精密機械から生まれたサイクルパーツの傑作

こんにちは、レンです。
今日のブログはアメリカサイクルブランドの超定番、THOMSONについて。
数あるサイクルパーツブランドの中でも、異彩を放ち続ける存在がTHOMSON(トムソン)。
無駄を削ぎ落とした工業的デザインと、高い精度で信頼性のあるプロダクトは、ピストバイクからMTB、ロードバイクまで、多くのライダーに選ばれています。
今回はそのTHOMSONの魅力を、歴史からスペック、価格まで掘り下げて紹介します。
THOMSONの歴史:ルーツは航空宇宙産業
THOMSONの正式名称はL.H. Thomson Company, Inc.。
その起源は1981年、アメリカ・ジョージア州マクドノーで設立された精密機械加工会社にあります。
元々はボーイングやロッキード・マーチンといった航空宇宙企業向けのパーツ製造を行っていた技術集団。
そんな彼らが1990年代に自転車業界へ参入したのは、「もっと高精度で軽量、かつ頑丈なバイクパーツを作れるはずだ」という理念から。
1996年に登場した初代"Elite Seatpost(エリートシートポスト)"が大ヒットし、瞬く間にブランドとして認知されました。
性能の特徴:まさに“削り出しの芸術”といえるパーツたち
THOMSONの製品は、アルミ素材の中でも特に強度に優れた7000番台アルミを使用。
さらにCNC切削による高精度な加工が施されており、耐久性と軽量性を両立しています。
代表的なアイテムをいくつかご紹介します。

Elite Seatpost
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太さ:ピストでよく使用する27.2mmや31.6mmの他に25.4mmなどもラインナップ
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特徴:2本ボルトの独自クランプ機構で、微調整が可能。滑りにくくガッチリと固定してくれます。
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重量:約250g前後
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価格:¥14,000-tax included

X4 Stem
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見た目は無骨ながら、美しい一体成型CNC削り出しのボディ。ブラックとシルバーの2色展開
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ハンドルクランプ径:31.8mm
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サイズ:40〜130mmまでラインナップ
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重量:約160g(100mm)
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価格:¥14,000-tax included

Carbon Handlebar
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THOMSONでは珍しいカーボン製品だが、剛性感としなりのバランスはとても良く、BROTURESでも多く選ばれています。
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ドロップハンドルとライザーバー、フラットバーが用意されている。グラベル形状もラインナップに増えました。
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価格:ドロップハンドル ¥44,000- ライザーバー/フラットバー ¥30,000-tax included

他にもシートクランプやトップキャップ、コラムスペーサーなどのスモールパーツまで充実しているので、車体の上半分をTHOMSONで統一なんてことも可能!
ブランドを揃えられるのってやっぱり嬉しいですよね。
他ブランドとの違い
THOMSON最大の魅力は、「工業製品的な美しさ」。
レーザー刻印で施されたロゴ、精密なCNC加工の面取りによる精度、そして独特の無骨な造形。
これは単なる“軽さ”や“エアロ”とは違った価値観を持つパーツだと思う。
精度が高過ぎて、ステムにハンドルを付けるだけでこのように吸い付くのは有名な話。
これ別にきついわけじゃないんですよね。ジャスト過ぎるだけです。
また、ほとんどのパーツがアメリカ国内で製造されているのもポイント。
大量生産では得られない安心感と品質管理が、長く使える理由となっています。
THOMSONの価格は、決してめちゃくちゃ安くはありません。ただし「長く使える」という点を考えれば、非常にコストパフォーマンスの高い製品だと思います。
10年使っても劣化しにくく、見た目も古くならない。メンテナンスによってずっと使っていける、サステナブルな自転車パーツです。
THOMSONはスペックだけでなく、バックボーンやモノづくりへの哲学がにじみ出るブランド。
ピストにTHOMSON、MTBにTHOMSON、そして日常使いのクロスバイクにも一つ“良いパーツ”を入れたい方にはぴったりの選択肢です。
使っていると、誰かに語りたくなる。そんな存在感があるブランドであなたの愛車をカスタムアップデートしていってほしい。
REN
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