By BROTURESから"TRACK COG"がリリース決定!!

ピストバイクにおける最大の魅力として認識されているのがカスタム。

そしてピストバイクの最たる特徴として挙げられるのは"固定ギア"

まるで人馬一体のような乗り心地を実現してくれる固定ギア。前に進むのはもちろん、後ろに漕げば後ろに進む。ペダリングの強弱だけで自転車の速度を自在に操れる。ちょっとしたトリックを楽しむことも出来る。この小さなギア一つで、ピストバイクの可能性は大きく広がる。それが「トラックコグ」というパーツ。

この完成品が出来上がるまでにスタッフ同士で幾度もの意見をぶつけ合い、苦節一年の時を経て誕生した大満足のアイテム。いよいよリリース決定です!

 

By BROTURES TRACK COG ¥6,600(税込)

15T/17T/18T

今回は使い勝手の良い歯数を用意しました。トップスピード重視でセッティングするか、初速のスピード重視でセッティングするか。是非皆さんのホームタウンや乗り方によってセッティングを塾考、再考してみてください。

参考までにギア比の表をご覧ください。

赤線のアンダーバーが引かれているところがこちらの商品で該当するギア比。所謂"ペダルを一回転させた時に後輪が何回転するか"ということ。特に最近リリースしたALLDAY CRANKは49Tの設定なので、相性抜群。

例えば東京都内で坂の多い場所に住んでいる人は17Tや18Tをセレクトして2.7-2.8のギア比と設定すれば、漕ぎ心地は軽く坂も登りやすい。このギア比はピストバイクを購入する人にとって最も懸念される「坂登れるの?」を克服してくれるセッティング。

対する15TとALLDAY CRANKの相性に関しては大阪市内などの坂が少ないエリアに住んでる人へ試してほしいトップスピード重視のセッティング。ALLDAY CRANKと合わせて使用した場合は3.27となり、最高速度が2.7や2.8のギア比よりも維持しやすくなります。たった0.1や0.2の世界ですが、踏む体感はそれぞれのギア比でかなり違うと思ってほしい。

お次にスキッドポイントという部分にも触れておきましょう。これは"同じペダルの位置でスキッドをした時にタイヤが何箇所削れるか"というポイントのこと。参考までに下記表をご覧ください。

例えばギア比3.00の場合。ペダル1回転に対して後輪がピッタリ3回転しますのでスキッドポイントは自ずと「1」。タイヤが一箇所のみ削れます。スキッドポイントが多ければ多いほどタイヤを満遍なく消費できるので、タイヤの寿命を目一杯使うことができます。つまりスキッドポイントは単純に多い方がいいです。これも考えて行くのがピストバイク特有、セッティングのコツです。

しかし、これらセッティングの最適解を導くのには費用も時間も正直かかります。特に費用。現存するブランドでいうとEURO-ASIAのラインナップの中で一番安価なコグですら¥15,000前後するので、ギアカスタムを試みるのも一苦労でしたよね。だけど今回のアイテムは税込で¥6,600。例えば17Tと18Tを2つ使って、それぞれ使い分けてみるなんてのもアリだと思います。これを期に、ピストバイク特有の醍醐味であるセッティングの追求も皆さんに楽しんで頂きたい。それが故に、この価格設定で作ることに拘りを持ちました。

また、この部分のトラブルで頻発するのが錆びによる劣化。走りを支える重要なセクションなので、ここの劣化は走りにかなり影響が出ます。

この錆びついてしまったコグを本当によーーーく見かけます。もしかしたら、皆さんの愛車も同じ状態になってたりはしませんか?そこで、今回の製品でセレクトした素材は「ステンレススチール」

強度確保もさることながら、やはりステンレススチールは錆びに強い。普段使いをしていれば雨に当たることもあるでしょう。室内保管だって全員が出来るわけではありません。止むを得ず屋外保管してて、錆びついてしまったなんて経験、皆があると思います。だけどこのステンレススチールなら酷使しても通常の鉄より錆びにくいし歯も頑丈。まさに皆さんの走りを支える縁の下の力持ちです。

そして最後にディテールの部分。

今回はCNC(Computer Numerical Control)加工という数値をコンピューターに入力して削り出しを行う手法により製作。型に鉄を流し込み作り上げる鋳造とは違い、ブロックの素材から丁寧に削り出しを行い仕上げられています。こちらも強度を出す為のこだわりだったり。BROTURESで扱っている代表的なところでいうとTHOMSON。

※写真はTHOMSON X4 STEMの制作風景

ドリルやバイトで寸分の個体差を出さず、全て均一のクオリティで作り上げることが出来るが、不要な材料を多く生んでしまうので一般的には高価なパーツに用いられる製法。こちらを今回のコグでは採用しています。

そしてCNC製法によって追求した点は3つ。「肉抜きによる軽量化」「音鳴りの克服」「チェーン離れの良さ」

まずは軽量化。今回のコグは需要の高い17Tと18Tのみ、肉抜きを施しています。ステンレススチールを使うことで屈強な強度は確保しながらも、CNCだから実現可能な軽量化に成功。固定ギアで乗る場合は非常に強い負荷のかかる部分なので、軽量化と強度を両方に高いレベルで仕上げるのは至難の業。

そして最後に 「音鳴りの克服」「チェーン離れの良さ」この2つは一緒に説明しましょう。この項目を克服するために最も重要なのは、限りなく真円に近く仕上げ、歯の振れが無く均一に、綺麗に回る必要があります。
まずはこの赤線の部分。ここが限りなく真円に近いかどうかと歯の振れが無いかでチェーン離れの良し悪しが変わってきます。例えば精度が低く楕円のコグ、歯が振れていて均一に回らないモノだとすると、チェーンのテンションも均一にならず、チェーン離れが悪く、異音もしてしまう。これは目視で確認するのが難しい部分ではありますが、実際に乗り比べてみると雲泥の差があります。
※写真はEURO-ASIAの製品になります。
このあたりは今回のTRACK COGで完璧に克服し、実に綺麗に回り、真円に近く、チェーンをスムースに回してくれるアイテムへ仕上げることに成功しました。

このようにBy BROTURESの中でもスタッフから特に切望されたアイテムなので相当こだわりました。満を待して、いよいよリリース。これからのベストシーズンを迎えるにあたり、自分自身にとって最適なギア比のセッティングを見つめ直してみてはいかがでしょうか?

ご購入、ご相談はBROTURES各店舗、またはオンラインサイトでお願いします。

※15Tのみ製品の都合上、画像の通り肉抜き無しとなります。

 

-𝗕𝗥𝗢𝗧𝗨𝗥𝗘𝗦 𝗛𝗔𝗥𝗔𝗝𝗨𝗞𝗨-
東京都渋谷区神宮前4-26-31
03-6804-3115

-𝗕𝗥𝗢𝗧𝗨𝗥𝗘𝗦 𝗞𝗜𝗖𝗛𝗜𝗝𝗢𝗝𝗜-
東京都武蔵野市吉祥寺北町1-1-2
0422-27-6155

-𝗕𝗥𝗢𝗧𝗨𝗥𝗘𝗦 𝗬𝗢𝗞𝗢𝗛𝗔𝗠𝗔-
横浜市中区山下町73-2
045-877-0974

-𝗕𝗥𝗢𝗧𝗨𝗥𝗘𝗦 𝗢𝗦𝗔𝗞𝗔-
大阪市西区南堀江1-19-22
06-4391-3313

 

前の記事
一覧へ戻る
次の記事
#TAG