鉄好き必見のマニアックなお話。

横浜店はマニアックなスタッフが多いだけに地味なパーツほど、拘りがうるさい。笑
メカニック風村が昨日書いてくれたブログで、チラッと紹介してくれたステムコラムスペーサーの話もそう。

ステムの話をすると、皆さんはTHOMSONやDEDAなどのアルミ製のステムが浮かぶかと思います。
でも、横浜店で今話題なのがこれ、クロモリ製のステム。

FAIRWEATHER MT-31 Side clamp stem

アルミ製のステムとは異なる細身なシルエットが特徴。
ちなみにこのステムは"横浜店のBOSSジュンキさん"のイチオシのクロモリステム。
無骨で、ステアラーのクランプ部がサイドに配置されてるってとこがグッとくる。

アルミのステムのようなCNC加工を使った製造技術も素晴らしいけど、個人的にはクロモリステムの方が手作業の職人技って感じがして好きなんです。

ただ、なかなか手にとってもらえない。
というのも、クロモリステムってLEADERやDOSNOVENTAのようなアルミのフレームに合わせるには度胸が入ります。
AFFINITYのMETROPOLITANやLO PRO、CINELLIのGAZZETTAのような細身のクロモリフレームと合わせるのが一般的なんですよね。

クロモリステムはハンドルのクランプ径が25.4mmのものがほとんどです。
25.4mmのハンドルだと同じクロモリフレームのANGELINOやLEGACYに合わせると少し華奢になってしまう。
そんな方にはこのステムがおすすめ。

SIMWORKS Rhonda Stem

昨日のANGELINOのカスタムブログでも紹介させてもらいました。

クランプ径が31.8mmで4ボルト仕様。
31.8mmのMTB系ハンドルのインストールが可能で、ハンドルの付け替えも容易。

あったらいいなってパーツをSIM WORKSさんは生み出してくれる。
ANGELINOやLEGACYをはじめ、ほとんどのクロモリフレームに合わせやすいのでおすすめですよ。

今あげたステムはどちらも日本が世界に誇るパーツ製造メーカー"NITTO"で作られたステムです。
NITTOってだけで安心して使えますし、気取ったデザインじゃない、いぶし銀のようなのがなんとも愛くるしいんですよね。

どうです?クロモリステム使ってみたくなりました?
使ってみたくなった人、ここからマニアックな話になるのでぜひ最後まで見ていってください。

 

クロモリステムはコラム部分も肉薄になっているので、アルミのコラムスペーサーと合わせるとこんな感じに段差が出ちゃうんです。

なので、スペーサーにも同じクロモリを入れてください。
そうすると、こうなります。

気持ちいい!
ここのラインにブロ横のスタッフは敏感で、興奮してしまいます。

だけど、これではまだまだ。
横に広がるヘッドパーツとのギャップを抑えるために、これを使います。

下側に向けテーパードされたスペーサー。
これを使うことでヘッドパーツとのギャップが抑えられます。

見比べてみるとわかります。
まずは通常のスペーサー。

段差ができて、フィット感に物足りなさを感じます。

では、テーパードスペーサーを使ってみます。

これぞシンデレラフィット。
テーパードスペーサーを使うことでヘッドパーツからステム間がピターって合うんです。
これが最高にたまらん。笑

 

先日のブログでも紹介がありましたけど、都内のサイクルショップ"BLUE LUG"さんから真鍮のおしゃれなテーパードスペーサーなんてのも作っていただいてます。
差し色として楽しむこともできますよ。

スペーサーは1,000円前後で購入できるので、店頭で選んでサクッと変えてみてください。

僕自身、クロモリステムの使いたさとコラムスペーサーのあのラインを作りたいがためだけに細身のクロモリフレームを買おうかなんて密かに思ってます。笑

僕らが興奮してしまうような、美しいハンドル周りに仕上げてみてください。

mittz

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