理想のホイールは手で組める。
みなさまご無沙汰しております。風村です。
長らく横浜店での勤務をしておりましたが、紆余曲折あり現在原宿店におります。
しばらくは原宿店にいると思いますんで、遊びに来てやって下さい。
みなさん、ホイールカスタムしてますか?
本日は車体カスタムの要、ホイールカスタム、その中でもBROTURESの得意とする"手組みホイール"についてみなさんに深く知ってもらおうと思います。
まず、手組みホイールとは?
お客様の理想をもとに、リム、ハブ、スポーク、ニップルを1つ1つ選び、1本のホイールをメカニックの手で組み立てて作る。選び方次第で、軽く、強く、しなやかに、乗り味をガラッと変える事ができる完全オーダー制のホイールの事です。
では
何故BROTURESでは手組みホイールをこんなに推しているのか
シンプルな設計であるピストバイクのカスタムにおいて、ホイールの性質は乗り手に大きく影響を与える事ができます。その中で手組みホイールを組む際の自由度はパーツ1つをとっても非常に大きく、乗り手に合わせてホイールの性格を作る事ができるのです。
ではまずは、LEADER 735TR完成車に付属しているホイールを見てみましょう。

こちらは完組ホイールと呼ばれている、国外の工場にてあらかじめ組み付けられて日本に届くホイールです。
リムハイトは42mm、シールドベアリングのハブが装備されており、フロントはラジアル組32H、リアはJIS3クロス32Hと、よく言えばクセはなく、悪く言えば突出した物がない、そんなホイールです。
じゃあ手組みは何が違うんだ、何が変えられるんだ。
パーツ点数の少ないホイールで、何でそんなに自由にできるのか
パーツごとがホイール全体に与える影響を見てみましょう。
・ハブ

ざっとこの写真の中で7種類くらいあるかな?
全部しっかりと色が違うんです。

ざっくりとこんな感じで分岐してくイメージ。ここからホイール全体の剛性重視か、マイルドにしたい、軽量にしたいなどで選ぶハブが変わってきます。
特に使ってもらう環境でオススメするハブが変わる事が多いかな?
個人的にはマイルドなホイールが好きなので、ローフランジにしてスポークを長く取りたい。
回転重視 →DURA-ACE TRACK HUB HB-7710
頑丈さ重視→PHILWOOD LOW FLANGE TRACK HUB
この2種類が特に好きで、オススメしちゃいます。
・リム

ぶっちゃけ見た目で選んじゃってる方も多いと思います。
勿論それも大事ですし、それも選ぶ指標になります。が、本来持っている特徴を知って乗れたらもっと楽しくなると思いませんか?
初速を上げたければ軽いリムを。外周が軽いほど漕ぎ出しが軽く、加速がしやすくなります。
ホイールに弾性が欲しければ薄いリム、兎に角剛性が欲しければディープリム
太いタイヤを嵌めたければワイドリム
など、数多のリムからお客様のご要望に合わせた1本を導き出します。
リムもハイトを薄くしてスポークを長く取れるとよりマイルドな乗り味に。
僕なら上のハブどちらかに
・H PLUS SON TB-14
・VELOCITY A23
これくらい薄いリムにしちゃうのが僕の好み。735TRとかで組んでやると玄人感出せるのでオススメですよ。笑
・スポーク

写真上から1,3番目:エアロスポーク、2,4番目:バテッドスポーク
スポークなんてただの線でしょ。そう思う方も少なくないと思います。
ところがこの線こそホイールそのものを支えていて、尚且つ出来上がったホイールの特性をさらに引き出す大事なパーツなんです。
プレーンスポーク
剛性◎、強度◎、重量△
バテッドスポーク
剛性△~○、強度△〜○、重量○〜◎
エアロスポーク
剛性○、強度○、重量◎+エアロ効果
ざっくり特徴としてはこんな感じ。ここからさらにメーカーやモデル次第でさらに尖ったスペックに仕上げることもできます。
さらに、手組みホイールならスポークのテンション(張り具合)も適正範囲内で調整できるので、ハブとリムは絶対これがいいと決まった上で"こんなホイールに仕上げたい。"みたいな最終的な調整もここでできます。
・ニップル
ニップルにはアルミ製のものと真鍮製のものの2種類があります。
軽量に組み上げたければアルミ
強度が欲しければ真鍮
こんな選び方になります。ちなみにアルミだとカラーも豊富なので、アクセントにカラーを入れちゃいたいからアルミでなんて選び方も有りでございます。
・スポークの編み方
大きく分けてラジアル組、タンジェント組(クロス組)の二種類に分けられます。
ラジアル組はスポークが短い故に軽量化に優れ、ハブに対して垂直にスポークが伸びるので縦剛性に優れます。基本的にはフロントのみに使用するので、ハンドリングがよりクイックになりますが、振動をもろに拾う特性があります。
タンジェント組はホール数に応じて組み方を変えることがほとんどですが、同じホール数の場合の比較をしてみましょう。
2クロス,3クロス,4クロスとクロスする数が増えるほど捻れに強くなり、少ないほど縦の剛性が高くなります。また、クロス数が増えるほどスポークが長くなるので弾性も増してきます。32Hの場合は基本的にバランスの良い3クロスで組み付ける事が多いですが、拘りも持っている方はお気軽に相談してみて下さい。
僕も出させてもらっているYouTubeもございますので、お時間ございましたら是非ご覧になってみて下さい。ホイール組を1から見る事ってあんまりないと思うので面白いと思いますよっ。
ちなみに僕のイチオシのホイールはこの動画内でも組んでいるこのホイール。
HED. Belgium R x DURA-ACE HB-7710

リムの剛性とスモールフランジのハブとバテッドスポークによるしなやかさ、バランスが良くてマジでオススメです。街での普段使い〜グラベルでもいけちゃう我儘な仕様です。
こんな風にホイールはパーツひとつひとつきちんと役割と特性がしっかりとあります。
でもここまで読んだところで結局何を選べば良いのかさっぱり。そう思っちゃった方。安心して下さい、何を選べば良いかわからない時こそ僕らにご相談ください。
店頭はもちろんのこと、原宿店公式LINEやメール、インスタDMでも大丈夫です。下記フォームをコピペで使って送ってもらえたらご案内いたします。
手組みホイール相談フォーム
・使用用途(通勤使用メイン、レース使用、日常使いなどなんでもOK)
・概ねご予算(相談だけの場合はそのままで大丈夫です)
・現在乗っている車体
・その他拘りがあれば何でもどうぞ
手組みホイールはパーツを選ぶ事が目的ではなく、みなさまが思う理想を組み立ててカタチにする事がゴールです。理想のホイールを一緒に組み立てましょう。
もっと深掘りした内容も書いてみたい思っているので、もし今回の内容が興味深かったら店頭で一声いただけたら励みになります。。
kazamura
BROTURES HARAJUKU
Kazamura
