速く走る為に必要なパーツはコレ。あくまでも持論です。

「速く走るエンジン」

これは自転車において、つまり人という訳だ。筋トレ、ダイエット、走り込み、このあたりをスープアップすれば、自ずと速く走れるでしょう。

「速く走る為の補助」

速く走るという目標の場合、あくまでも自転車本体は補助という役割になるのかな。フレームはスチールなのか、アルミなのか、カーボンなのか。ホイールはどのくらいスムースに転がるのか。クランクが硬い、柔らかい。自転車そのものが軽い、重い。ギア比は?人力エンジンのエネルギーロスを極限まで防ぎ、増大させる、最大限活かす為のセッティングが必要。

その中でも速く走る為に拘りたいパーツ。それはブレーキ。

車で例えるなら、首都圏の市街地を速く走る上で余計な排気量は不要。車体自体の大きさも不要。無駄な重さも不要。(全て個人的な意見)それよりも車重が軽く、立ち上がりが軽快で、尚且つ最適なレンジを活かしきれる1600ccくらいの排気量と"しっかり止まる"ブレーキユニットさえ搭載すれば、ものすごく気持ちいいドライブが出来る。だから80年代後期〜2000年代初頭の国産スポーツカーは最高な訳で。

そう、しっかり止まらない乗り物は不安でスピードが出せません。踏み込むことに躊躇して、乗り物のポテンシャルを活かしきれません。

よって、よく止まるブレーキユニットは街乗りで速く走る為に非常に重要だと解釈しています。

そこで今回はちょっと面白いパーツを仕入れてみた。

NISSEN SP31 SPECIAL STAINLESS STEEL INNER CABLE ¥2,860(税込)

ドレスアップ効果が皆無で全然楽しいカスタムでは無いんだけど、よく止まるブレーキを助長するパーツという観点で非常に重要なアイテム。

あれ、すごく苦手なんですよ。レバーを握って「ムギュー、、」と暑苦しく野暮ったく効くブレーキ。もう握る気すら無くす。(製品により例外はあります)良い感じのキャリパーでバッチリなセッティングを施してレバーは「カチッ」と握りたい派。

この日泉SP31ケーブルのすごいところは、従来製品の倍近い繊維で生成しているところ。SP31の31は繊維の本数。これが多いことによって、ワイヤーが高密度で隙間なく、耐久性、柔軟性に大きな利点を生んでいます。自転車へ取り付けた時に生じる屈折した箇所への摩擦も減り、同じレバーとキャリパーを使ったとしても、握り心地が段違いにスムーズになる。

さらに凄いのが「プラズマメッキコーティング」という仕上げ。もう名前だけですごい。簡単に言うと電子の力でコーティングを加えているので、吹き付けのP.T.F.Eコートなんかに比べるとコーティング自体の寿命も長く、耐摩耗性にも優れていると言われています。詳しい仕組みに関しては専門外なので割愛。

皆さんが信頼を置いているブレーキユニットへこのワイヤーを忍ばせるだけで、ブレーキのタッチ感、効き、自己満足度が非常に向上するはずです。たった3,000円以下で。

合わせて使いたいアウターケーブルも少しだけ入れたので、年末のメンテナンス、カスタムなどで是非ご利用下さい。

NISSEN VINTAGE OUTER CASING ¥2,200(税込)

NISSEN STAINLESS STEEL OUTER CASING ¥1,500(税込)

それでは"お金をかけずカスタムしたい"という甘ったるい蜜を吸いたい同志の方々、作業のご依頼お待ちしています!!

また、BROTURES原宿では年末年始の修理メンテナンス、カスタム、オーバーホールを絶賛受付中です。2024年を気持ち良く迎える為にも、一年間酷使した愛車もちゃんと手入れをしておきたい。例年この時期からドカッとご予約を頂くことが多いので、ご検討中の方はお早めに。

YUSUKE

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