The catcher in the workshop

こんにちは。JUNKIです。 ”The catcher in the workshop”今日もタイヤにまつわるお話です。そろそろウザがられても嫌なので、今回でタイヤの件はとりあえずのところ最後にします。暫しお付き合い下さいまし。 さて、前回までにいろんなタイヤをご紹介してきましたが、今回は僕のイチオシのタイヤをご紹介します。 スキッドもするけど基本は気持ちよく走りたい、速く走りたいって方には特におすすめです。 それがこちら
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Continental Grand Prix 4000s 散々こねくり回した挙句、結局ここに行き着いてしまうところが、僕のつまらないとこであります。。 Grand Prix 4000s はMICHELIN PRO4、SCHWALBE ULTREMOと並びクリンチャー3大巨頭なんて言われ方をされるテッパン中のテッパンなのです。この3つのタイヤはロードレースの本番で使う所謂、決戦タイヤなのですが、その中でもGrand Prix 4000s は耐久性が非常に高く、摩耗やサイドカットに強いというのが、もっぱらの評判です。要は他2つに比べてタフなのです。さすがドイツ! 下記スペックです。 TPI:330TPI  これは超高TPIということを表しています。この数値が高いケーシングは繊維1本1本が細く、相対的にしなやかなケーシングとなります。Grand Prix 4000sでは110本の繊維を3層にすることで1インチ四方辺り330本の繊維が使われているので、非常にしなやかなケーシングを有しているということになります。 ブラックチリコンパウンド 前回のブログでも書いた通り、ブラックチリコンパウンドというのは、そのカーボン粒子がこれまで使用されてきたカーボン粒子の約10分の1の大きさしかない”ナノカーボン粒子”を使用したコンパウンドラバーことです。これまでの10分の1しかない粒子はベースラバーが本来持っているしなやかさを妨げないため、路面に触れた瞬間にその形を触れたものの形に合わせて変化させて高いグリップ力と低い摩耗抵抗の両方を実現します。 ベクトランブレーカー これは耐パンクシートです。ベクトランは液晶ポリマーにも使用されている化学繊維で、アラミド繊維よりも硬く、スチールの5倍という引っ張り強度を持っています。ナイロンの耐パンクシートと比較しても軽量のため、ハイパフォーマンスタイヤに搭載されています。 メーカーさん曰くこんな感じです。非常にしなやかで軽く、高いグリップ力を持ち、摩耗にも強い!そんな素敵なタイヤですね。
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これをリアに履かせるとどうなるのか。 僕の経験上、最高の走り心地です。しなやかでグリップするタイヤは、ペダルの力をロス無く地面に伝えてくれ、アスファルトを確実に捉え前方に蹴り出してくれる。そんな感覚がありました。普段Zaffiroの僕からすると最初履いた時は感動しましたね。興奮もしました。草履とスパイクのイメージですね。言い過ぎですけど。。 もし仮に、あなたが今より速く走りたいのであれば、僕は迷わずこいつをお勧めします。 4回に渡って長々書いて来ました。少しでも最適なタイヤ選びの参考になれれば幸いです。マシンのスペックを活かすも殺すもタイヤ次第!とはいかなくても、重用なスペックだと言う事はご理解頂けたと思います。 あとはピストに乗る上でフィーリングとして何を大切にするかだと思うんです。 僕の場合は兎に角スキッド。どうしたら気持ちよくかっこ良くスキッド出来るんだろう?って結構考えてます。 普段一日に30分乗ってたとしてもスキッドしてる時間ってあって数十秒。でもその数十秒の摩擦が僕にとって一番好きな瞬間だから、その為にパーツを選びセットアップするんです。 ピストは何に拘ろうが、自由な乗り物だと思います。 あなたならどうしますか? JUNKI
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