Patrick Seabase 83 Motorpace
先日、ツール・ド・フランスの最も過酷なステージ「ピレネー越え」をピストで成し遂げた鉄人
Patrick Seabaseの「#Seabase1910」をご紹介しましたが、その彼が4年前に行ったトンデモナイ挑戦もご紹介。
その動画がコチラ
ひたすら脚を回す、回す、回す。。。
先導車のスリップにしっかりと入り叩きだした速度はなんと
83km/h
トップスピードを叩き出す筋力、ピレネーを超えた気力、体力、
さらにはルックスまで、どこをとっても一流のライダーといえますね。
以下余談ですが。。
今回のSeabaseをちょこっと数学してみます。
「時速83km = 約分速1383m」
700x23c の外径は668mm
外径に円周率をかけると外周が出ます。
「668 x 3.14 = 2097.42mm」(荷重なし時の理論値)
となると、ホイール1回転あたりに進む距離は「約2.1m」
ケイデンス 150回転/毎分 と仮定(結構な漕ぎペース)
「1383m / 150 = 9.22m」
クランク1回転あたり、9.22m進むためのギア比は
「9 .22 / 2.1 = 4.39」と出ます。
ロードバイクのトップギアがこのあたり。
ピストだと「57/13T」「53/12T」くらいの設定。
いずれにせよ街中では危険な速度なので
トライするなら場所は考えた方がいいでしょう。
さらに余談ですが
現行の手に入りやすいパーツで設定できる「最大ギア比」は
ピストなら
「sugino ZEN 58T / 各種NJS小ギア 12T = 4.83」
ロードバイクなら
「アウター55T / スプロケット トップギア 11T = 5.00」
各々を同じ条件下で計算すると
ピストなら 「時速91.35km」
ロードなら 「時速94.50km」
時速100km を出すならケイデンスを180回転まで持っていけばいいみたいです。
1秒間にクランクを3回転、繰り返しますが公道でのトライはオススメしませんよ。