渋いな、このNJSフレーム。

【NJS】
それは”日本自転車振興会”のこと。
自転車文化史上、最高瞬間視乗率を叩き出したピストムーブメントの火付け役であり、陰の立役者。
競輪選手が己のプライドと人生を賭けたワーンレースに投入する機材(パーツ)は当然性能面でも、安全面でも、最高の品質が求められるもの。


パーツにこのようなロゴが刻印されているのを目にした事はありませんか?

これはNJS認定されたパーツ。

【NJS認定パーツとは】

NJS(日本自転車振興会)が定めた規格に則って作られたパーツのことです。
競輪業界では不正がなく安全に競技が行えるように、フレームからパーツまで全てNJSに認定されたものを使用しなくてはなりません。

この厳しい基準をクリアしているNJSパーツは、世界的にみてもクオリティが高く格別な部品なのです。


僕らは基本的に競技で使用するわけではないので特に気にしなくてもいいですが、逆を言えばNJS認定パーツは屈強な選手たちのハードライドにも耐えれる品質を保証。
見た目が好きであれば率先して使用して損なしです。

身近なパーツで言えば「HKK Vertex チェーン」なんかがそうですね。
(パッケージ右下にマークあり)



今日はそんなNJSから、渋いフレームが入荷しましたのでご紹介します。

NJS Panasonic Box Logo Gold(CT-510)Frame Set ¥96,800-

ブラックxゴールドに珍しいボックスロゴタイプ。
サイズもCTで510なので、乗れる人が多いですね。
なんなら自分も密かに気になってます。笑

ちなみに、一般的なフレームとNJSフレームを比較した時に細かく違う点がざっくり2点あるので先にそこもお伝えします。

『ブレーキマウント』

NJSフレームには画像の通り、ブレーキを取付ける穴があいていません。
一般的に売られているフレームはブレーキが付いていないと売ることができないのに対して、NJSフレームは競技用に作られているためブレーキの穴をあける必要がないためです。

※これを公道で走行出来るようにする為には別途、台座等でブレーキをマウント可能にし取り付ける必要があります。


『溶接』

NJSフレームはパイプの繋ぎ目にラグを使うラグ溶接と言って、非常に精巧なつくりになっているフレームが多いです。


※一般フレームの中でもクオリティが高いフレームにはラグ溶接が施されているものもあります。

例を挙げるならばdosnoventaの"Barcelona"
よく見るとラグ溶接になっているので、 上記の説明の通りクオリティの高いフレームだという事が分かりますね。
さすがドスノヴェンタ。


話は戻りますが、そんなパナソニックのNJSフレームを折角なので”原宿っぽく”カスタムしてみました。


前後にはオリジナルのカーボンホイール、クランクはSUGINOでDigiritのチェーンリング。それから短めのフラットバー。

この短めのフラットバーがより原宿らしさを演出してくれているかと。
もっと攻めたい人は、このハンドルをさらに限界までカットしてもいいですね。

(ホイールは現在完売しており、ご予約を承っています。)


どうでしたか?

ピストバイクは自由な乗り物。
このフレームならこれで組まないと。なんて決まりは一切なし。
自分がカッコいいと思えば、それが世界で1番カッコいいんです。(自論)

皆さんも自分の”芯”を大事に、人に流されずカッコいい車体を仕上げてください。

果たしてこの渋フレーム、一体誰の手に渡るのか。
店頭やお問合せにてご相談お待ちしてます。

それでは。

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