自転車にはロマンがある。

ギズモード読んでたら面白い記事見つけたので紹介します。 ほとんどの人が意識していないと思いますが、全てのハイエンドな自転車というのはなにかにつけて、自転車レースの運営組織である国際自転車競技連合(UCI)が定めたルールに基づいて、デザインが形作られているものです。 ピストやロードバイクのデザインはクロモリ、アルミ、カーボンといった材質の違いで、多少の個性はあるものの基本的に前後同じ大きさのホイールを履き、三角形が2つくっついたようなフレームの形状をしている事は共通したデザインです。 それはUCIが安全にレースを進めるためデザインに厳しい制限が定められいるからで、自転車レースはマシンが行うのではなく人間が行うものだということです。自転車の設計では、物理学の法則を変えるようなチャレンジよりも、様々な制約を守るほうが優先されるということでもあるのです。 1,2枚目の写真は専門技師のRichard Eggerさんがそんなルールに縛らることなくデザインしたfUCIと呼ばれるコンセプトマシン。33.3インチ(約85cm)の巨大なホイールには小型の電気モーターも付いています(笑)。エアロダイナミクスに基づいて作られたフェアリング、モーターバイク式の風よけ、新型のフレーム形状、後部には荷物を入れる場所まで。。 もちろんUCIに支配されたレースシーンで見ることは出来ませんが、常識破りなマシンには心踊る物があります。 かつてはGraeme ObreeやChris Boardman、Francesco Moserなど個性的なマシンでレースシーンを席巻した選手たちがいました。良くも悪くも彼らの圧倒的な記録によって、UCIルールが変更になっと伝えられています。自転車レースはマシンが行うのではなく人間が行うものという公平が生まれた一方で革新的なデザインは残念ながら少なくなってしまったんじゃないでしょうか。 いつの時代も最先端をいくものにはロマンが詰まってる。自転車っていいなって、電車に乗りながら思いました。笑 JUNKI
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