今、改めて振り返るKAGEROの歴史

BROTURESのお客様は勿論のこと、ピスト乗りなら誰もが一度は聞いた事があるであろう名作フレーム、”KAGERO”。

 

現在は TYRANT BIKES のモデルであるKAGEROですが、LEADER 時代を含めるとその起源は2011年に遡ります。

 

今回はそんなKAGEROを歴史と共に振り返り、少しだけエモーショナルなブログを綴ってみようかと思います。

申し遅れました、原宿店のマルディーニこと小野で御座います。

 

先ずはKAGEROの名前の由来から。

10月に日本に遊びに来ていたLEADER・TYRANT BIKESの生みの親でありCEOである SALU に聞いた所、その名はなんと日本のアニメに由来するとのこと。

こちらは1993年に公開された 獣兵衞忍風帖(Ninja Scroll) という時代劇エンターテインメントアニメ。この作品に出てくる女忍者である 陽炎 (Kagero) こそが KAGERO の由来なんですよね。

いやぁびっくりですよね! なんだか日本っぽいモデル名だなとは思っていましたが、まさか日本のアニメが関係していたとは。

 

そんな意外なルーツも知れたところで、早速KAGEROの歴史に迫っていきましょう。

初代 LEADER KAGERO (2011年モデル)

 

2011年 LEADER と自転車の街アメリカ・ポートランドを拠点にコアな自転車情報を発信し続けるポータルサイト PEDAL CONSUMPTION とのコラボで生まれた前下がりパシュートフレーム、それが初代KAGEROです。7005番アルミを使用したフレームは正にレーシング仕様で、今ではプレミア価値がつくほどの名作です。因みにこちらの 2011 KAGERO は我らが平本店長が乗っているので、一度見てみたいという方は是非店頭で聞いてみて下さい。もしかしたら試乗させてくれるかもしれないですね。笑

 2代目 LEADER KAGERO (2013年モデル)

2代目となる 2013 KAGERO は2011年モデルから継続して7005番アルミを使用、締まりのある軽やかな乗り心地は多くのピストヘッズを魅了しました。
あとはこの特徴的なネイビーカラーとイエローのロゴデザイン。KAGEROといえばダークシルバーのフレームを思い描く方が多い中で、このカラーリングは大きな話題を生んだみたいですよ!
3代目 LEADER KAGERO (2015年モデル)
早くも3代目のご紹介です。2015 KAGERO は、725TRや735TRと同じくヘッドチューブをテーパーヘッドにする事により飛躍的に剛性や強度を向上させた革新的なモデル。 ロゴデザインもスタイリッシュにリニューアルされ、よりアーバンな仕上がりになったのが 2015 KAGERO という訳で御座います。
4代目 LEADER KAGERO (2018年モデル)
おや、なんだか見慣れた現行のKAGEROにグッと近づいたデザインに近づきましたね。こちらが2018年モデル、そしてLEADERとして最後のKAGEROになります。
フルモデルチェンジが行われたフレームにはなんと7046番アルミを使用。2015年モデルまでに使用されていた7005番と比較しても更に強度に優れ、それにより歴代最軽量かつ最上級の仕上がりになったのが2018 KAGERO です。
実は僕もこのKAGEROを狙っているんですが、中々出てこない、、
もしお持ちの方は是非小野にご連絡下さい。高値で買い取ります。笑
5代目 TYRANT BIKES  KAGERO (2019年モデル)
2019年、ストリートを我が物顔で疾走する世界観をリアルに実現するため、Emi Brwon や Patrick thames などLEADER所属ライダー達の目線によりTYRANT BIKESが誕生。そしてそのTYRANTブランドのファーストモデルとして 新作KAGERO が発表されました。
2018年モデルから継続した特徴的なシルエットと最高級アルミである7046番アルミを採用し、業界最軽量となるフレームセットで1.6kgという驚異的な重量を実現したのが 2019年 KAGERO という訳で御座います。
6代目 TYRANT BIKES  KAGERO (現行モデル)
もはや2018年モデルあたりからルックスがほぼ同じなので分かりにくいですが、こちらが2021年にリニューアルされた現行のKAGEROになります!
レースは勿論のこと、街乗りにおいても快適に走り易くする為にフレーム素材を 7046→6069番アルミに変更した当モデルは過去モデルと比較しても圧倒的に疲れにくいライディングが可能になりました。コンパクトなリアトライアングルの恩恵と、剛性の見直しによって乗り味は更にキレを増したみたいです。
またシーズンカラーや限定カラーのフレームも数多く排出し、幅広いニーズに応えてくれているのが現行モデルになります。
やっぱりKAGEROは良いなー。
今では数多くのハイスペックフレームが世に出回っている中で、時代に合わせたモデルチェンジを行いながら未だに業界の第一線で人気を博するフレームはKAGERO以外に見た事がありません。
このフレームだけを目当てにわざわざヨーロッパや南米から訪ねてきたピストヘッズがいるくらい、沢山の人々を魅了し、そしてこれからも魅了し続けるのがKAGEROなんだと思います。
懐古的なブログにはなりましたが如何だったでしょうか。
あの頃の懐かしさに心を揺さぶられた方もいるでしょうし、
新たにKAGEROの魅力に惹かれた方もいるでしょう。
僕個人としてはこのブログを書いたことによって
また1人KAGEROに手を伸ばす方が現れてくれたら、ちょっぴり貢献できた気持ちになりますね。
それではそろそろお別れのお時間です。最後は皆さんご一緒に。
KAGERO FOREVER !!
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