気がつけば20年もピストに乗ってた。

735に乗り始めてから、最近ピストが楽しい。

ピスト歴20年、今更ながら去年末に735に乗り始めました。
これまでなんとなくピストに乗り続けてきたけど、その理由を思い出した気がします。

LEADER 735TR

僕はピストに乗る前はトライアスロンをやっていました。
小学生ながらに毎朝走って、協会の人たちに混ざって泳いで。
泣いても走ることをやめさせてもらえず、夏休みもトレーニングしてからじゃないと遊びに行けない。
日本4位という成績は達成感よりも「これだけやっても勝てないのか」という絶望に息が詰まる思いでやめてしまいました。

ロードバイクじゃなくてママチャリが欲しいという僕に、父親が次に与えたがピストバイクでした。

トライアスロンの代わりに始めたサッカーは本当に楽しくて、いまだにライフスタイルの大部分を占めています。
家から少し遠いチームに参加していたこともあり、練習の行き帰りしやすいようにと乗せられた競輪フレーム。
僕はもうタイヤが細いチャリは乗りたくないし、みんなと同じ自転車が欲しかったのに。

しかし、その変な自転車は意外にも面白かった。
フリーギアにはない人馬一体な感覚、父と妹とトリックの練習をしたり。
何よりも好きな見た目にカスタムできることもあって不思議と飽きませんでした。

ピストは自転車としての純度が低い方が面白い。

735に乗り始めてからあの頃の感覚を思い出すことが多くなった気がします。
ピチピチのサイクルジャージを着て、寝る間も惜しんでトレーニングを積めば誰でもある程度は速くなれるでしょう。
しかし最初は達成感があるかもしれませんが、突き詰めるほどに僕のようにいつか息切れする日がきてしまう。

でもピストはカルチャーとかスタイルとか、「速く走ること」以外の要素がたくさんある。
好きな服を着て、好きなパーツを付けて、好きなように走る。
誰かと競うわけでもなく、比べることもない。
こんなに曖昧で心地よい自転車は他にないと思うのです。

だから僕はトラックレースより、MASHやMacaframaをはじめとするローカルビデオを見てる方が好き。

 

セルフバイクチェック

そんな長い長い前置きをしましたが、セルフバイクチェックします。
もちろんフレームは735。
半マットなサテンシルバーのオリジナルペイントをしています。

735はフレームセットの販売もあるのでこういうカスタムも挑戦してみてほしいです。
すっごい楽しいから。

LEADER 735TR Frame Set

1番のお気に入りパーツはステム。
CINELLI MASHのステムに彫金で話題となった増田さんに実際に掘ってもらった宝物です。

ちょっとアングルが強めなのでライザーバーで街乗りしやすい感じで。
使ってみたかったチタンハンドル。
ライザーバーはあんまり好きじゃないけど、これは扱いやすくてお気に入りです。


BROTURES Ti RISER BAR

ブレーキケーブルはこないだのブログでもご紹介した組み合わせ。
僕はロゴに合わせてホワイトのアウターを使っています。

NISSEN Vintage Outer Casing - Italian

NISSEN brass outer cap

BROTURESでは売ってないけどMagic Componentsのケーブルクリップも可愛くて好き。
ニップルとかこの辺の真鍮のアクセサリーがいい味出てきてて良きです。

いまだに人気出ないけどKMCのチェーンもずっと使い続けてます。
これでもかって肉抜きされてて、メガネっぽいアシンメトリーなデザインが存在感ありますよね。
普通にタフだし調子いいです。

KMC K1SL wide chain

ピストはあなたの「好き」を否定しない。

僕の好きが詰まったピストを、お気に入りのユニフォームを着て乗る。
このスタイルが僕はどうしようもなく好きです。
誰にも真似できないし、する必要もない。

皆さんにもきっとあるはずです。
みんなと比べると少し変かもしれません。
でも変なほど面白いのがピストです。

効率とか利便性とかそんなものは二の次。
「好き」という不純物を盛りに盛って735に乗ってみませんか。

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