中堅
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腰痛が半端ないっす。
こんばんは!
ミヤです。
男たるものやっぱり「リーダー」や「店長」、
「社長」とか「経営者」っていう
上に立つ役職ってのは憧れを抱いちゃいますよね。
学生時代スポーツやってたりすると
1年は可愛がられ、3年は風格があって
そんな中で板挟みでも賢く堅実に立ち回る2年の存在は大きい。
会社でもそうですね、
上司と部下の間で苦労しつつもカチッと仕事をこなす。
であればこそ、上司や部下からも一目置かれる。
ビギナーほど初々しくもないが、ベテランほど熟してもいない。
そんな“中堅”は、
目立たないが、かっこいい。
ピストではどうでしょうか。
DOSNOVENTA TOKYO やLOOK MADISONなど
完成車ですでに30〜40万してしまうようなハイクラスで熟した車体もあれば
LOCALBIKES METRO、LEADER 721TRのようなエントリーポストの初々しい車体もあります。
そんなハイクラスとロークラスに挟まれつつ
それでも埋もれることなく、確かな存在感を放つ中堅車体。
個人的にはそれが
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CINELLI VIGORELLI STEEL ¥253,000(intax)〜
だと思います。
何故か。
フレームセットで¥115,000(intax)という手の出しやすい価格設定ながら
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100年以上の歴史をもつイタリアの老舗チューブメーカー“コロンバス”の
(DOSNOVENTAのチューブもここのです!)
スロンチューブを採用しフレームウェイト1900gと非常に軽量。
しかも、
軽量なフレーム=アルミという概念を覆す
「スチール(鉄)」素材。
思うにここが本フレーム最大の個性。
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鉄のいいところって、耐久性が高いところだったり、しなやかさだったり衝撃吸収だったり。
色々あるんですが
如何せんそもそも「重い」というハンディキャップを抱えてしまっているため
軽量性やスピード感を求めるピストバイク乗りからはやや嫌煙されがちだったりします。
そんな、クロモリ=重いという常識をやすやすと覆し(実際安い)
なおかつ鉄特有のメリットも持ち合わせているという究極の2面性。
なんと絶妙な丁度良さでしょう。
しかしこのフレーム、超がつく人気フレームではない。
安くもなく、高くもなく、それでもエントリーモデルに比べ
圧倒的にパフォーマンスで勝る。
以上がこのフレームを“中堅”だと思う所以なんです。
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フレームカラーはご覧の通り
グロスブラックにフレークが散りばめられた
チネリらしい美しいデザインが魅力ですね。
これがまた嘘みたいにカスタム映えします。
ページ上部のスライダーにまとめてますが、一色で
これほどまでに「七変化」を見せてくれる車体もそうないでしょう。
「高いだけ、ハイスペックだけが華じゃないのよ」と訴えかけてくるようなその姿から
その懐の深さを感じずにはいられません。
とはいえこのVIGORELLI STEELもメーカー在庫残りわずか。
さらには次回生産の予定も無し。
ということで、
この春新しくピストバイクを考えているビギナーさんも
載せ替え検討中のミドルユーザーの皆さんも
ぜひこの「手堅い」フレームに一度跨ってみてはいかがでしょうか。
ご相談、お待ちしてます。
それではまた!
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