「深遠のBomber Pro」その②
さっき店舗横のスーパーにお茶を買いに行ったはずが、
全く無意識に缶ビールを手に取ろうとしていました。
※我に返ってちゃんとお茶を買いました。
どうも、「丸くなるな、星になれ。」ミヤです。
さて本日は。
Bomber Pro NJS “Deep Green” Custom Bike ¥423,304(TAX IN)
30年以上もの間、競輪界で活躍したスチールフレームブランド「Bomber Pro」。
今回は綺麗な深緑のフレームセットがUSEDで入荷してきたので、早速カスタムバイクを一台ご用意してみました。
※前回のブログに引き続き、今回はそのカスタム内容の方に迫っていきたいと思います。
SIM WORKS by NITTO Mowmow CrMo Bar ¥9,350(TAX IN)
ハンドルはSIM WORKSとNITTOの共作ライザーバー「モウモウバー」をセレクト。
現在NITTOさんがオリジナルで作っているライザーバーは全て軽量なアルミニウム製なのですが
こちらはなんとクロモリ製。
パイプ自体はめちゃくちゃ薄く削られていますが、やはりアルミとは異なる重厚感があり、オーラが違う。
その重厚感に反して、軽量ながらも「硬い」アルミ製のバーでは実現できない、クロモリ特有の衝撃吸収性によるコンフォータブルな乗り心地もまた魅力。
さらに初期状態で700mmと必要十分な長さがあり、ライダーの体格や用途を選ばずお使い頂けます。
率直に言って、個人的に今最も欲しいパーツ。
NITTO NJ PRO AA Stem ¥14,190(TAX IN)
SP-72 250 W30 φ27.0 ¥20,240(TAX IN)
ステム、シートポストももちろんNITTOで、しかもかなり贅沢な組み合わせでキメてます。
見た目の簡素さが素晴らしく潔いだけでなく、
「鍛鋼アルミニウム」というNITTOさんの高い技術力が光る材質を使用。
普通のアルミニウムが可愛く見えるぐらい異常に鍛錬されまくってて中身ギッチギチです。
ザブングルもびっくりのカッチカチの仕上がり。
この2トップ、おすすめですね。
【USED】Velocity Quill × Philwood Pro High Flange Track Hub Custom Wheel (Front) ¥58,014(TAX IN)
【USED】Velocity Quill × Philwood Pro High Flange Track Hub Custom Wheel (Rear) ¥61,292(TAX IN)
ホイールは最近入荷してきたUSEDの手組みホイールを前後輪でアッセンブルしました。
POLISH仕上げでビカビカのVELO CITY Quillはなかなかのワイドプロファイルの持ち主で高い剛性と安定感のある走りが持ち味。
搭載されたハブは肉抜きされまくりのPhilwoodのPro Track Hub。
特にこのグリーンは現在国内で正規販売が無いことから入手が非常に難しく
もうこれが入ってるだけでも十二分に価値があるホイールと言えますね。
スポークの本数も少ないので、車体全体がよりスッキリした見た目になるのもポイント高めです。
SUGINO SSG144 SILVER 49T ¥25,740(TAX IN)
チェーンリングは日本一、否、「世界一」と言われる精度の高さでお馴染みのSUGINOを取り付けました。
ZEN(禅)→MC144→SSG144とグレードがある中でこちらは最も安価なグレードですが
それでも他社製のものを大きく突き放す硬さと歯の美しさでチェーンをガンガン食らって推進力へと変えていきます。
そしてとてもそうは見えない見た目の大人しさとのギャップもまた堪らんす。
PANARACER AGILEST LIGHT ¥6,820(TAX IN)
PANARACER AGILEST DURO ¥6,820(TAX IN)
タイヤは今や吉祥寺店の人気No,1タイヤにまで上り詰めた(感)のあるPanaracerのAGIEST。
フロントには軽さ重視の「LIGHT」、リアには耐久性重視の「DURO」を履かせて軽さと耐久性の両立を図っています。
ゴム層は極めて薄いですが、コンパウンドが最強に優れているので路面への食いつきが半端ない。
コスパにも優れてるし、見た目にクセが無いので、これから完成車を買う人なんかもとりあえずこのタイヤにカスタムするのはマジでおすすめです。
今回のフレームは、シートチューブに対してトップチューブの方が20mm長いことから
普通に乗ると若干前傾がきつめになるジオメトリーです。
ということでステムは80mmの短め、ハンドルはライザーバーで持ち上げてあげることで
加速性を殺さない範囲で、できるだけ楽なのり心地になるよう配慮しました。
ヘッド・シートアングルに関してはベーシックな74°角なので、あらかじめ「ストイックなスポーツバイク」というよりは、ライダーの趣向次第で好みのスパイスを加えて、味変しながら楽しんでいけるプレーンタイプです。
日本が世界に誇る競輪の歴史と、そこで培われたTRさんの高い技術力を心ゆくまで体感できる「深遠のBomber Pro」。
気になる方はぜひ一度お問い合わせ・ご来店を。
それでは。
BROTURES KICHIJOJI
Miya