知らずにピストは語れない JAPAN PRIDE "DURA-ACE"
今まで数々のトラックハブを使用してきました。
GRANCOMPEに始まり、GREDDY、PAUL、PHILWOOD、CAMPAGNOLO。。。
カスタムビルドホイールの際、探しても意外と選択肢が狭いトラックハブ。
しかしながら、「灯台下暗し」とはこの事。
我らが JAPANブランドはやはり世界に誇れるクオリティでした。
大阪は堺市に本社を構える「SHIMANO」
フィッシングパーツ、バイシクルパーツをメインに展開し、
バイシクルパーツでは名だたるブランドを抑えて世界最大の企業。
バイシクルコンポーネントは
イタリアのCAMPAGNOLO(カンパニョーロ)と人気を二分し
「性能のシマノ」「デザインのカンパニョーロ」などと言われたり。
その二つ名の通り、デザインは海外ブランドに少し見劣りする気がするものの
高性能、手頃な価格、汎用性、安定した供給において他ブランドを圧倒しています。
シマノコンポーネントのハイエンドは「DURA-ACE」(デュラエース)
競輪で使用できるパーツ規格「NJS」パーツ群は
「DURA-ACE TRACK」と位置づけられていますが、
実際の競輪競技でクランク、ハブはDURA-ACEを愛用している選手が大半との話。
今回はその「DURA-ACE TRACK」リアハブを使用して
ブラックとシルバー、2色のリアホイールを組み上げました。
使用したリムは
H PLUS SON ARCHTYPE
車体を選ばない程よいリム高と、軽量さ、主張しすぎないデザインで
手組みホイールの際、非常に人気のリムです。
NJS規格のハブはスポークホール(穴)の数36個「36H」ですが
競輪選手ほどの速度、力に耐える強度がある36Hはオーバースペックと考えて
NJS規格は外れますが「32H」を選択。
スポークの本数が減るので、わずかではありますが軽く仕上がります。
今回使用したハブはコグが片方のみの「片切り」
この片切りのハブは左右でスポークの長さが異なり、スポークに掛かるテンションも異なります。
テンション差を縮めるために組み方を左右で変えています。
写真では少しわかりづらいですね。
ロードでは左右で異なる組み 方は一般的ですが、
ピストではあまり着目されない部分なので取り入れてみました。
固定という仕組み、スキッドという本来のホイール用途では想定されていない
力の掛かり方をするリアホイールなので、強度を高める意味でも新しい試みだと思います。
テストの意味も含め、左右同組み、左右異組みを自分自身で使用しましたが
ホイールの振れ具合や、立ち漕ぎで車体を振ったときに違いを感じました。
競技場で使用したわけではないので使用誤差はあると思いますが。
DURA-ACEのベアリングにも自転車のハブとしての
利点が詰まっていますが、長くなるのでまたの機会にお伝えします。
気になる方は、店頭でお話できればと思います。
このホイールの加速感はまたひつピストバイクを楽しませてくれます。
カーボンディープリム、カーボンバトンホイールもいいですが
しっかりとこだわって組み上げたスポークホイールも1本持っておくと
愛車のポテンシャルをさらに引き出せるかもしれませんね。
ARCHETYPE x DURA-ACE TRACK Hnadbuild Wheel Black ¥26,700(+TAX)
ARCHETYPE x DURA-ACE TRACK Hnadbuild Wheel sliver ¥25,870(+TAX)
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