作業場からの独り言 番外編
GWも後半の平日、日差しも落ちつき今日の原宿は雨がパラついています。
ですが明日は真夏日くらいまで気温が上がるみたいなので、熱中症なんかにはお気をつけくださいね。
さて本日はパーツの話はちょっとお休み。
自転車保険について考えてみようと思います。
クルマ、バイクでは当然のように加入する任意保険。
お客さんから話を聞いてみても自転車では100%加入しているというわけではなさそうです。
ですが、年々増加している自転車事故。
例えば
神戸市で小学5年生少年の運転する自転車が歩行者女性と衝突。
頭を強く打った女性は判決が出る5年後以降も意識不明の寝たきり状態。
加害者母親に9500万円の賠償を命じた判例。
他にも
成人男性が信号を無視して交差点に進入、青信号で横断していた女性と衝突。
頭を強く打った女性は頭蓋骨内損傷などで11日後に死亡。
加害者に約5500万円の賠償命令。
上に挙げたのはあくまで高額訴訟の判例ですが
万が一、加害者になってしまった場合を考えるとやはり保険は必須ですよね。
こういった高額判例を元に、こういったケースを補償するため、
”自転車保険という「パッケージ商品」”が作られ販売されています。
そのパッケージの中身を確認してみましょう。
人気どころの商品をまとめてみました。
補償内容にもよりますが、保険料は年間で4000〜5000円くらいが平均的な印象です。
大体の自転車保険は下記の2つの保険をセットにしたプランです。
1.個人賠償責任保険
(乗り物に関わる事故の、自分のケガの補償)
2.交通事故傷害保険
(相手に対してのケガ、モノを壊してしまった場合の補償)
+α.示談交渉サービス
(本人に代わって相手方と解決に向けての交渉をしてくれる)
ここからが今回の本題。
大事なのはこの2つ+αをカバーできていればいいということ。
実は、新しく自転車保険に入らなくも
すでに加入している保険でカバーできている。
もしくは、これからカバーできる場合が多いということです。
場合によっては、自転車保険よりも好条件になるかもしれません。
まずは、”個人賠償責任をカバーする”
一般的な個人賠償責任保険は、
個人に課せられた賠償責任を上限1億円まで補償してくれる保険で、
家族で誰かが加入していれば、家族全員が補償対象に。
さらに、自転車事故以外の賠償補償も付帯します。
一方、自転車保険の場合の補償対象者は、
被保険者本人に限定されている場合がほとんどです。
個人賠償責任保険は単品で加入する保険ではなく、
他の保険の特約(オプション)として付与させるものです。
ですので
まずは今加入してる保険を調べてみましょう。
2000円程度で自動車保険(クルマ・バイクの任意保険)、傷害保険、
火災保険(住居で加入する保険)の特約として加入できたり、
クレジットカードの会員限定で加入できたりします。
個人賠償責任保険は、途中付加が可能な保険なので、
まずは今、自分が加入している保険があれば調べてみましょう。
次に、”交通事故傷害保険をカバーする”
こちらは、生命保険・医療保険でカバーすることができます。
加入されている方はお手元の保険証券で確認してみて下さい。
ある程度のケガであれば、健康保険で治療もできますし
手術が必要になるような大きなケガでも高額療養費制度など
国が手助けしてくれる部分もあるので安心です。
また、自動車保険に入っているのであれば、人身傷害保険や、その他特約で
自転車事故のケガも補償される場合があるので確認してみた方がよさそうです。
よくわからなかえれば、自分が加入している保険会社に問い合わせて
・個人賠償責任保険
・交通事故傷害保険
がカバーできているか、もしくはカバーできるのか聞いてみましょう。
結論、自転車保険に加入すべき人は
1.どの保険にも入っていない、全くの無保険の方
2.医療保険などに加入しているが、個人賠償責任をカバーできていない方
ということになります。
お店で保険を用意したので、皆さん加入して下さいねー!(只今準備中)
なんて言うのは簡単ですが、
ムダなお金を保険会社に掛け捨てるくらいなら、
カスタムに回してくれた方が、楽しい自転車ライフに繋がると思うので
今回はこんな記事を書いてみました。
賢く、楽しく、安全な自転車の楽しみ方をご提案していきます。
次回もお楽しみに。
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以前の「作業場からの独り言」はこちらから
参考:
ケメ子のウェブログ
チャリリーマンのサイクリング情報
All about マネー
おとなの自動車保険