"あの頃"ハンドルと今のハンドル。
10年前を振り返ってみると、世の中が今と全然違うなーって思うんです。
あの頃は常識だったのが、今ではそうでない。
ブームの再来とともに、以前とは形が変わって、流行し始める。そういうものは何かと目にしますが、実はピストも昔の常識と今の常識が逆転しています。
代表的なものでいうと、ハンドルですよね。
ハンドルは短いライザーバーが主流だったあのころ。
おそらく当時のメッセンジャーが車と車の隙間をすり抜けるために、ハンドル幅を極短にしていたのが発端ではないでしょうか。
当時のピストはライザーバー短かければ短いほどカッコイイ。そんな声があったんですよね。
今でも、"あの頃”のピストをリスペクトして、短いライザーバーを好む方も多いのではないでしょうか。
CINELLIのPEPPERやDEDAのSTREET ISSIMOは短いライザーの中でも、定番かつに大人気のハンドルでした。
CINELLI PEPPER RISER BAR
DEDA Streetissimo Riser Bar
安定感には欠けますが、ライズが高く、フォルムも渋い。
いまだ、ピストはこれだろ!って思っている人も数多くいます。いいっすよね。
クラシカルなスタイルに、”あの頃カスタム”を味うのもいい。
時は進み、現在。
ピストにロングライザーバーという空前のブームが到来しました。
きっかけはカルフォニアのピストクルー『MASH』のムービーからだとか。
極短のハンドルとは真逆の、極長ハンドルでストリートを駆け抜けるその姿が、世界中のピストライダーを魅了させました。
これにより、MTB用のハンドルが猛烈に注目を浴びることになったわけですが。
やっぱり、嗅覚が優れたBLUE LUGさんは動きが速く、NITTOの別注「for SHRED BAR」を作成。
定番かつ、大人気のハンドルで、ユーザーは絶えぬほど存在します。
NITTO for SHRED BAR
そして、BROTURESでもこのブームは無視できず、独自のロングライザーバーを製作し、先日発売。
by BROTURES WIDE LOW RISER
海外メッセンジャーのようなスタイルに。
この形こそ、今はストリートの花形となっているわけです。
今と昔、どちらをあなたは好むのでしょうか。
サクッと、お店に寄ってハンドルカスタムでもしてみませんか?
mittz
BROTURES YOKOHAMA
mittz