日本の自転車文化
こんにちわ!今日は天気も良く、寒すぎもせずで気持ちがいいですね!
早いもので10月も半ばにさしかかり、秋の匂いがぷんぷん。少し早いですが、紅葉を見にプラリ自転車でなんてのも良いかなと。
そこで、サイクリングに最適な今の季節に新しくスポーツバイクの乗り出しを考えている方、
まだスポーツバイクに乗った事無い方など!是非良い自転車に乗って、より良い自転車ライフを満喫してもらいたいなと!
そこで、少し長くなりますがこのブログを参考にしてもらえると光栄です。
僕個人の考え、安いママチャリが一般化されている日本では、自転車そのものが安い乗り物という認識になっているように感じます。
「ママチャリ文化」が定着していますが、実際にママチャリに乗られる方が国民の8〜9割だとか。
男性が恥ずかしがることなく当たり前のようにママチャリに乗っている国は日本くらいみたいで、外国の方からするとその光景は異様なんだとか…
だが、その人その人によって用途がありますし、日本独自の「ママチャリ文化」を否定するつもりはありません。
ぼくも高校生の時はずっとママチャリに乗ってましたし、お子様がいる女性の方などはアシスト付きママチャリが最適でしょう。
ただし「安いママチャリ」ってところが気になります。安くできるにはそれなりの理由もあると思いますし、高いものにもそれだけの理由があります。
そこで、気になるママチャリについて少し調べてみました!
自転車が日本に入ってきたのは江戸末期らしく、日本に住む(横浜などの港町)外国人が自国から持ってきたのが最初と言われています。
その後、日本の国民に自転車が普及したのは明治から昭和初期。当時は高級品であり、所有者は羨望の眼差しで見られていたとか。
そんな時代ですから、自転車を利用するのは一家の主である男性。一部(大富豪など)を除き、女性が乗るべき物ではないという風潮だったみたいです。
月日が経ち昭和20年代後半、自転車業界は新規需要や輸出台数の減少、モーターバイクの復旧などで厳しい状況に追い込まれていきます。
困った自転車メーカーは今まで男性ターゲットだったのを変更し、自転車に乗る風潮がなかった10代後半〜20代の若い女性を新しいターゲットとしたわけです!
当時の自転車は荷物運搬として主に使われていたので、太くて頑強な造りの上、大きな荷台とスタンドが付き重量感で満載でした。
そこで、見た目ももちろんの事、重量、サイズ、価格帯と新しく見直し、女性向け自転車の販売に乗り出したというわけです。
昭和31年、女性ターゲットにした自転車「女性用軽快車」がついに生まれました。
山口自転車から発売された「スマートレディー」という車種で、いままでの自転車とどのように変わったのかと言うと、
軽量化、車体の重心を下げた、小柄な女性やスカートをはいた女性でも跨がれるようなフレームなどなど。
そして、最も画期的だったのが先端に取り外しできるカゴを付けたことみたいで、これによって多くの女性が買い物に利用するようなったとか!
価格帯としては、今までの自転車が1万円代後半〜3万円近くだったのに対し、13500円と比較的低価格でした。
低価格と言っても、当時大卒の初任給が8000円。高級な物には変わりありません。
だが、その乗り易さ、ネーミングや広告を女性に特化した事、ローンで月に1000円でオッケーなどもあり、月に5万台も売れる大ヒットとなったわけです。
この一台をきっかけに各メーカーから女性用の自転車が販売されました。その乗り易さから、男性や高齢者など幅広く利用するようになったとか。
よって、この年がママチャリのはじまりと言って良いでしょう!
この年から今に至るまであらゆる改良が加えられ、今では荷物や子供を乗せても安定に安全走行できる電動アシストママチャリなどが増えてきました。
去年の自転車年間生産数(自転車協会参考)をみてみると全体の台数825,734台。うち、MTB、BMX、スポーツバイク、小径車等全部を足しても56,904台。
残りのママチャリとアシスト車で768,830台と圧倒的な数字となっております。
輸入台数に関しましても、近年ロードやピストバイクの流行もあり多くはなっておりますが、それでも今だにママチャリには及びません。
ママチャリ以外の全自転車の台数が2,637,567台に対して、ママチャリだけで3,094,262台となっております。
この数字を見ると、どれだけ日本がママチャリ大国かってことがわかりますね!!
ざっくりとママチャリのはじまりについてなど触れてみましたが、一方で日本の自転車メーカーは1980年代以降、世界をリードする自転車を作れていないんですよね。
その理由が先ほど話したママチャリの普及が関与してくわけなんですよ…
っとこの先も少し話が長くなりそうなんで二回に分けて話したいと思います!
余談になってしまいますが、日本製の最古の自転車(三輪)を写真欄に乗っけてみましたので、歴史を感じてみてください。
なんと製造年代は1860~70年代とのこと!!すごすぎです!
とまー、最後に少し話が離れましたが、続きが気になる方は次回お楽しみに〜〜
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