伝説的ピストバイクから踏襲された、TYRANT BIKESの真打ち。
ピストバイクを愛用して歴が長い人はご存知の方も多いかと思います。
もしピストバイクの博物館があったら絶対にラインナップしてほしい、名車がと呼ぶに相応しいCannondale Capo "Track"
個人的にはLEADER®︎のライダーであるMASSANが乗っていた事がキッカケで好きになった一台。
鮮やかなブルーに1インチパイプのヘッド、アルミフレームにクロモリフォークという変化球。
こういう曲者が好きになっちゃうんだよなー。
そのオマージュではありませんが、TYRANT BIKESでも名車と呼ばれる一台があるんです。
その名は"KAGERO"
「どこまでも続く」という言葉に惹かれ命名したHORIZON BLUEを纏った一台。
何も考えずただ足を回して、Tシャツなびかせて、アスファルトにタイヤ痕つけて。
そんな雰囲気で乗ってほしい。どこまでも突き進んで欲しいという一台。
非常に高度のあるアルミを使っているため、極限までチューブを薄く製造することに成功。フレームセットで2kgを切ります。
更にはピストならではのパシュートジオメトリーを採用しているので、攻めたライディングも可能。
仕様に関しては潔くBROTURESのT3カーボンホイールとCUT-OFF POLICE BARでセットアップ。
幅狭フラットバーで渋滞ストレスから解放されて欲しい。すり抜けフリー。
仕事の帰り道、カーボンホイールの風切り音を感じながら気持ちよく走って欲しい。
そんな気持ちで作ってみました。
お客様のピストバイクを製作する上で、結構気にするんです。
「この人はどんなシーンで走るのかなー」とか「こんな一台が似合いそうだなー」とか。
これはカスタムバイクを製作する上での醍醐味。
個人的にフレームが派手なカラーならそこを引き立てて、その他コンポーネントはシンプルにまとめるのが好み。
だけどコンチネンタルのゲータースキンやUSA匂プンプンのPURY GRIPとかは欠かさずに。
BROTURESでラインナップしている数あるピストバイクの中でも、真打ちと呼ばれるKAGERO。
初めてピストバイクを買う人も、ちょっとフレーム載せ替えてみようかなって人も。
是非セレクトしてもらいたい一台です。