NEO RETROをA-FRAMEで形にする
つい先日待望の再入荷であり、最後の入荷かもしれないA-FRAME TRACK TIが店頭に舞い戻ってきました。
原宿店に在庫として戻ってくるのはおおよそ2年振りとか?
前回の入荷から再入荷までかなりの時間が空いてしまったので、待望の入荷と感じている方も多はいず。
しかしその待望の入荷が最後の入荷になるやもしれないA-FRAME。
今回の入荷を目処に、フレームの生産予定はなく新品状態のGOODコンディションで出会える事は2度とないかもしれないです。
そんなA-FRAME TRACK TIのカスタムバイクを本日は紹介していこうかなと思います。

A-FRAME TRACK TI FRAME SET ¥418,000- 税込
A-FRAMEというブランドが目指したものとは?
カスタムをご紹介する前に、まずはA-FRAMEというブランドについて少しおさらいしましょう。
アメリカ・サンフランシスコを拠点とするA-FRAMEは、"Neo Retro" をコンセプトに掲げるブランド。
1990年代から2000年代初頭にかけて、サンフランシスコで育まれたフィクスドギアカルチャーを、現代の技術で再構築することを目的として立ち上げられました。
近年チタンフレームへの注目が高まる中、BROTURESでもNo.22に続き取り扱いを始めたブランドです。
ですが、A-FRAME最大の魅力は、ただ往年の名車を復刻するブランドではないということ。
TRACK TIは、Cannondale Trackをはじめとする90年代の名車からインスピレーションを受けながらも、最新の製造技術や素材、そして実際にライダーから集めたフィードバックを反映し、「当時の理想を、今のクオリティで実現する。」そんな思想のもとで作られています。
Titanium Trackは、航空宇宙グレードの3AL-2.5Vチタンを採用。
チタンフレームならではの軽量性、高剛性、優れた耐久性、高い耐食性を兼ね備え、「当時のカルチャーを現代技術で再構築し、一生付き合えるピストバイク」を実現させたフレームなんです!
A-FRAMEに込められた思想を表現するなら、ヴィンテージパーツだけで組み上げるのも一つの正解でしょう。
ですが、僕たちが今回表現したかったのはそこではありません。
当時のスタイルをリスペクトしながら、現代だからこそ存在する優れたパーツを組み合わせる。
古き良きに縛られるのではなく、技術の進歩と共にアップデートされたパーツで組み上げることこそ、A-FRAMEが掲げるNEO RETROなのではないか。
そんな考えから完成したのが、このカスタムです。

A-FRAME TRACK TI NEO RETRO STYLE CUSTOM
原宿店でA-FRAMEを組み上げるのは今回で2台目。
次に入荷したら必ずこのスタイルで組もう。
そう思いながら約2年間待ち続け、ようやく完成した一台です。
フレームの持つシャープなシルエットを活かすため、全体のパーツ構成も細身で統一。
大口径のチタンフレームだからこそ、各パーツには90年代のフィクスドカルチャーを感じられる"シャープさ"を意識しました。

NITTO B861 SLAT BAR × NJ-89 STEM
ハンドル周りは、まさにその象徴です。
90年代のメッセンジャー達のカスタムスタイルを思い返すと、31.8mmクランプのボリュームあるハンドルを使っている印象はほとんどありません。
当時はトラックドロップや細身のショートライザーが主流で、今よりも遥かにスタイリッシュなシルエットだったかなと。
だからこそ今回はNITTOのSLAT BARを選択。
シャープな見た目を保ちながら、A-FRAME特有のパシュートジオメトリーにも自然に馴染みます。
過度に攻撃的になりすぎず、街を軽快に駆け抜けられるストリートバイクとして仕上げました。

VELOCITY DEEP-V × SAPIM CX × BROTURES TRACK HUB V2
ホイールにはVELOCITY DEEP-Vを採用。
90年代のストリートカルチャーを象徴するリムでありながら、高い剛性と耐久性を兼ね備えています。

そして今回こだわったのがスポーク。使用したのはSAPIM CX。
定番のCX-RAYと比較すると肉厚で重量はありますが、その分高い剛性と耐疲労性を持っています。
テンションを長く維持しやすく、ハードなライディングにも十分耐えられる一本。
今回のカスタムでは、軽さを追い求めるのではなく、
「一生付き合えるA-FRAMEに、一生付き合えるホイールを。」
そんな考えからこの組み合わせを選びました。
90年代のメッセンジャーたちが走り抜けたサンフランシスコの坂道。
そんなタフなライドを現代でも安心して楽しめるホイールです!

SUGINO SG75 Messenger Crank × BROTURES TECH CHAINRING
足回りにはSUGINO SG75 メッセンジャークランクをセット。
長年多くのライダーから信頼され続ける、説明不要の名作クランクです。
そこへ組み合わせたのは、BROTURES TECH CHAINRING。
クラシックなクランクに、現代的なデザインと高い精度を持つチェーンリングを組み合わせることで、過去と現在が自然に共存する足回りを表現。
これもまた、僕たちが考えるNEO RETRO。
古いものをそのまま再現するのではなく、新しい技術を受け入れながらカルチャーを繋いでいく。
A-FRAMEというフレームだからこそ成立する、そんな一台に仕上がったかなと。

90年代のフィクスドギアカルチャーが持っていた空気感や美学を、現代の技術でどう表現するのか。
A-FRAMEはその答えをライダー自身がカスタムを通して形にしていける、数少ないフレームだと思います。
だからこそ僕たちも、ただ当時を再現するのではなく、現代だからこそ実現できるNEO RETROという一つの答えをこの一台で表現してみました!
しかし、そのフレームも今回の入荷が最後になるかもしれません。
「いつか欲しい。」と思っていた方にとっては、その"いつか"が今なのかもしれません。
店頭では今回ご紹介した完成車をご覧いただけるほか、フレームからお客様一人ひとりの理想に合わせたカスタムのご相談も承っています。
※お店に訪れる事が難しい方はLINEでのご相談も可能です!
A-FRAMEというフレームだからこそ表現できる一台を、ぜひ一緒に形にしていきましょう。
皆様のご来店をお待ちしております。
BROTURES HARAJUKU
GORI
