俺はBARCELONAをこう組むべきだと思うんだ
先日 DOSNOVENTA BARCELONA が待望の再入荷を果たしました。

DOSNOVENTA BARCELONA FRAME SET
DOSNOVENTAからリリースされているフレームのなかで唯一のスチール製。
トラディショナルなルックスとモダンなデザインを兼ね備え、彼らの生まれ故郷であるスペイン・バルセロナが名として冠された特別なモデルです。
そしてこの1本は、我が国日本にもルーツを持つことをご存知でしたでしょうか。

戦後間もない1948年。
福岡県小倉市にて発祥開催されてから、ほとんど形やレギュレーションを変えることなく
現存する公営競技である『競輪 ( KEIRIN) 』。
そんな日本の国技ともいえる KEIRIN に惚れ込み、彼らなりのリスペクトとインスパイアを加えて誕生したのが DOSNOVENTA BARCELONA です。


競輪フレームさながら採用している、こちらのラグ溶接。
より軽量で手間のかからない現代の主流である『TIG溶接』に対し、『ラグ溶接』は厳格なNJS規格に遵守するために "採用しなければならない" という、ある意味 "時代遅れ" の溶接方法なんです。
それを承知のうえ、繋ぎ目の機能美と競輪文化の伝統を尊重し、あえてラグ溶接を採用する DOSNOVENTA BARCELONA は現代のピストバイクシーンにおいても稀有な存在感を放っています。
そんな DOSNOVENTA BARCELONA 、一体どう組むべきなのだろうか。
ラグ溶接のスチール製フレームに1インチスレッド、そりゃあ競輪フレームのようにシルバーパーツに薄リムで、クラシカルに組んであげればカッコいいに決まってる。
でもそれってなんだか『優等生すぎる』というか、わざわざ DOSNOVENTA BARCELONA を選んで表現するべき組み方ではない気もします。
僕らが憧れたのは、MASH SF や DSNV RUN のように街中を縦横無尽に、ある意味ヤンチャ過ぎるくらいにド派手に走り回る姿なのではないでしょうか。
MASH SF 2007 ムービーのサムネイルの1枚とか超サイコー。
競輪フレームに3本バトンのトライスポークと薄リムのアルミホイール、ただクラシカルに組みのではなく、ピストバイクの『ストリートらしさ』と『自由さ』が表現されていてめちゃくちゃカッコいいです。

『俺はBARCELONAをこう組むべきだと思うんだ』
競輪文化へのリスペクトを込めて制作されたラグフレームと、伝統と実績を兼ね備えたNJS認定パーツたち。
そこに現代技術の賜物かつストリートピストを象徴するパーツであるバトンホイールを合わせた、一見アンバランスなくらいの組み合わせで仕上げたい。
競技機材としての合理性やパーツ相性を追求するのではなく、ストリートをフィールドとした存在感や自由なスタイルを表現してこその DOSNOVENTA BARCELONA だと僕は考えます。

NITTO B123 CrMO NJS
NITTO NJ PRO AA NJS
NITTO S92 SEATPOST
ハンドルやステムそしてシートポストには、競輪競技認定パーツを作り続けて早70年となる老舗ブランド "NITTO 日東" の各モデルをセット。
特に NJ PRO STEM や B123 DROP BAR は実際に競輪に使用されていることも踏まえ、BARCELONAとの相性も抜群です。

SUGINO SSG144 CHAINRING NJS
となればクランクおよびチェーンリングには "世界のSUGINO" を。
性能は言わずもがな、その無骨で潔いシンプルなデザインはBARCELONAのようなラグ溶接のスチールフレームと合わせるのが美しい。
競輪・トラック競技で実使用されている一方で、多くのストリートピストライダーの間でも長く愛されてきた名品を合わせてみました。

SELLE ITALIA Turbo 1980 Embroidery
1950~70年代に生まれたNITTO製品、1985年リリースのSUGINO75シリーズに合わせ、サドルにもオールドスクールな雰囲気漂う "TURBO 1980" の復刻モデルを。
刺繍で施された SELLE ITALIA ロゴが、BARCELONAの上品な仕上がりを引き立てます◎

ラストピースはBROTURESの新たな看板ホイール、"BROTURES T3 CLS" 。
通常のT3と比較して大幅にスペックアップしたことは勿論、T3 CLSはピストバイクのルーツでもある競輪フレームなどのスチールバイクとの相性を設計思想に詰め込んだ1本。


当時多くのライダー達に羨望されていた CORIMA や HED. ら名門ホイールメーカーの3スポークホイール達。
そのほとんどが既に廃盤モデルとなってしまった今、高水準の剛性と回転性能そしてドレスアップ効果を兼ね備えた新たな選択肢として生まれたのが BROTURES T3 CLS です。

機能美が光るラグ溶接のスチールフレームに対し、現代的でエッジの効いたカーボンバトンホイール。
この対照的な組み合わせが DOSNOVENTA BARCELONA の持つクラシカルな雰囲気を良い意味で裏切り、ストリートピストらしい存在感と遊び心をプラスしてくれます。

リアホイールもひと工夫を。
2000年代のピストバイクムーブメント黄金期を象徴する名作リム " DELOCITY DEEP V" に、現代の機械技術の結晶ともいえるトラックハブ "BROTURES TRIPLE THREAT HUB" を合わせたこちら。


トラディショナルさとモダンさを掛け合わせたこの1本は、同じくその両方を兼ね備えたBARCELONA との相性も非常に良しです。

カスタムパーツの紹介はこんなところにして。
DOSNOVENTA BARCELONA についてですが、今作から新カラー "FIGHTER BLUE" が加わり、パーツを含め改めて選ぶ楽しさが広がりました。


正統派の競輪用シルバーパーツのみで組み上げるスタイルを否定するわけではありませんが、やっぱりどこか遊び心のある、型にはまらない組み方こそ DOSNOVENTA BARCELONA の魅力を最大限に引き出してくれるのではないでしょうか。
伝統を重んじながらも現代のモダンパーツも自由に取り入れる。
そんな新旧のコントラストを楽しみながら、自分だけの1台を組み上げてみてください。
フレームサイズ、それからパーツのご相談については OFFICIAL LINE より気軽にご相談くださいませ。
BROTURES HARAJUKU
Ono Tatsuki

