KAGERO”MODERN RETRO VIBE”
今日で仕事納めという方も少なくないのではないでしょうか。
しかし！BROTURESは全店舗28日(日)まで営業しております。
年内に買い忘れたものがある方や、カスタムして新年を迎えたい方は、まだ滑り込みチャンスがありますよ！
年末年始の休業日は12/29〜1/1。1/2から営業再開いたします。
休業期間中は、ピストバイクを眺めながらお雑煮を楽しんでください。
ちなみに私はおしるこ派です。どうも、Kickです。
今回はカスタムバイクを紹介していきます！
とは言え、いつものカスタムバイク紹介ではなく…
CONCEPT BIKE
TYRANT BIKES KAGERO
Build By Kick from BROTURES KICHIJOJI
MIYA氏、MATSUDA氏に引き続き、僕もコンセプトバイクを組み上げましたので、この場を借りてご紹介していきます！
MIYA氏、MATSUDA氏のコンセプトバイクは↓のリンクからどうぞ！
MIYA'S CONCEPT BIKE→JEDAN “NEO CLASSIC COMMUTER”
MATSUDA'S CONCEPT BIKE→ANTHEM"HARD EDGE SPEED”
それでは、僕のコンセプトバイク紹介に入っていきましょう！
KAGERO”MODERN RETRO VIBE”
ピストバイクって、街で乗ることでこそ真価を発揮する自転車だと思うんです。
街乗り用としてピストに乗っている方も、きっと多いはず。
壊れにくい・気楽・カッコイイ。
理由はこの3つを挙げれば十分で、実に単純明快。
気分のままにピストバイクで街をぶらぶらするのが、なんとも楽しいんですよね。
オシャレな雑貨屋やレトロな喫茶店。休日の街には、モダンとレトロが自然に混ざり合った空気があります。そんな街を走るピストに乗りたいと感じている、あるいはすでに乗っているあなたは、きっと感度の高い方なのではないでしょうか。
だからこそ、街の空気に自然と溶け込む一台で、気の向くままに走りたい。
目的も決めず、気になったお店にふらっと立ち寄る。そんな時間に寄り添ってくれるバイクがいい。そんな小さな楽しみを積み重ねるだけで、日々の何気ない日常がさらに明るくなるはずです。
フルカーボンのメカメカしいマシンでレトロ喫茶に入るのは、どこか違う気がする。この感覚、伝わってくれたら嬉しいです。
というわけで今回は、
モダンとレトロが融合する現代の街を、1台で楽しめるピストバイクというコンセプトで組んでみました。
フレームはTYRANT BIKES KAGERO
業界最軽量級となる約1.9kgのフレーム重量に、トップチューブが前下がりになったピストらしいパシュート形状が特徴のフレームです。
パシュート形状によって自然と前傾姿勢が取りやすく、極小のリアトライアングルジオメトリーや軽量な車体も相まって加速性能は抜群。往年のスピードフレームらしい走りを楽しめるのが、この”KAGERO”です。
実は自分自身も以前乗っていたことがあるのですが、これが本当に良い。
アルミフレーム特有のダイレクトな踏み心地と、パシュートフレームが生み出す漕ぎ出しの軽さは、ピストバイクの魅力を直感的に味わうことができるポイントだと思います。
アルミフレームでありながら細身でシャープなシルエットは洗練された印象を与えつつ、現代的な雰囲気も併せ持っています。今回はKAGEROの最新カラー”WHITE”をチョイスし、往年のスピードフレームを街にもすっと馴染む、きれいめな一台に仕上げていきます。
ホイール：DSNV®106 WHEEL SET
ホイールには、スペイン・バルセロナ発の”DOSNOVENTA”チームデザインカーボンホイールをセット。
60mmのリムハイトはエアロ効果と横風の影響、そのバランスが非常に良く、街乗りにおいてはちょうどいいリムハイトだと個人的に思っています。
モダンなビル群の中を走っていても横風に煽られにくく、それでいて踏み込んだ力がスムーズに推進力へと変わる感覚。街中を流すように走るシーンから、少しペースを上げたい場面まで、ストレスのない走りを実現してくれます。
まさに、「街で気持ちよく走る」ことを重視するなら、最適なホイールセットではないでしょうか。
街乗り・ストリートでのクランクといえばこれ、”BEAT CRANK”。
KAGEROが持つ鋭い加速力に、BEAT CRANKならではの高い剛性と硬さが加わることで、ストップ＆ゴーの多い街中でも快適さとスピードの伸びを存分に味わえます。
踏み込んだ力がそのまま推進力に変わる感覚は、ピストバイクの本質的な魅力そのもの。気がつけば、どんどんとピスト沼に引き込まれていく。
さらに、メンテナンス性が高く、丈夫なのも嬉しいポイント。修理には何かとコストがかかるものですから、「壊れにくさ」という視点も、パーツ選びではぜひ重視していただきたいところです。
ハンドル：NITTO FOR SHRED BAR
ステム：RIHCTEY CLASSIC C220
シートポスト：RITCHEY CLASSIC ZERO SEATPOST
今回のコンセプトは「街に馴染む一台」。
スポーティーさやレーシー感を前面に出すなら、オールブラックで組み上げるのが定石ですが、今回はあえて上半身のパーツにシルバーを取り入れ、軽やかでフレッシュな印象に仕上げてみました。
ハンドルは、街乗りでの操作性や視野の広さを重視してライザーバーをチョイス。
中でも”NITTO FOR SHRED BAR”は、ライザーバーの定番とも言える存在です。650mmという程よいハンドル幅に、スウィープ量やライズ感など、あらゆる面で「ちょうどいい」ハンドル。
ステムとシートポストは”RITCHEY”で統一しています。
定番である”THOMSON”の武骨さや剛健さも捨てがたいですが、今回は丸みを帯びたシェイプがどこか可愛らしい、RITCHEYのコンポーネントを選びました。
「ルックスは可愛いけど、性能はどうなんだ？」という声が聞こえてきそうですが、ご安心を。
RITCHEYは、マウンテンバイク黎明期をリードしてきた”トム・リッチー”が創業した、由緒あるアメリカンコンポーネントメーカー。長年にわたる技術とノウハウの積み重ねから生み出された製品は、街乗り用途としては申し分ない性能を誇ります。
グリップ：WTB ORIGINAL TRAIL GRIP
タイヤ：PANARACER AGILEST
サドル：SELLE ITALIA MILANO FLITE RACER
ペダルストラップ：FAIRWEATHER PEDAL STRAPS
フレームカラー(ホワイト)、ブラックパーツ、シルバーパーツ。
それだけでも十分まとまってはいますが、どこか少し物足りなさを感じてしまう……そう思うのは僕だけでしょうか。
そこで今回は、グリップ・タイヤ・サドル・ペダルストラップをブラウンで統一し、渋さのある雰囲気をプラスしてみました。ここ推しポイントね。
ソフトパーツをブラウンでまとめるだけで、車体全体の雰囲気がぐっと深みのあるものに変わります。
今回チョイスしたブラウンパーツは、決してルックス重視だけのものではありません。
ズレにくいMTB由来のグリップ、日本製の信頼できるタイヤ、変化を楽しめるレザーサドル、そしてほつれにくいペダルストラップ。
見た目と実用性、そのどちらも妥協せずに選んでいます。
バルブキャップ：RUNWELL VALVE RING
ペダル：MKS ALLWAYS
仕上げとして、スペーサー、バルブキャップ、ペダルにまでシルバーを散りばめ、ディテールに至るまで妥協のない1台に仕上げました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回は、TYRANT BIKES KAGEROをベースにしたKickコンセプトカスタムバイクをご紹介しました。
軽量性に優れ、パシュート形状を持つKAGEROが生み出すストレスのない走行性能に加え、街乗りでも真価を発揮するパーツを厳選。
その結果、より街に寄り添い、快適にタウンサイクリングを楽しめる一台に仕上がりました。さらに、ルックスにも妥協することなくブラウンパーツを取り入れることで、モダンなフレームと渋みのあるレトロな雰囲気が自然に調和。
快適なライディングが可能な上にしっかりと“雰囲気のある”街乗りピストバイクが完成しています。
タウンユースに特化した一台。
日々のお買い物で訪れている、いつもの街も、ピストバイクで散策してみると、きっと新たな発見があるはずです。
そんな何気ない日常の中で、ピストバイクが小さな変化をもたらす存在になれたら。そして、「そのきっかけとなる一台を、あなたのもとへ届けていきたい。」
私たちはそう思っています。
ぜひ、今回のコンセプトバイク”KAGERO -MODERN RETRO VIBE-”が気になった方はお気軽にご来店ください。
遠方の方からのお問い合わせ・ご相談もお待ちしております。
お問い合わせは下のバナーをタップして吉祥寺店公式LINEからどうぞ。
では、また。
BROTURES KICHIJOJI
Kick
