激闘!TRACKLOCROSS NATIONAL 2025

お久しぶりです、横浜店のTATSUです!
…”横浜店”?そう実は今年の3月から2年近く働いた原宿を離れて、しれっと横浜に異動していました。今は店の端っこの方で細々とパソコンをカタカタしています。横浜店メカニックの大御所、水谷さんからは「お前ずっとパソコンいじってて、ハッキングとかしているだろ」なんて言われていますが、弊社サイトが重くて見れない時があったら、それは僕がサーバーを攻撃しているってことなのでご理解ください。そんな冗談はさておき、店舗に遊びに来てくれれば全然対応もしますし、メンテとかも承っているんで、気軽に話しかけてください笑。
さあ本題に移りまして、僕のブログといったらイベントのレポートですよね?
ということで今回は惡路固定倶楽部presents、TRACKLOCROSS NATIONAL 2025の方にお邪魔してきました~。その名の通りナショナル(日本選手権)と銘打った今大会は、シクロのコースをお借りして行っているようなトラクロとは打って変わって、過去に惡路固定倶楽部が行ってきた日本選手権同様に、アグレッシブでハードなコースとなっています。記憶に新しいのは2022のSlow Burnin'にて行われた日本選手権とかではないでしょうか。 その大会には自分は出ていなかったのですが、「あのレースはやばかった...」と皆が口を揃えて言うほどのイベントでして。今回はその時に匹敵するかもと周りの人たちから聞いていたので、自分もしっかりと覚悟の準備をして臨みました。とはいいつつ気負いすぎずシンプルにコースを楽しむ気持ちで走ることも大事です。まあやってみなくちゃわからない、わからないならやってみようの精神です。
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まずは今回のバトルマシンのチェックでもしますか
DONTZER DON FANGO
エモめきピッカーンな僕のバイクを語りだしたら、このブログがとんでもないことになるので、詳細は以前公開したバイクチェックのブログでも見てみてください。
今回の変更点としては、ホイールを前後EASTONのR90SL Discのリムで組んだものに変えています。サドルがFizikのArione。また白州の登りは苦しい上に当日は雨予報ということもあり、泥などに足を取られることを考慮し、ギア比は39-19の2.05でセッティングしています。この写真はレース終わった後に撮ったのですが、やっぱ泥がついた状態が一番カッコいいですね。オフロードを走った後の汚れを想定してのこのペイント。しっかり汚して、これでこのバイクのカスタムは完成です。
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会場は白州・尾白の森 名水公園べるが。バイクロアとかも行われている所ですが、今回はバイクロアのトラクロと比べて一周の距離は長く非常にタフなコースでした。まあ予選は2周回だけだったのですが(ぶっちゃけこれで十分w)。自分はなんとか1位で通過することができました。もし予選落ちしてしまうと敗者復活に回されてしまい、そこから決勝に上がるとすると、トータルで3回も走らされる羽目になるので、何とかそれだけは回避しようと頑張りました笑。
自分は予選1組目だったおかげで、他のブロックを撮る余裕がありました。やっぱレースに出ながら写真も撮るって大変ですからね。両立してる人たちはホント尊敬します。敗者復活はたった1周で決まるレースでしたが、走ってる人たちはキツそうでしたね笑。予選も敗者復活もライダー達の熱量に呼応して、だいぶ盛り上がっていました。
さあ早速本チャンの決勝、キラっとスタート!と言いたいところですが、コースの様相がちょっと変わりましてね。
上から大量の水を流していて、コースに小川ができていました(←何をしてんの?)。しかもこの後に自転車を担いで登るエリアがあり、ハード?いやウルトラハードな状態にチェンジしていました。でも海外とかのデカいトラクロのレースとか見てると変なギミックがあったりするので、やっぱNATIONALという大会だからこそ、こういう要素は絶対必要ですよね笑。
今回、Goproをつけて撮ってみました。Yotubeに公開しましたので決勝の様子はそこからご覧ください。
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ということで結果は4位。見ての通りもう少しでゴールという場面で激しく横転。表彰台を逃すという結果になってしましました。木に激突した所は非常に狭いんですけど、コースは分かれていて、後ろとのマージンもそれなりにあったので、無理して最終周に落車した最短ルートを通る必要はなかったんですよね。このパンパカパンが!って自分を責めましたけど、レースが終わった後は無限に反省する点が浮かんでくるもんなので、くよくよ考えても仕方ないです。こういったオフロードのレースはいかにミスしないかがカギなので、次はクレバーかつ臨機応変に走ることを心掛けたいですね。
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レースの内容はさておき、今大会を盛り上げたライダーのバイクチェックもしてみようと思って写真撮ってきました。トラクロやってみたいけど、どんなピストが向いてるのか分からないとお思いの方は、カスタムの参考にしてみてください。
まずは今大会優勝者のHAYATOから。sfidareなどのクリテで数多くのタイトルを獲得し、NYにて行われたMONSTER TRACKにも参戦するような、若手の中でも気合いブリバリな彼が乗るのはCINELLI MASH PARALLAX。本来はバシバシに詰まっているトラックフレームなんですが、グラベル用カーボンフォークを入れることでフロントのタイヤクリアランスを確保していますね。ハンドルとかハブ、チェーンリングにフレームと同じ青のカラーを入れているの、個人的にいいぜポイントです。
今回2位を獲得したダイゴ。関東のシクロクロスを主戦場としながら、トラクロでも表彰台常連。レースをしながら会場で度々キッチンカーも営む(TBUブログ参照)彼のバトルマシンは、JLPW HARVEST。チタンで作られたこのフレームは広いタイヤクリアランスでオフロード特化マシンともいえます。前後ディスクブレーキが可能なので、中にはSSCX(シングルスピードで行うシクロ)に用いる人もいたり。JLPWは僕たちの仲間がやっているブランドなので興味ある人は上のリンクからインスタ覗いてみてください。
見事3位を獲得した関西からの刺客ミムは、関西シクロクロスで走っているライダーであり、今大会では関西勢引き連れてカチコミにやってきました。そんな彼のバイクはMASH STEEL。ぱっと見何のフレームかわからなかったんですけど、これは塗装オーダーにより、自分だけのSTEELを表現しているそうで。差し色にGREDDYのピンクのハブがナイスです。
最後に紹介するのが、BROOKLYN MACHINE WORKS軍団のチーム暗黒街。左からやぎぴー(V2)、もっち(V4)、アキイ(V4)の彼ら全員BMWな上に、カーボンフォークを入れるカスタムまで一緒なのは少しキモイですが(意図して揃えているかは不明)、トラクロをやる上では理にかなっているカスタムと言えますね。ってかブルックリンにカーボンフォーク、意外とシルエットがカッコいいですよね。横浜店でV4に乗っているミッツさんは、このようなカスタムがしたかったらしく、先を越されたと悔しがっていました(何を競ってるんだか)。
TRACKLOCROSS NATIONAL 2025のレポートは以上になります。今までもトラクロのレースに参戦してきましたが、こんな楽しいレースはめったにないです。彼らが作り出すこの独特なカルチャーは今後も続いていきますし、もっと広がっていくと思います。引き続き惡路固定倶楽部の動向をチェックですね。またどデカい大会があるかもしれませんので、その時はレースに出るのは怖いな~って方でも、イベントの雰囲気を感じに遊びに来てください。絶対面白いはずですし、出場したらもっと面白いと思えますよ!この大会を企画、整備、運営してくださった惡路固定倶楽部のみなさん、写真提供してくれた丹下くん、秋谷くん、本当にありがとうございました。
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こっからはオマケです。
会場で食べた美味しいピザ屋、ぜひ皆さんにもシェアしようかなと。
Tyson Pizza
Tyson Pizzaさんは自分の地元、平塚の隣である茅ケ崎をベースとし、店舗を持たず神奈川東京中心にイベントなどでピザを焼いている方でして。よくタップバーとかの前にも出店していて、注文する時はいつも混んでいるイメージです。Tysonのピザ片手にクラフトビール、これがいいんですよね。今回のレースでも、決勝終わってすぐピザをオーダーし、それと一緒にビールを流し込みました。終わった直後で悔しいって感情も残っていましたが、すぐに吹き飛びましたね笑。そんな彼のピザを食べてみたいって方は、インスタにスケジュールを載せてくれているので、追っかけてみてください。
それではまた。どこかのイベントでお会いしましょう
TATSU

BROTURES YOKOHAMA
TATSU