路上最速を考える
こんにちは。
4月も中盤になり気温も上がり、いかにも自転車日和が増えてきましたね。
そんな爽やかな気候とは相反する、攻撃的なKAGEROを組んでみたのでご紹介を。
よくスタッフ間やお客さんと「何のフレームが一番いいか?」なんてまあ抽象的な会話をするのですが。KAGEROに乗ったことのある方は口を揃えて「街で乗るならKAGEROがやっぱり速いよ」なんて。
今回はそんな最軽量、最速のKAGEROの特徴を伸ばすカスタムです。
春ということで少しでも爽やかにとBLUEで組んでみました。
F-RIMが最近上がってきて在庫も持てたので僕の一番大好きなF-35を前後で使用。
ハブはDT SWISS TRACK HUB。回転、強度、精度どれも文句なし。値段も比較的抑えめなので扱いやすい。フロント20H、リア24HでのラインナップなのでF-RIMと合わせるにはもってこいのハブなのです。
今回はその組み合わせに贅沢にSAPIM CX-RAYを。言わずとも知れている名スポークですがとにかく軽くて強い。スポークの少ないホイールこそこのスポークを使ってみて欲しいです。スポークでここまで変わるのかと驚かせてくれますよ。
タイヤは前後でCONTINENTAL GP5000。転がりグリップ文句なし。
贅沢に前後で入れちゃってます。僕時自身最近めっぽうスキッドはしなくなりましたし、スキッドしないなら前後ハイグレードなタイヤ入れちゃっても文句はないでしょう。
「スキッドとかはもういいかなあ」って考えるおじさま方、一度試してみてはいかがでしょう?GATORSKINとかもいいタイヤだけれど、転がりや重量はこういうタイヤには敵いませんからね。
VISION TRACK CRANK
LEADER 735TRに標準装備されているこのクランク。30mmシャフトに円盤型のスパイダー。レースに出れちゃうクオリティで実はすごくいいクランクなんですね。
純正だとちょこっと物足りないチェーンリングはSUGINO ZENに変更。これで精度、剛性ともに文句なしの最高な足回りが出来上がりました。
BBもアップグレードできちゃうんでご心配なく。
ハンドル周りとシートポストはDEDAで統一。
ハンドルは今回初めて仕入れてみたDEDA ZERO100 ANATOMICをインストール。最近密かに横浜店でブームのアナトミックドロップ。下ハンが直線的になっているのでめちゃくちゃ握りやすいです。ブレケットレバーを着けちゃってもクールだと思いますよ!
今回のZERO100 ANATOMICはちょっと深めのドロップになっているので、より前傾で握りたい人におすすめ。ミッツが「これいいなあ。欲しいなあ。」ってニギニギしながらぼやいていたので気になる方はお早めに!!
なんとなく味気なかったのでネイビーのバーテープを巻いてみたら、思いの外かっちりハマってくれました。バーテープは黒派だったけれどカラー物も意外といいなあ。。
ステムはより攻撃的にDEDA ELEMENTI PISTA STEM
前下がりのフレームだとトップチューブと角度があってルックスも良くなりますね。
実はフロントフォークのコラムを低く低く見せたかったので、在庫であったSサイズのフォークをくすねて着けています。完組みでお出しする際特にオーダーがなければ合計30ミリのスペーサーを入れさせてもらっています。結構このままお乗りいただいてる方が多いと思うのですが、意外とここの高さも乗り味に大きく影響してくるんですよね。
もっと踏んでもっとスピードを出したい方はこの辺も見直してみるとより深みが出てくると思いますよ。コラムカットはなかなか勇気が入りますがね。(笑)
と、今回はスピード全振りの最速KAGEROを紹介させていただきました。このままレースも出れちゃいますし、前後ブレーキをつけて街中でロードバイクをぶち抜くもよし。路上で走る上で必要な強度を持った上で最速のカスタムになったと思います。
ゆるくサイクリングしたい方にはちょっぴり無縁なカスタムになってしまいましたが、運動好きでジョギングとかもしちゃうような、アスリート気質な方に乗ってもらえたら真価を発揮してくれるでしょう。
kazamura
BROTURES YOKOHAMA
Kazamura