HOW I ROLL CHAMP -玄人POLISHカスタム-

BROTURES KICHIJOJI Customer’s Bike Check “B” REAL.
初めてのピストバイクにLEADERエントリーモデルの721TRを選び、その後KAGEROのフルカスタムバイクを購入したピストフリークなオーナーが3台目に選んだモデルは、意外性に溢れたこんな一台でした。





■HOW I ROLL CHAMP
日本発の自転車競技「競輪」、その競輪で使用される車両からインスパイアを受け、HOW I ROLLの解釈を添えたピストバイク。
細身のホリゾンタルのクロモリフレーム、クラウンが角ばったフロントフォーク、シルバーの薄リムを採用したホイール、スレッドステムなどはまさに競輪の自転車のシルエットを再現し、細部までこだわり抜いたモデルです。

純正パーツからの変更箇所はグリップ・ブレーキルーティーン・前後ホイール・ペダルの4箇所のみ。
とはいえ純正の状態を見ていただければお分かりの通り、この4箇所のみで、見た目には劇的な変化が加わっています。

BROOKS SLENDER LEATHER GRIP
ベジタブルタンニン鞣しの高品質なレザーテープを使用したBROOKS製のロックオングリップは、巻きつけたテープが解けないよう両サイドをオリジナルの刻印入りのアルミニウムシェルで固定されており、さらにシェルに内蔵されたボルトによって、ライザーバーに簡単かつクイックに着脱が可能です。 本革ならではのソフトな握り心地と高い耐久性を発揮し、さらに長年使用することで現れる経年変化も楽しむ事ができます。





H PLUS SON SV-42 × BROTURES TRACK HUB
CHAMPを組み上げる上で絶対にはずせなかった、と言う前後の手組みホイールは
H PLUS SON SV-42とBROTURES TRACK HUBのポリッシュコンビ。
ホワイト・ブラック・ポリッシュの3カラーで構成された完成車に、色味ではなく面積で変化を加える玄人な選択。
H PLUS SON SV-42はブレーキ面さえも容赦なく磨き上げられたフル鏡面仕上げのリムで、リムブレーキの効きは(もちろん)よくないですが、趣向製とビジュアルに拘るならこれだよねって感じの逸品。
もちろん回転性・耐久性・剛性の面ではしっかりとカスタムの恩恵を受けられます。
どこかを尖らせるなら、その分何かを失わなきゃいけないのが世の常だけど、その選択こそがつまり「個性」ですよね。

SIMWORKS BY MKS Taco Pedal
ペダルはMKS(三ヶ島)とSIM WORKSとのコラボレーションアイテムのTACO PEDALをセレクト。
MKS製品の中で最もワイドな踏面を持ち、かつ、あの名作ペダル ALLWYAS と同様に、ペダル中央に設けられたコンケーヴ(緩やかな凹み)が足裏にフィットすることで、他の製品では絶対に味わえない抜群の安定感と、ストレスフリーな踏み心地を実現しています。
国産ペダルならではの作り込みの良さと、SIM WORKSコラボらしい、ひとクセあるデザインにも注目です。

最後にブレーキワイヤーのルーティーンを2本引きにして、前後ブレーキを片手で引ける仕様にアレンジしました。
総じてオーナーがこれまでに選んできた、スペックやスピード感みたいなところからは少し距離を置いたカスタムバイクが完成。
見た目に美しく、乗り心地はクルーザーライクで、「スピードはそんなに出しません。」って感じで程よく肩の力が抜けた一台に仕上がってます。
CHAMPの今季モデルの在庫はすでに多くのカラー・サイズで欠品が出ていますが、すでに乗ってるよって方はもちろん、他のフレームに乗ってるor乗りたいって方も、カスタムの参考にぜひチェックしてみてください。
それでは。
P.S.納車直前にバルブキャップを @runwell.jp のバルブリングにチェンジ!

BROTURES KICHIJOJI
Miya