手組みでは無く、完組みホイールの話。
手組みホイールメインで書いている僕のブログですが、今日は焦点を変えて完組みホイールについて僕的視点を交えて書こうと思います。
で、完組みホイールと言っても様々あるわけですがどうせ書くならピストっぽい完組みホイールについて。
ピストの完組みホイールの中では高級だけど手が届かない範囲でなく、高性能かつカッコいい物。
「HED.」について書いてみようと思います。
HED.はピストに乗ってる方に限らずスポーツバイクに乗っている方なら知っているであろうメーカーですね。
HED.はアメリカに本拠地を構え、アメリカ国内で製造されているホイールメーカーです。
ピストにおいてH3と言った3本バトンホイールはかなり支持を得ているホイールだと思いますし、一度はつけてみたいと思わしてくれるホイール。
ただ、今回はバトンホイールではなく、手組み同様リム・ハブ・スポーク ・ニップルで成り立っている"JET"シリーズについて。
長くなるんで今回と次回と二回に分けてみますね。
JETシリーズには4、6、9と三種類の物があり、リム高が46mm,60mm,90mmとなってます。
全てがクリンチャー対応となっており、リム幅が25mmとワイドな仕様。
JETシリーズはカーボンホイールといえばカーボンホイール。
ですが、外から見えるカーボンの中にアルミリムを使用してあり、その上からカーボンを被せた物がJETです。
中のアルミリムはHED.BELGIUM PLUSと同じ物が使用されてます。
そこにHED.が組んだ時のスポークの入射角、空力を計算することでできたカーボンを使用してホイールとして完成させている物となります。
この計算されてできたカーボンがJET最大の特徴ですし、よくこんなん作るなぁって思います。流石ホイールメーカー。
中にアルミリムを使用して組むことで、スポークテンション高く組まれておりリム幅がワイドなため走行時の剛性確保とハンドリング安定性を実現させています。
でもって、ただカーボンを被せているわけでないのがJETのすごいとこ。
JETシリーズは様々なホイールを同条件で使用した場合の空力テストで常にいい数字を残しており、その中でもJET6.JET9は特に優秀。
JETより倍以上の値段するホイールよりも空力において上位な成績を残してます。
故にJETシリーズに関しては重量より空力優先な設計なホイール。と僕的解釈をしてます。
この空力って僕がいつも紹介する手組みホイールの部類では基本考えられているものでは無く、こういった本気のホイールだからこその代物と思います。
実際街乗りで使う場合でも、飛ばし屋な人にはこのホイールがうってつけだと思います。
先にも書いたように走行時の安定性と剛性感を感じるホイールになってますから。
ハブにはHED.オリジナルトラックハブであるSONICハブが使用されていて、スポークは基本的にSAPIM CX-RAYが標準装備。
このSONICハブって形状がかっこいいなぁていつも思います。
ベアリングの回転もスルスルですし、単体売りしたら売れるんではないのかとか思うけど、基本的にHED.のトラックホイールを買わないと手に入りません。
余談ですが、HED.は冒頭にも書きましたがアメリカ国内生産にこだわっているメーカー。
その為、ホイールの組み方が基本的に逆イタリアンで組まれてます。(ハブの印字に対してスポークの方向が逆。)
逆イタリアンの組み方ってDISC用のハブを使わない限り、日本ではまずやること無い組み方。というか、アメリカくらいな気もしますが。
だから何ってわけではないんですが、こういう豆知識好きな人っていますからね。
大体僕のブログをしっかり読んでくれている人はそんな人なのではないのかなと思います。
いつも紹介するような手組みには無い仕様と僕には無いホイール知識満載の人たちからできたホイールって感じですね。
僕には空力計算も的確な入射角計算なんてできませんのでこんなホイールに辿り着けはしないのです。
でも、もしこのJETを買って使っているうちに事故とかでスポークが折れたとかしても完組みだから直せないなんてことはありません。
組み直しとか、場合によってはハブを違うものにしての組み替えとかはできます。
僕自身何回か経験ありますし、その時とったデータ残してるんで対応できます。ご安心を。
JETに関して大阪店ではJET6を前後セットで在庫してますが,他のJETも取り寄せは可能です。
是非ともお声掛けください。
じゃ、次は折角なんでHED.から出ている"STINGER"シリーズについて書いてみようかと思います。
これまたJETと違う部分満載ですので、興味ある方はまた来週。
「藤本の競馬予想」
前回の結果。
ハズレ
前に勝って調子に乗って賭けたら見事に負けました。
あー最悪。
今週のレースは 中山 11R 弥生賞(G2)
ではでは予想はこちら↓↓↓
今年は気になる馬にことごとく福永が乗っている。
俺と相性悪いからほんとやめて欲しい。
一番人気のラストドラフトは強いんでしょうが、なんか負けてもおかしく無いんかなぁと思って序列を落としました。
フジ
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