こんな裏技もある。
吉祥寺店の向かいの新しいテナント、かなり仕上がってきましたね。
何屋さんになるんだろう。ワクワク。
こんにちは!
ミヤです。
さて、今日は
「実はこんなのもできちゃうよ!」
っていうBROTURES吉祥寺の引き出しをお一つご紹介。
BRIDGESTONE RADAC “Single Speed”CUSTOM BIKE ¥ASK
とあるお客様のご依頼で、
BRIDGESTONEのかなり古い型のロードバイク“レイダック”をシングルスピード化しました。
本来変速機付きの、いわゆる「ギア車」から、シングルスピードのバイクにするためには
ドライブコンポーネントの変更が必要。
言い換えれば、「ギア車もカスタムすればシングル化できる」と言うこと。
ぶっちゃけコスト以上に手間ではありますが
まだまだ使えるフレームで、
なおかつ車体自体に深い愛着があるからこその選択。
ひとえにシングル化と言ってもやり方はいくつかあるのですが
今回カスタムを施した箇所は
・ハブ
・ディレイラー
の2箇所。
ご存知の方も多いと思いますが
「シングルスピード用」のフレームと
「ロード/クロスバイク用」のフレームでは
エンドの形状・幅がそもそも違います。
まずは形状からクリアしていきます。
シングルスピードのエンドはナットのステーが後ろ方向に開かれており
ハブを後ろに引っ張る力でチェーンにテンションをかけていますが
ロード/クロスバイクのエンドは形状が異なるためハブを後ろに引っ張ることができず
テンションをかけることができません。
そこでカスタム一箇所目。
GRUNGE “シングルギアアダプターテンショナー” ¥2,090(intax)
コレ。
通常だとディレイラーがつく場所にこいつをセットして
チェーンを引っ張る方向を後ろではなく下に逃します。
これをつけると
こうなる。
ディレイラーは押すと動きますが
これは固定してあるので動きません。
テンションもバッチリ。
そしてカスタム二箇所目。
次はエンド幅の問題を解消します。
WHITE INDUSTRIES ENO “エキセントリック”ハブ ¥25,290(intax)
一般的なシングルスピードのリアエンド幅はだいたい120mm
対してロード/クロスバイクだと130mm~
って感じです。
ピストのハブをそのまま使いたいんですが、長さが足りないため軸長の長いものに交換。
今回白羽の矢がたった
WHITE INDUSTRIESは作りも綺麗、精度もバッチリなナイスガイ。
長くなりましたが、だいたいこの2箇所をいじってあげることで
「ギア車」の「シングル化」が完成。
ヴィンテージのBRIDGESTONE
なかなかに良き、、!
と言うわけで、納期はそこそこ頂いちゃいますが
持て余してる車体がある方は
そのロードバイク、シングル化しちゃいませんか?
ぜひお気軽にお問い合わせください。
それでは。