BROTURES OSAKAではとても馴染み深いお客様が
この度、KAGEROのカスタムバイクをオーダーいただいたのでご紹介。
生産終了しているパーツ、取り扱い終了しているパーツ、手に入らないパーツなどなど。。。
何をどう語ったところでこの車両の凄みは好きな人にしか伝わらないと思いますが、のんびりお付き合いください。
STEM:
ENVE ROAD STEM
OSAKAでは爆発的な人気を誇った、カーボンブランド
”ENVE”
カーボンブランドでは
個人的に今もなお、もっとも好きなブランドなんですが
現在、オトナの事情で取扱を休止しているアイテム。
取扱再開目指して奮闘中です。。。しばしお待ちを。。。
HANDLE:
EASTON EC90 TRACK CARBON DROP
こちらは生産終了となっているイーストンの銘品ハンドル。
ガチのトラック競技目的で作られてるので、軽さはそこそこですが
とにかく硬い、全然しなったりしません。そして
何よりかっこいい。
鉄人・中野浩一選手もトラック競技では使用していたとか。
現在のカーボントラックハンドルの雛形になっていることは間違いないでしょう。
HUB:
PHILWOOD TRACK HUB /SLR /GUN-METAL /カーボナイト仕様 /20H,24H
前後とも
PHILWOODの別注ハブ。
味噌とんこつ麺固め背脂追加野菜増し増しにんにく追加大盛りチャーシュー みたいなオーダー。
納期は1年以上かかりましたが、入荷したときはお客様と小躍りしたくらいです(
お互いにほぼ忘れてました笑)。
RIM:
ENVE SES2.2 クリンチャー
SPOKE:
SAPIM CX-RAY BLACK
前後ともENVEリムをSAPIMで組み上げ。ENVEリムでもっともハイトが低く、軽量な2.2シリーズ。
カーボンリムにルックスやインパクトを求めずに、純粋に軽い走り心地だけを追求した境地、みたいなところですね。
スポークには現行で手に入りやすい軽い、硬い、強いで
最強スポークのCX-RAY。
うちの藤本(フジP)はこのスポークで組ませないとご機嫌ナナメになります。
SADDLE:
SELLE SMP CARBON RED
SEATPOST:
ENVE SEAT PILLAR
ガンメタルのフレームカラーにレッドの差し色はとてもしっくり来ますね。ですが、差し色のためだけに
気軽に選んではいけないサドルですのでご注意を。
座面は
カーボンのベースを発色のいいキャンディーレッドで仕上げた
美しいサドル。座り心地はストイックそのもの。
セッティング次第で地獄のような痛みを与えて来たりしますが、逆に低反発マットレスのような
極上の座り心地にもなります。まさに通好み。
CRANK:
SUGINO SUPER SG75 BLACK CHROME
CHAIN RING:
SUGINO SUPER ZEN BLACK CHROME
BB:
SUGINO SUPER CERAMIC
クランク周りのセットアップ、見る人が見ればこう口にすることでしょう。
「えげつな。。。」そんなセレクトです。
SUGINOの定番トラッククランク"75"シリーズを
"S3(エスキュービック)"という強化コーティングで、さらなる
回転抵抗軽減を狙ったモデル。
フレーム内に収まっているBBは、ベアリングにセラミックボールを使用した
反則級の回転性能を誇ります。
ウソに思えるかもしれませんが、
ちょっと踏み込んだだけで勝手に走り出す。そんな乗り心地。ゾワっとしますよ。
ということで全体図。
お客様の許可を得て少し走ってみましたが、走り出し、巡航、
どこからも音がしません。
硬く組まれたホイール、クリンチャーで高性能のタイヤは
走行音すら聞こえてこない。
思い切り踏み込むと
想像以上の加速にびびり、このマシンは街中でそんなに踏み込んじゃいけないことを悟ります。
自分の自転車でもここまで持ってくるのはなかなか骨を折ります。
いやー、まずいピストを手がけてしまいました。こういう一台を触ってしまうと触発されてしまいますね。
自分のでもやりたいと。他のスタッフには、めっちゃ止められますけどね。凄さで負けたくない。笑
さてさて、長々とお話してしまいましたが何かひとつでも刺激なればと思います。
下世話ですがもし気になるのであれば、ググりながら電卓を叩くのも面白いかもしれませんね。
ではでは。
NARUMI
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AYUMU.