定番リムだけど無視はできないよな!

皆さんこんにちは。
楠です。
タイトルでお分かりだと思いますが、今回はリムについてのお話。
数多くのブランドの【研究→制作→発信】この過程があってこそ世界には数えきれない程のリムがこの世には存在しています。
同じ素材でも各メーカーによってそのリムに対しての強み、どういう用途で使ってもらいたいかなどの、イメージがあるのはもちろん。
自分好み、自分に合ったホイールをお探しなら、手組みホイールの存在に興味が湧かない訳が無い。
僕が初めて手組みホイールの存在を知った時は、マジの驚き。
なんせ自分好みのホイールが組めるんだから!!
ということで今日はそもそもの手組みホイールについて、定番のAT-25について、用途別のオススメ組み方を紹介します。
手組みホイールとは
ホイールの多くは中心部のハブ・輪っか状のリム・棒状のスポークの3つを組み合わせて作られています。
リムやハブのホール数、それに使用できるスポークの形や太さ、入手性や金額などを踏まえた上で、使用者の用途、体重、出力、見た目の好み、乗り味の好み、予算、などを考慮して僕らの知識や経験からパーツや組み方の選定できるホイール。
それが手組みホイールです、言わばオーダーメイドホイール。
まずどういう人に変えて頂きたかと言うと完成車のホイールをお使いの方です。

コンプリートでピストバイクをご購入されている方はまずオールブラックの完組ホイールが付いてくると思います。
正直な所、完成車のホイールは精度・重量・ハブの精度などは良いとは言えない。
頑張ってペダルを回してあまりスピードが付いてこない、すぐ走行速度が減速するなど、僕自身も感じていた部分。
これから少しずつ暖かくなっくるし、自転車に乗る機会が増えるこのタイミングで僕は手組みホイールの世界に踏み込んでいただきたい。
オーバーに聞こえるかもですが、ピストバイクはパーツが少ない分少しカスタムしてあげるだけで走行の違いをすぐ実感できると思います。
オーダーメイドと言う少し価格が高めなイメージを気にする方はいると思いますが、コスパ面も良く、普段使いには十分な良いリムは山ほどあり、今回はその多くの中から僕が信頼しきっているリムをご紹介。
H PLUS SON "AT-25"
リムとしての性能だったり品質だったり、物としてクオリティが高いので初心者から中上級者までほんと多くの方が愛用されています。
性能、デザイン、コストのすべてでパフォーマンスが高く、これ以上にバランスの取れたリムはなかなかあるもんじゃ無い。
デザインもスポーティ過ぎずピストに相性がいいし、僕がアルミリムで手組みホイールをご相談頂くときのファーストチョイスです。
BLACK以外に別カラーで2パターン、SILVERとHLHが選べます。
重量は450g、これはアルミリムの中では最軽量級。
これ以上軽いリムもあるにはありますが剛性面で不安がでてきたりします。
BROTURESではAT-25を使ったホイールオーダーを頂く機会が多いので、僕自身も必然的に触る機会も多く、非常に組みやすいリムです。
軽いだけでなく精度も申し分なく、剛性感もしっかりあるからです。
やや広い25mmのリム幅なので38cくらいの太めのタイヤも問題なく対応できます。
実際学生の頃38cの極太タイヤで毎晩トリック練習したいたのでご安心を。
エッジの効いた独特の断面形状やロゴの配置など、デザイン的にも優れておりどんな自転車にもハマる。
それでいてこの価格、正直ケチの付けようがない完全無欠の製品。
オススメの組み方 "AT-25×PHILWOOD"
過去に僕が使っていた組み合わせです。
トリックには耐久性に特化されて作られたPHILWOODハブはAT-25とお互いの強みが合いすごく相性が良い。
ハブをBLACKやSILVERなどの定番カラーで組むの良いけど、PHILはカラーバリエーションが豊富なので差し色としてカラーハブを入れてみると、他とは違う雰囲気がでるのでそれも僕は大好き。
世界中のピストバイクライダーより幅広い層に人気高い組み合わせ。
オススメの組み方 "AT-25×DURA-ACE"
SHIMANO DURA-ACE TRACK HUB HB-7600
レースシーンなど回転性能を求め方、尚且つコスパも抑えたい方はDURA-ACEが一番。
この組み合わせは最高の回転性をもたらせてくれます。
ベアリング構造的に年に1~2回はハブのメンテナンスをお勧めします、そうすれば最高の回転性能を維持し続けます。
たとえレースシーンでなくともその性能は日常で存分に発揮してくれます。
以上、定番だけど無視して欲しく無いAT-25の紹介になります。
僕自身、自転車には楽しく乗っていただきたいのが大前提。
さらに、もっと日々の移動を楽に、楽しく、自転車ライフを過ごしていただければと思います。
その近道はやはりホイールなどの足回りのアップデートです。
ご相談だけでも気軽にしてください。
手組みホイールオーダも随時受付してますので使いたいパーツ、してみたい組み方などあれば店頭で僕に相談してください!
心よりお待ちしておいます。
楠

BROTURES OSAKA
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