自分でやってみよう!メンテナンス講座
いくらピストバイクといえど全くメンテナンスをせずにいたら故障の原因になりかねません。
しかし、日常的に自分で行えるメンテナンスが多いのもピストの利点。
これから何回かに分けて自宅でもできる簡単なメンテナンスをご紹介していきたいと思います。
第一回目は誰もが最初に躓くであろう「チューブ交換」。
パンクは自転車に乗っていて最も身近な故障の一つですね。
こればっかりはどんなに気をつけて、愛情を注いでいても運が悪いと起きてしまうもの。
スキッドをする人はリアタイヤの磨耗も非常に早いでしょう。
お店にもよりますが、チューブ交換を依頼すると工賃で¥1,000~¥3,000(+チューブ代)ほどかかるのが相場でしょうか。
自分でできるようになればチューブ代の¥900程度で済みます!浮いたお金で美味しいもの食べられますね!
それじゃレッツラゴー!
・ステップ1
まずはホイールを外しましょう。
フロントはハブナットを緩めるだけで取れるので今回はリアを実際に外します。
この時ブレーキのなんか勾玉みたいなヤツを上向きにするとアームが開いてタイヤがスッと取れます。
そしたらチェーンをフレームのバックステーに逃がします。
あとはホイールを引き抜くだけですな。
・ステップ2
タイヤを外します。
ここからが本番。
タイヤを少しめくってタイヤレバーをかませます。
しっかりタイヤのビードにレバーがかかっているのを確認したら、押し倒してください。
これだけじゃ外すのは難しいのでもう一本使います。同じようにビードに引っ掛けてレバーを倒します。
二本目の方が固くて引っ掛けずらいのですが根気よく頑張ってください。ここで諦めたら試合終了ですよ。
二本レバーを倒せたのなら恐らくあとは簡単にタイヤを手で外せるでしょう。取れない人はレバー同士の間隔を少し広げてみてください。
・ステップ3
タイヤを着けてみましょう
まず新しいチューブにポンプで1プッシュほどエアーを充填しときましょう。
そしたら裸になったホイールにタイヤの片側のビードだけはめます。
そこにすかさずチューブをサッと入れます。急ぐ必要は全くないのでゆっくりやってください。
まだタイヤははめませんよ。チューブをタイヤの内側に押し込んでください。
ここでようやくタイヤをはめ込みます。最初に空気を少し入れたのはこの時タイヤにチューブが噛まないようにするためです。
タイヤをはめる時は手のひらでグイグイタイヤを押し込みます。最後のところが固くて難しいと思いますが焦らずに少しずつ押し込んでください。
どうしても無理だ!って悪魔的にビードが硬いタイヤが稀にあります。そんな時はタイヤレバーを外す時と逆の要領でテコの原理を使ってはめちゃってもいいです。
・ステップ4
チューブの"噛み"がないかチェックしましょう。
まだ空気を入れちゃいけません。バルブを上下に出し入れして動くことを確認してください。
またタイヤをめくってみてチューブがタイヤの外側にはみ出してないかも確認してください。
チューブが噛んだ状態で空気を入れちゃうといきなりパンクします。軽いテロみたいな音がするので注意してください。
全てチェックしてオールグリーンとなったならばエアーを充填しましょう。
・ステップ5
ホイールの取り付け。
タイヤとチューブの交換が済んでも安心するのはまだ早いです。
ピストバイクの最後の難関、隠れボス。ホイールの取り付け。
そのまま取り付けてもチェーンがダルダルで走れたもんじゃありません。
そこでホイールとシートチューブの間に手を挟んだりして後ろに引っ張ちゃったり。
チェーンテンションは指の半分の厚みくらい動くくらいまで張ります。
さらに!フレームに対してホイールがセンターに来るように取り付けなきゃいけないんです。
ちょっと難しいですかね。何回もやってるうちにコツがつかめてくると思います。
お疲れ様でした!
これでタイヤ、チューブ交換は完了です!
これくらい余裕?ククク、奴は四天王の中で最弱…。
入門編ということですがどうしても難しいようであればお気軽にお尋ねくださいね。
いつでもレクチャーいたします!
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