こんにちは銀河です。

オーバーホールと聞いて何を思い浮かべるでしょうか？

「パーツが綺麗になる！」「走りが蘇る！」「ヒロアk..」などなどイメージがあると思いますが、僕が思うオーバーホールは

「長く快適に乗るための寿命拡大！」です。

一般的にはアルミフレームは寿命が10年前後と言われており、スチールフレームでは数十年と言われています。
フレームだけでなく、汚れた状態、グリスの抜けた回転部分をそのまま使うとパーツはすぐにダメになるか、性能が全く発揮されない。

特にスチールに関してはご存知の方も多いと思いますが、錆に弱くメンテナンスしてあげないとすぐに錆が周り、10年も使うことは難しい。

頻度は2〜3年の周期で行っていただくのがベスト。
金額は先にお伝えしますが、工賃¥33,000(税込)で作業させて頂いており、タイミングによりますが期間は10日前後です！

チェーン、ブレーキパッドなどの消耗品はパーツ代のみの追加で作業できます！
オーバーホールでカスタムしていただくと追加工賃はかからないので、少しお得に交換できるのでクランクの交換を一緒にするのが個人的おすすめですね。

実際にどんなことを行なっているか簡単に説明していきます！

大まかな流れは “分解→洗浄→再組立” を行います。

分解

メカニックは分解の段階から勝負は始まっており、分解の段階でしっかり確認作業を行い、パーツごとに状態の確認、必要であれば交換の連絡などをさせて頂いてます。

この確認作業をすることで、ピストバイクのオーナー様の乗り方、クセがわかることもあり、メカニック的に楽しいポイントではあります。笑

洗浄

ここからが1番重要で、メカニック的には楽しい作業。
徐々に綺麗になっていくバイクを見ているとこちらとしても嬉しくなります。

フレーム、パーツに分けて洗浄していくのですが、ポイントとしては汚れを落とすのはもちろんですが、古くなったグリスをしっかり落とすこと。

オーバーホールで寿命を伸ばすためには、このグリスの交換作業がポイントになります。

古いグリスは油分がなくなっており本来の性能が得られなくなるのと、新しいグリスと混ざってしまうと新しいグリス本来の能力が落ちてしまうので、古いグリスはしっかり落とします。

チェーンなどのドライブトレインの洗浄は砂、埃が固着しやすい部分で、この汚れがある状態で使用を続けるとチェーンリング、コグの歯が摩耗しやすくなってしまい、音なりの原因、パワーロスに繋がるので、丁寧に一本一本をブラシ等で綺麗に。

再組立

汚れ、グリスを綺麗にできたら組み付けをしていきますが、

組み付ける前にフレームに対してはバイクプロテクターで簡単にコーティングを行い、スチールフレームにはフレーム内に防錆剤を入れてさらに寿命を伸ばす！

バイクプロテクターは販売も行ってるので一本あると便利。

組み付けの際は気持ちを込めて丁寧にグリスを塗っていき、もちろん汚れが残っていないか最終チェックも合わせて行います。

ネジの締め付けもトルクを確認しながら行い、どうしてもピストバイクを乗っていると緩みが出てしまうので、締め付けもオーバーホールのポイント的作業です。

これで完成！

オーバーホールはしてない方が案外多いので、この機会にやらないといけないな！と思っていただけたでしょう！

もちろんBROTURESで購入いただいてないピストバイクでも大歓迎ですので、下記LINEから気軽にご相談ください！