アンダー10万円で買える調子いい一台
ここ最近はずっと不安定な天候となっており、もう梅雨入りだなぁと感じます。
雨は多いですが次第に暖かくなるここ最近は、整備や自転車の購入を検討されるお客様のご来店が多い時期でした。
ピストバイクを初めて購入検討されているお客様も多く、車体購入のご相談ではだいたい10万いかないくらいの金額で探している方がとても多いように感じます。
普段ピストなどのスポーツ自転車に馴染みのない方にとって、自転車に10万円という金額を出すというのは大きな出費だと思います。
本日はアンダー10万円で買えて、必ず満足していただけるであろうスペックを備えたオススメのモデルをご紹介していこうと思います。
HOW I ROLL CHAMP
税別¥74,000-
HOW I ROLLは、渋谷にあるBMXやスケートを取り扱うW-BASEがリリースするオリジナルブランドです。
手に出しやすい価格帯ながら、綺麗な仕上げやシルエット、パーツのセレクトにもこだわりが詰まったコストパフォーマンスに優れた自転車がリリースされています。
過去のピストバイクブームの頃にみんなこぞってNJSなどの細身の競輪フレームに乗っていた時代がありました。
オリジナリティのあるカスタムを施したり、NJSパーツでまとめた硬派なピスト など、それぞれ思い思いに自由な発想でカスタムを楽しみ、昨今に繋がるピストバイクカルチャーの礎を築いたと言ってもいいでしょう。
HOW I ROLLのCHAMPは、そんな往年のピストブームのころにみんなが跨った競輪バイクを高いクオリティで再現したモデルです。
競輪バイクの設計をそのまま再現するのではなく、シートポストやフレームエンドの幅などを現行で流通しているパーツの規格にリメイクすることにより、現行パーツでのカスタムの自由度をグンとあげるなど、イジる楽しみにもフォーカスした設計となっています。
素材も、競輪フレームに用いられるクロモリを採用し、トラックバイクらしい細身なシルエットをしっかりと再現されています。
シンプルなルックスはカスタムの選択肢も多く、クラシカルにするもよし、レーシーなパーツを取り付けてもバッチリ様になる楽しい一台でしょう。
クロモリという素材は美しいシルエットを備えているだけでなく、素材自体がバネのようにしなるので路面の振動を吸収してくれて、乗り心地の面でも優れています。
それでは細かい部分にも注目していきたいと思います。
前後のホイールは薄めのリムを採用したオールシルバーのもので、クランクなどのドライブトレイン類のパーツもシルバーのものが使われている点が、このCHAMPを競輪バイクたらしめている要点の一つだと思います。
フレームの接合部分にはラグという接合パーツが用いられることが多いですが、CHAMPではラグを用いらず綺麗にスムージングされた溶接となっていますので、クラシカルな雰囲気になりすぎることなくモダンさもあります。
ステムには細身のシルエットを強調するスレッドステム、ハンドルにはトラディショナルな形状のトラックドロップが組み付けられています。
ハンドル、ステム、シートポストなどの自転車の雰囲気を決定づける要となるパーツも全てシルバーで統一されており、トータルパッケージとしてまとまりのある一台に仕上がっています。
CHAMPが最も競輪バイクをリスペクトしている部分がハンドルです。
ハンドルには本物のNJSパーツであるNITTOのBB123が取り付けられており、正直アンダー10万円の車体にNJSパーツを組み付けるというコダワリっぷりは相当なものだなと感じます。
NJSとは競輪場を走る自転車に使うことを許されたパーツにのみつけられる名称で、それらのパーツには ”NJS” という刻印が施されています。
この価格帯でこのスペックの車体は正直なかなか無いと思います。
初めてのピストバイクを購入しようとご検討されている方にはうってつけのモデルかと思います。
細身のフレームで競輪ルックな自転車をお探しの方はこのCHAMPを候補に入れてみてはいかがでしょうか。
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