日本が世界に誇れるモノづくり”Made in JAPAN”へのこだわり
ピストにおけるトラブルは、ホイールさえ外せればなんとかなるはず。タイヤやチューブの交換はもちろん、輪行も、最悪タクシーに乗せることもできます。そういった意味で、自転車独自の規格である"15mm"のハブナット用工具は、常に持ち歩いておきたいお守りのような存在です。
新潟県燕三条という、国内最高峰の金属加工技術を誇る地域の工具ブランドへの別注により実現した、ピスト乗りのマストアイテム。通常ラインナップされているサイズは持ち運びに向かないと考え、無理を承知で小型化を実現してもらった、手のひらサイズ(全長125mm)です。
◆ 黒染め処理による、タフで味のある質感
表面の仕上げには、塗装ではなく「黒染め」という処理を採用しています。金属そのものを化学的に染めているため、安価なメッキのようにパリパリと剥がれ落ちる心配がなく、限りなくマットブラックに近い質感と、握りやすい滑りにくさをあわせ持っています。
◆ 元競輪選手による、手作業のバフ研磨
全体に丸みを持たせたデザインで、角のトゲトゲしさがなく、握るほどに手に馴染みます。この滑らかなアールを生み出しているのは、元競輪選手の職人による手作業のバフ研磨。汗を握る現場で15mmレンチの大切さを知り尽くした「大先輩」が、一本一本仕上げています。
◆ 使うほどに、自分だけの一本になる
使い込んでいくうちに、ボルトに当てた角やいつも握る部分の黒染めが少しずつ薄れ、中のシルバーが顔を出してきます。デニムや革製品のように、走った距離がそのままこのレンチの表情になっていく、経年変化も楽しめるアイテムです。
◆ お手入れについて
黒染め仕上げは、メッキ仕様に比べるとサビにはやや弱い特性があります。長くきれいな状態でお使いいただくために、ミシン油やチェーンルブなどを布に馴染ませ、たまに表面に塗ってあげてください。使うたびに手入れをする、その時間も道具を愛でる楽しみのひとつになるはずです。