LEADER 735TRで体現する、異次元の加速と軽量性。

皆様NBAファイナル決勝第3ゲームは既にご覧になられましたでしょうか?
僕は帰ってからゆっくり鑑賞しますので、絶対にネタバレはしないでください。
どうも、もうインスタもYahooニュースも絶対にスクロールしない。(試合結果出てくるから。)ミヤです。
というわけで、ここ数日キックがとんでもなく忙しそうなので、お久しぶりのミヤブログ。
今回はBROTURESの看板ピストバイク 735TRで一台組んでみました。
LEADER 735TR Custom Bike Build By BROTURES KICHIJOJI
極太のエアロダウンチューブが最大の特徴の735TRに、前後カーボンホイールの「ド定番」な組み合わせですが、最近はNJSやらMAVERICKやらスチールフレームを割合多く組んでいたこともあり、個人的にはなんだか新鮮な印象です。
BROTURES SHRED60 CARBON WHEEL
今回のカスタムの推しポイントは、前後ホイールをSHRED88ではなく、このSHRED60で組んだこと。
T3フロントに、SHRED88のリア、という組み合わせが最も王道かつ人気のアッセンブルですが、あえて少し控えめなリムハイトのSHRED60の前後で揃え、見た目の「インパクト」よりも「統一感」や「バランスの良さ」を意識してみました。
実際ダウンチューブの太さはSHRED88よりもSHRED60の方が近いので、全体的により整った見た目になってますね。
BURGH CYCLING “CHECKER PLATE” BAR TAPE
ハンドルは軽量でありながら高い剛性を持つ6061アルミニウム合金を採用したブルホーンバー、CRONONERO。
本来はTTバイクやトライアスロンバイクのベースバーとして設計されていますが、ピストバイクとの相性も抜群です。
より強く前傾姿勢を作り出したい方や、登坂の多いルートを辿るライダーにとって、このハンドルは有力な候補となるでしょう。
オーストラリア発のBURGHハンドルバーテープは、独自のポリマーブレンド素材とパターン(柄)より、ライダーに強力なグリップ力を提供します。
光の当たり具合で模様が浮かび上がるような、スタイリッシュで洗練されたルックスも魅力です。
今回は個人的に最もおすすめな、ストリート感マシマシの“CHECKER PLATE”柄をチョイスしました。
クランクには、円盤型のエアロ形状が象徴的なROTOR VEGASTを搭載しました。
軽量かつ剛性に優れた6082アルミニウム合金に精密なCNC加工が施されたクランクアームが、最高のパフォーマンスを引き出します。
余談ですが、最近ノンドライブサイドのクランクアームに付属する「プレロードアジャスター」の仕様がマイナーチェンジして、玉あたり調整が以前よりも簡単になりました。
他社製のクランクよりも調整がシビアなことがROTOR最大のネックでしたが、今後はこの部分のマイナスが無くなったことで、より多くのお客様におすすめしやすくなったかなと思います。
相変わらず、吸い込まれるようなマットブラックの質感も素晴らしいですね。
サドルは発売から30年以上経った今でも色褪せない、シンプルかつ洗練されたデザインが特徴のselle ITALIA FLITE 1990。
ナローなノーズ設計がペダリング効率を効果的にアシストし、本革を採用したディテールがバイク全体の印象をぐっと引き締めます。
というわけで、今回は「軽量生」と「加速生」に重点を置いた言うなれば、ピストバイクならではの「スピード感」を存分に楽しめる、楽しむための一台を組んでみました。
「安定感」や「リラックス感」なんてものとは対局にある極めてストイックなカスタムだと思います。
自分の限界を試すような乗り方をしたい方や、日頃のストレスを炸裂させたい方にはうってつけのカスタムバイクです。
それでいて、オールブラックで統一したカラーリング、派手すぎないパーツ合わせで、日常使いでも市街地に溶け込むクリーンなルックスを保っています。
ぱっと見はクールなおしゃれバイク。乗ったらバケモノ。
このギャップを、存分に楽しんでいただければと思います。
それでは。
MIYA.

BROTURES KICHIJOJI
Miya