3回目の開催となった「Paint'em All」も大盛況。皆さんご来場ありがとうご...

国内でこの世界の第一人者として知られるKEN THE FLAT TOP氏により、定期的に開催される「Paint'em All」

BROTURESで購入してもらったピストバイクに限らず、皆さんの大切なアイテムを唯一無二の宝物にしてくれる。お店の企画として、個人的にはすごく想い入れの強いアメリカンカスタムカルチャーを体験出来るイベント。こちらを先週末、BROTURES原宿で開催していました。

今回もバイク、ヘルメット、レザーバッグ、サングラス、ヘッドフォンなど、様々なオーダーを皆さんが楽しんくれて何より。

そこでまずは「ピンストライプって何?」そのあたりもせっかくだから触れておこうかなと思います。

このアートワークは、細く長く綺麗な線を描く為の筆とエナメル塗料を一般的には使い、その歴史は一世紀近くも前に始まり、古くは馬車の装飾として親しまれていたそう。そこから時を経て1950年代、自動車が大量生産されることで皆がオリジナリティを追求する為にこのピンストライプを愛車に施した。つまりは70年以上も前にアートとして確立された技法だそうです。

その創世記に最も有名なアーティストとして認知されているのは、ミッキーの父親としてイメージされたラットフィンク生みの親"Big Daddy"Ed Roth。そして誰しもが一度は目にしたことがあるであろうフライングアイボールで有名なVon Dutch。

この辺りはKUSTOM KULTUREを語る上で最も外せないレジェンドであり、ケンさん自身も1980年代に開催されたムーンアイズのイベントでEd Rothの作品に触れ、そこからピンストライプを始めたそう。生で彼の作品を、彼と会えたなんて羨ましすぎる、、!!

こんな素敵な出会いがケンさんをピンストライパーへ導き、今僕らがその世界を体験出来ていると思うと、なんとも考え深いエピソードですね。

このピンストライプって今話したように長い歴史があるので、トラディショナルな手法を追求しているアーティストさんが多いように感じていました。しかし、ケンさんと話していると常に新しいものを模索してるような気がするし、どんなわがままオーダーをしたって想像を遥かに超えてくる。昔の記事で「自分のピンストライプはニュースクールだ」と言っていましたが、カスタマーの僕達もそこにとことん心酔しているんです。ケンさんはそんな素敵なアーティストさんなんです。

それでは前置きが長くなってしまったので笑 今回のイベントの様子をいくつかご紹介させていただきます。

まずはピストバイク。今回も様々なオーダーをケンさんがこなしてくれました。

うちのGORIも自分の735TRに描いてもらってましたね。LEADERのフレームって太くてシンプルなので、こういうアートワークはとてもハマります。次回是非って方いたら早めに相談して下さいねー!

そして一番下の金魚デザイン、GOLD FISHはケンさん十八番の一つ。もう目の前で泳いでるかのような迫力。一本一本、太さや色味を変えることで、線のみで仕上げたとは思えない立体感。さりげなく写り込んでるシャツはケンさんがデザインしたSUN SURFのアロハ。お客さんがバッチリ着用してきてくれました!

違うイベントでリリースされたアイテムだけど、こういうのすごい嬉しいです。いつもありがとうございます!

そして今回はフレームだけでなく、パーツへのオーダーもありました。ちゃっかり僕もリム内側にフレームと同色のラインを描いてもらいました!

自転車のカスタムってどうしても有り物を組み合わせるだけで終わっちゃうからつまらないなーと一番最初は思ってたけど、そこにカスタムペイントを施すだけで他の誰とも被らない、自分だけのオリジナルを追求できます。

ピストバイクは自由だ!と提唱したからには、皆さんが理想とする一台を仕上げる為に僕らは妥協したくないです。セオリーで凝り固まった脳みそはどこかに捨ててきました。色んなアイディアを持って協力させてもらいたいので、わがままオーダーどうぞどうぞ!

お次は自転車以外のオーダーをご紹介。今回も個性豊かな持ち込みがたくさんあり勉強になりました。

スタッフのルネとゴリはサングラスへ。こんな繊細な部分にも描くことが出来るなんて知りませんでした、、!これからの季節でライディング時には必需品となるアイテム。愛車の色と合わせてドレスアップするのは大アリでした。うらやまし〜

レザーバックはお任せでBLACK&GOLD。使い込んでいくうちに味の出るレザーと、共に擦れて味の出るピンストライプが今から楽しみですね。

最後にオートバイ。今回もヘルメットやら外装パーツやら、燃やしに燃やしまくってもらいました笑

BROTURES原宿のスタッフはピストバイクの他にも乗れるものは何でも好き。特に2輪は大好物。他にも古いアメ車やビンテージのブリティッシュバイクに乗るスタッフがいます。ケンさんとの出会いだってバイクに乗っていたから縁があったし。全スタッフが本当に引き出し多くて、カスタムの話で楽しませる自信があります。ピストバイクを買うんだ!と意気込み過ぎなくていいから、皆さんいろいろとお話ししましょーねー

このように大盛況のまま、2日間が過ぎ去った今回のイベント。

次回の開催はケンさん曰く4ヶ月後くらい。もう今から何をオーダーしようかと考えてる時間が何より楽しい。今回ご来場いただけなかった方も、次回は是非この世界に触れて楽しんでほしい。

何より、世界でトップと誰しもが認めるアーティストさんのカスタムペイントをライブで体験できるってなかなか無いはず。

また次回のPaint'em Allでお会いしましょう!

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