBLOGを発信していく流れにはなりますが、このBLOGのシリーズが終わる頃には一人でも多くのお客様がこのBLOGを見て自分で組み付けを行なったというお声を聞けるのを楽しみにしています✨

それではまた来月お会いしましょう!

ルネ👩🔧

 


 

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