ホイールの構成2
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前回のブログに引き続きまして、今日はリムについて書いていこうと思います。
ホイールを構成しているパーツの内、最も外側に使用されている丸い形状のパーツがリムになります。
素材は主にアルミもしくはカーボン。極稀に木とかチタンとかあります。
スポーク・ハブ・ニップルなどのパーツと比較した時、種類が一番多いのもリムかと思います。
故に手組みホイールを検討するときなど一番悩むところかもしれません。
リムの選択時に悩む事というのは見た目であったり、重量であったり、ブランドであったり様々です。
まず、リム選びの際に重量がホイールにもたらす効果について。 ホイールで800gの物が二つあったとして、一つはリム500g/ハブ・スポーク300gのホイール。もう一方はリム400g/ハブ・スポーク400gのホイール。 その時、完成車等についているホイールからこれらのホイールにカスタムした場合より変化を感じるのは後者になるでしょう。 理由として走行性を高める上で重要なのはホイール全体重量よりもホイール外周部の重量を軽くする事です。その外周部にあたる部分がリムです。 そうする事により、加速と漕ぎだしの軽さに変化が出ます。いい意味で。 走る事を1番に考えれば、ハブとかは多少重くてもええですよって事になります。 街で乗っている事を例として言えば、信号でのストップ&ゴーが楽になり、漕ぎ始めが軽くなります。
次に素材・仕様での変化。 最初にも書きましたが素材はアルミ・カーボンの二種と思ってもらっていいです。 完成車もそうですが、街で見るほとんどのリムはアルミでできています。アルミはカーボンと比較しても価格的に安い物が多く、高くても二万前後。 逆にカーボンは安い物から高い物までの幅が広く、安いものだと二万後半から高いものなら十万は優に超えてきます。 値段の理由はブランドであったり、製造過程であったり様々です。基本的にメーカー不明の安いカーボンは控えてもらうが吉。だいたい雑な作りに強度が無い。 そこに手を出すなら良いアルミを手に入れましょう。 アルミは基本的にリムハイトが低い物が多く、高くても40mm程度です。それ以上のものを作るなら重くなりすぎますし、軽くしようとしても強度が無くなります。 アルミリムには柔らかいリムから硬いリムまであるわけですが、基本的に柔らかいから乗り味まで柔らかくなるかというとそうでもなくて、しっかりと組めば硬いものができます。 が、スキッドのような横に対しての動きや力の働きには硬いリムの方がフレづらいことは確かです。なので僕は基本的にアルミの場合、自分が思う硬いリムを薦めてます。 カーボンの場合はアルミより高いリムハイトが多くあります。リムハイトを高めても重量は軽く、強度もアルミと比較した時強くいけるからです。 アルミと比較して、乗り味に柔らかさを感じるのがカーボン。カーボンという素材の特性として衝撃吸収性があるので下からの突き上げを緩和してくれます。 アルミよりもリムハイトが欲しい場合は自然とカーボンという選択肢に行き着く事になります。 仕様としてアルミ・カーボン関係なく、リムの使用にはクリンチャータイプとチューブラータイプがあります。最近はチューブレス対応リムもありますが今回は置いときます。 クリンチャータイプはタイヤとチューブを要する物で、チューブラータイプはタイヤとチューブが一体で、リムにタイヤを貼ります。 クリンチャータイプのリムはタイヤを引っ掛ける為、その引っ掛ける部分が必要なのと強度確保もそこに対して必要不可欠ですのでチューブラータイプのリムに比較して必然と重くなります。 とにかく軽さに重きを置いたホイールを作りたいならチューブラータイプを選択してください。
と、長々となりましたが言うてもここに書いたのは大雑把な説明。 リムは選択肢が多いけど、条件を突き詰めるとかなり絞られてきます。 そもそも良いリムの条件てのも曖昧で、僕が思うところの軽く・硬く・ジョイント(溶接)部の精度が良いリムです。それら踏まえた一番はmavic open proだと思ってます。 走る事を考えた上での個人の偏った意見ですが、せっかくホイールをカスタムするならまずは軽いリムを選択すべきだと思ってます。 重い物をわざわざ選択してまで組む必要あるかなって、、。 そして被らない事を第一に考えすぎて選ぶ物に良いと言えるものが少ないとも思います。 僕なりのリム選びの要点はいくつかあります。 アルミクリンチャータイプのリムを選択する場合は重量370~460gの範囲で。 370gを切ってくるリムがあるのか、あんまり見た事ないですがここら辺を切ってくるとするなら強度に大きな不安を感じますし、多分リムにクラックが入ります。 逆に460gを超えてくるリムは個人的に重すぎです。この範囲内で選べるリムはかなりあります。 STAN’S ZTR ALPHA 340
このリムはアルミリム最軽量。元々340gでしたが今は実測平均375g程度。以前は軽すぎてニップル周辺が弱々しかったのですが現在のこれはイケます。
HED. BELGIUM RIM
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重量こそ許せるギリギリですが、ワイドリムでリムへのブランドプリントの手の込みよう、精度・剛性確保。
何よりHED.という確固たるネームバリュー。僕は違えど、一般的に見てアルミリムでは総合的に見て頂点なのかもしれませんね。
EASTON R90 SL
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忘れて欲しくはないのがこのEASTON.
これも結構HED. BELGIUMに似た感じの仕様リムですが僕はこちらが好きでございます。
EASTONというメーカーが好きなのもそうですが、単に組んだ時のカッチリ感はこちらの方が上に感じております。
そしてカーボンクリンチャーリムに関してはリムハイトによりけりなのでしっかりとしたこと言えませんが、アルミ同様370g以下の物は控えた方が良いかなと。
僕ごときの若輩者の経験からの意見でしかないですが、大体ニップル周りが弱く、テンションが張れないものが出てくるのが370g以下なのかなと。
最強に軽いのはカーボンチューブラーです。300gとかありますからビックリします。
まぁでも、ビジュアル良く、街乗り然り気軽に心地よく乗るにはカーボンクリンチャーで且つ50~60mmハイトの物が良いんだろうなとは思います。
F RIM 35mm & 55mm
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これは自社商品だからとかそう言うの無しにして、良いリムです。
色んなカーボンリムを触り、組んできましたがリム単体売りの物でこの価格帯でこの精度は結構群を抜いてます。
仕様が少し凝っている分カッチリとしたホイールが組めます。
ENVEやCORIMAもリム単体で出してますが値段が値段ってのがあって気軽ではないですから。
もっと踏み込んだことで、35mmの方がリム単体を見たときにハイトに対しての重量とか優秀かなとは思います。
少しはリム選びの参考になったでしょうか?
長すぎて読んでないかもですけど。
もし気になるリムがあるけどどーなんだろ?って時はこれを参考にしても良いですし直接聞いてもらっても良いです。
次はハブ編で。
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「藤本の競馬予想」
まずは前回の結果から。
ハズレ。
もう当たることなんて誰も期待してないでしょ、
つか、ここまで読んでないでしょ。
知ってる知ってるー
今週のレースは 中山 11R 中山記念(G2)
ではでは予想はこちら↓↓↓
3 ヴィプロス 4 ペルシアンナイト 5 ウインブライド 6 マイネルハニー 10 アエロリット
だれかもう僕に助言を下さい。
心が折れます、当たらんすぎて。
早く僕のドヤ顔をみんなにお見せしたい。
フジ
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ご相談はお電話でもメールでもお気軽にどうぞ。
osaka@brotures.com
06-4391-3313
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まず、リム選びの際に重量がホイールにもたらす効果について。 ホイールで800gの物が二つあったとして、一つはリム500g/ハブ・スポーク300gのホイール。もう一方はリム400g/ハブ・スポーク400gのホイール。 その時、完成車等についているホイールからこれらのホイールにカスタムした場合より変化を感じるのは後者になるでしょう。 理由として走行性を高める上で重要なのはホイール全体重量よりもホイール外周部の重量を軽くする事です。その外周部にあたる部分がリムです。 そうする事により、加速と漕ぎだしの軽さに変化が出ます。いい意味で。 走る事を1番に考えれば、ハブとかは多少重くてもええですよって事になります。 街で乗っている事を例として言えば、信号でのストップ&ゴーが楽になり、漕ぎ始めが軽くなります。
次に素材・仕様での変化。 最初にも書きましたが素材はアルミ・カーボンの二種と思ってもらっていいです。 完成車もそうですが、街で見るほとんどのリムはアルミでできています。アルミはカーボンと比較しても価格的に安い物が多く、高くても二万前後。 逆にカーボンは安い物から高い物までの幅が広く、安いものだと二万後半から高いものなら十万は優に超えてきます。 値段の理由はブランドであったり、製造過程であったり様々です。基本的にメーカー不明の安いカーボンは控えてもらうが吉。だいたい雑な作りに強度が無い。 そこに手を出すなら良いアルミを手に入れましょう。 アルミは基本的にリムハイトが低い物が多く、高くても40mm程度です。それ以上のものを作るなら重くなりすぎますし、軽くしようとしても強度が無くなります。 アルミリムには柔らかいリムから硬いリムまであるわけですが、基本的に柔らかいから乗り味まで柔らかくなるかというとそうでもなくて、しっかりと組めば硬いものができます。 が、スキッドのような横に対しての動きや力の働きには硬いリムの方がフレづらいことは確かです。なので僕は基本的にアルミの場合、自分が思う硬いリムを薦めてます。 カーボンの場合はアルミより高いリムハイトが多くあります。リムハイトを高めても重量は軽く、強度もアルミと比較した時強くいけるからです。 アルミと比較して、乗り味に柔らかさを感じるのがカーボン。カーボンという素材の特性として衝撃吸収性があるので下からの突き上げを緩和してくれます。 アルミよりもリムハイトが欲しい場合は自然とカーボンという選択肢に行き着く事になります。 仕様としてアルミ・カーボン関係なく、リムの使用にはクリンチャータイプとチューブラータイプがあります。最近はチューブレス対応リムもありますが今回は置いときます。 クリンチャータイプはタイヤとチューブを要する物で、チューブラータイプはタイヤとチューブが一体で、リムにタイヤを貼ります。 クリンチャータイプのリムはタイヤを引っ掛ける為、その引っ掛ける部分が必要なのと強度確保もそこに対して必要不可欠ですのでチューブラータイプのリムに比較して必然と重くなります。 とにかく軽さに重きを置いたホイールを作りたいならチューブラータイプを選択してください。
と、長々となりましたが言うてもここに書いたのは大雑把な説明。 リムは選択肢が多いけど、条件を突き詰めるとかなり絞られてきます。 そもそも良いリムの条件てのも曖昧で、僕が思うところの軽く・硬く・ジョイント(溶接)部の精度が良いリムです。それら踏まえた一番はmavic open proだと思ってます。 走る事を考えた上での個人の偏った意見ですが、せっかくホイールをカスタムするならまずは軽いリムを選択すべきだと思ってます。 重い物をわざわざ選択してまで組む必要あるかなって、、。 そして被らない事を第一に考えすぎて選ぶ物に良いと言えるものが少ないとも思います。 僕なりのリム選びの要点はいくつかあります。 アルミクリンチャータイプのリムを選択する場合は重量370~460gの範囲で。 370gを切ってくるリムがあるのか、あんまり見た事ないですがここら辺を切ってくるとするなら強度に大きな不安を感じますし、多分リムにクラックが入ります。 逆に460gを超えてくるリムは個人的に重すぎです。この範囲内で選べるリムはかなりあります。 STAN’S ZTR ALPHA 340
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