LEADER®︎ 735TRは踏み台じゃない。
少し前になりますが
『一周回って知らない話』というTVの特番で所ジョージさんがゲストとして出演してました。
所さんは一体何者なのか?というところからのマルチな活躍を掘り下げるような内容だったんですが、
その中で、トコロさんが『楽しむ』ことについてすごく良いことを言ってたのが印象的でした。
『カミさんが作った美味しいご飯を食卓囲んでみんなで食べたいんじゃなく、
カミさんが作ってくれたご飯をみんなで楽しく食べたらそれは美味しいに決まってるじゃない』
『コンビニで買ったおにぎりをそのままコンビニの前で食べたって腹は膨れるけどさ、
せっかくならそのおにぎり持って景色のいいとこ行って、イス置いて足伸ばして景色見ながら食べたいよね。』
みたいな内容だったかな。
世田谷ベースで楽しんで生きることの重要性を体現しているトコロさんならではの説得力だと感じました。
少なからず僕がバイク誌やファッション誌で、トコロさんのテレビ以外の活動を見ているからかもしれませんが。
知ってますか?ハーレーチョビットソンとか。笑
『楽しんで生きる』
まだまだ僕には足りなくて難しくとらえてしまう永遠のテーマ。
僕らが扱っているピストバイク。
この乗り物も『楽んで生きる』類(たぐい)のものに他なりません。
交通費節約するなら「ママチャリ買って気合で通勤」よりコスパ高い方法はないし、
長い距離を走るならロードバイクが最適なのも知ってる。
山で遊ぶならMTBやCX、トリックするならBMXの方ができる事は多い。
それぞれに特化したものが存在する中、
ベーシックな仕組みや形状は変わる事なく、
その時その時の遊び方とか流行、乗り手の趣味、趣向、用途を反映した個性的な自転車。
ピストバイク。
楽しむことに全開な自転車です。
大阪店では
トリックにステータス全振りしたAYUMUくんの変則735TR
結果的に鉄しか愛せないのんびり通勤を流したいフジのAFFINITYたち
通勤を快適にしたいとか言いながらスペック上げすぎてるトリッピーのKAGERO
僕はというと、メインは通勤なのに(最近は室内3本ローラーも追加)
なぜか速く走れるようになりたい欲が常に高い。
走るなら飛ばしたい。負けたくない。
お店のスタッフが遅いとか下手くそってかっこ悪いじゃないですか。笑
だけども、足を鍛えられる時間は限られてるのでスペックで補う。
もちろん、お金も限られてるからたくさんの工夫(という小細工)をする。
さらに『メカニックの悪いクセ』で新しい部品とか規格とか試さなきゃ気が済まない。
(使ってみないとみなさんにオススメできませんからね)
最近にいたっては、ポジショニングとかも気になる。気になることが多すぎる。
時間を見つけてお伝えしていきますね。
今回、youtubeでも紹介させてもらっている735TRは
そんな工夫とこだわりの実験機。
必要とあらばフレームに穴だって開けちゃう。
僕なりにピストを楽しんでいることが詰められた1台。
(KAGEROはガチなのでまたの機会にご紹介しますね)
パーツスペックをまとめておきます。
フレーム:735TR
フォーク:コロンバス フューチュラ
ヘッド:付属FSA
ハンドルステム:リッチー ソロストリーム 100mm/380mm
バーテープ:スパカズ ベルベット
ブレーキレバー:シマノ BL-R400
サドル:サンマルコ マントラ
クランク:ローター 3D24 165mm
BB:ローター トラック用
ペダル:シマノ アルテグラ
チェーンリング:ディジリット マーブル50T
チェーン:HKK ベルテクス
コグ:フィルウッド 16T
フロントハブ:シマノ HB-9000 24H
リム:ブローチャーズ シュレッド60
スポーク:サピム CX シルバー
タイヤ:ミシュラン パワーエンデュランス 25C
リアハブ:マック ラージフランジ
リム:ベロシティ イルロン
スポーク:DTスイス コンペティション
タイヤ:IRC フォーミュラプロチューブレス RBCC 25C
チェーン引き:ミカシマ CA-MX10
どのスタッフでもわかるような内容じゃないと思うので、
内容についての質問は本人のいる大阪店までお願いします。
僕にとっての735TRは、原点というか最も慣れ親しんだフレームです。
初めて買った10年近く前からすると今のスペックは非常に高いレベルにありますし、
多くの自転車ブランドが「エントリー」と決めつけて位置付けしてしまうアルミフレームに強いこだわりを持って
設計も見直し、細部の作り込みなどアップデートを重ねています。
正直、このクラスのフレームを徹底して仕上げているブランドは珍しいです。
走っていると「これこれ!」という感じの独特のグワっと来る粘り強い加速感、
走ってて「なんだあの自転車!」という圧倒的な存在感は
今まで積み重ねてきた努力の賜物(たまもの)だと感じます。
LEADER 735TRをピストバイクの入り口に、
載せ換え依頼の多いCINELLI、AFFINITY、
ハンドメイドのDOSNOVENTA、No22など
どこも確かにとても優れたブランドです。
そんなことは誰よりもよく知っています。
ですが、進化し続けるアルミエアロフレームを
今一度選んでみるのも面白いと思いませんか?
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