The attention to 725TR VOL.3
さて先日から行っている725TR解剖ブログ第3回目は「Welding Techniques」
この単語だけでは何なのか分かりませんがもうサムネイルで分かってしまった人もいるかと思います。
ピストバイクというジャンルに拘らずにロードバイクにも施されているこの処理。
自転車のフレームはパイプ同士を接合し組み上げるのですが、接合するさいにどうしても生まれてしまうのが溶接痕。
この溶接痕をウェーブウェルディングと呼び波状痕の事ですが、LEADER BIKEのラインナップの中ではCUREやCRETINが現在この溶接痕が残ってしまっているフレームとなります。
725、735、そしてKAGERO、RENOVATIOに関してはこの溶接痕をスムーズに、滑らかに加工をしています。
この加工に関しては1度位置決めして裏から仮溶接しその後内側を本溶接し外側を溶接する手法、高い強度と熱による変化が少ないダブルパス溶接を、施した後に手作業による研磨が行われています。
もの凄いコストをここに落とし込んでいる訳です。美しさだけではなく強度と軽さもアップ。
一般的にはハイグレードのフレームに対して行う処理なんです。ストリートのブランドでここまでしっかりと処理をしてるのは無いではないでしょうか。
残すところあと4回の725解剖ブログお楽しみに!