ブレーキに本気な人が辿り着く場所、それがPAUL。

こんにちは、レンです。

先日書かせていただいたDURA-ACEクランクについてのブログ。
ありがたいことに反響多く、いろんな方があのブログを読んでDURA-ACEクランクにカスタムしてくれました。

同じようにこれいいなって感じてくれることが嬉しいですね。
乗り心地ももちろん最高のものになるし、やっぱ拘りを持ってつけたパーツって何度見ても気分が上がりますね。

今回も僕の好きなパーツについて思いの丈を込めて話したいと思います。

紹介するパーツはPAULのブレーキになります。

僕の好きなブランドの一つ"PAUL"が作るブレーキは全てのモデルを揃えたくなるほどのデザイン。
もちろん、精度はバチバチに高く機能性としても最高ランクのアイテムばかりとなっています。



PAUL COMPONENT(ポール・コンポーネント)は、アメリカ・カリフォルニア州チコを拠点とする高品質バイクパーツブランド

削り出しアルミを用いた精密な作りと、長く使える設計思想で、世界中のバイク好きから支持されています。
彼らはカーボンなどは使用せず、アルミ削り出しを徹底的にこだわっています。
削り出しアルミならではのエッジの立った美しさとガタのない精度は、触った瞬間に「良いパーツ」だと分かるクオリティです。

また、彼らのパーツブラック、シルバーだけでなく、パープル・ブルー・ゴールドなどPAULらしい発色の良いアルマイトも人気。
CHRIS KINGやPHILWIOOD同様に、カスタムのアクセントとしてもよく選ばれる。



その中で特にみんなに知ってほしいのがブレーキ関連。

ロードバイク業界はディスクに移り変わり、リムブレーキ用のキャリパーの選択肢はどんどん減ってきました。
その中でPAULは変わらずにリムブレーキ用のキャリパーも作り続けています。

僕も実際に自分のピストバイクに使っているのですが、使ってわかる静動力の良さがある。

僕が使っているのがこのモデル。名前はRACER MIDIUM BRAKEになります。



SILVER・BLACK・POLISH・SPOT COLOR
Center Mount 片側¥46,178-tax in 
Center Mount Polish 片側¥59,378-tax in

なんか変な形してんなーって思った方も多いはず。これはセンタープルブレーキというものになります。

普通のキャリパーはキャリパー自身でブレーキアウターを固定して、インナーを引っ張ることでブレーキがかかる構造になっています。
しかしこれは、カンチブレーキのような構造になっており、キャリパーにアーチ状についたワイヤーをブレーキワイヤーで引っ張り上げ制御するものになります。

PAULが作るVブレーキのノウハウを取り入れ、ワイドタイヤやフェンダーをキャリパーブレーキでも取り付けができるように作ったモデル。
左右のシルバーの部分が支点となり、ワイヤーを引き上げることでテコの原理でブレーキがかかるため、かなり太いタイヤでも干渉せずにしっかりブレーキングが可能です。

LEADER ANGELINOにも取り付けてみました。



35CをセットしたANGELINOに取り付けてもこの余裕。
やっぱりこの形状はクロモリフレームによく似合いますね!
無骨な形状かつPAULの洗練されたデザインは、クラシカルでありながらストリートなスタイルにバッチリはまってくれます。

最近のクロモリピストフレームは太いタイヤクリアランスが主流になってきており、今まで以上にブレーキの選択が難しくなりました。
なんならダイアコンペのBRS202ブレーキぐらいしか思い浮かばない。

それでもいいけど、拘りたい人からしたら正直デザイン性に欠けるものがあります。
PAULならルックスから楽しめるので、最高の気分でライドできるでしょう。

別角度からも見てみましょうか。



そう、このブレーキをつけるには、スペーサー部分にこういったブレーキハンガーを取り付けます。
そうするとこのように普通ではないルートでブレーキワイヤーを配線する必要があります。
これがまた好きで。曲者感満載のこの取り回しはわかっている人がみれば「やってるなー!!」ってきっとなる。

やっぱ人と違うことをするのが楽しいじゃないですか。正統派じゃなく天邪鬼。
自由に楽しむピストバイクだからこそ、こんなカスタムはワクワクする。

最近BROTURES OSAKAで取り扱いを始めたSTATE BICYCLESのフレームにも取り付けました。
こちらはANGELINOよりもフォークレングスが長いので、MIDIUMではないRACERを装着しています。



PAUL RACER BRAKE
SILVER・BLACK・POLISH・SPOT COLOR

Center Mount 片側¥46,178-tax in
Center Mount Polish 片側¥59,378-tax in

もうこれに関しては50C近くまでいけんじゃねってレベル。
それこそフェンダーとかを付けてオールデイバイクとして組んでもいいですね。

RACER BRAKEとRACER MIDIUMの違いはブレーキ本体のアーチの長さ。
STATEやVOLUME BIKESのFU MANCHUフォークにはこちらを使っていただければと思います。

ブレーキキャリパーをPAULにしたらもれなくブレーキレバーもPAULにしたくなりますよね。
これがPAULの憎いところ。一つ手に入れたら確実にコレクションしたくなる。
だってどう考えたってカッコいんだもん。



PAUL CANTI LEVER
BLACK・SILVER・POLISH・SPOT COLOR
セット ¥40,678-tax in
セット POLISH¥62,678(one-side¥32,978-)

こちらもアルミ削り出しで作られており、接合部に小さなベアリングを装着することで、驚くほどにスムーズにレバーを動かすことが可能。

また、各部品の精度の高さのおかげで、レバーに遊びはなく、取り付け他時の引き手のグラつきなどは一切ありません。
正直ブレーキレバーで圧倒的一番かっこいいです。

この使い心地は使った人にしかわからない。そして是非体感してほしい。
完全アルミ削り出しなので、一生使えるほどの精度と剛性になっております。

見た目と性能の両取りがしたいならブレーキ周りはPAUL一択です。
タイトル通り、PAULこそがブレーキに本気な人が辿り着く場所なんです。

ブレーキは走ることと同じくらい大事なカスタムです。

みんなピストバイクのカスタムってどんなけスピードを出せるかとか、軽量にしてスタートダッシュを良くしたいとか、動きの方を重視しがち。
でもそれをすることは同時にそれを止めるためのカスタムも考えないといけません。

スピードだけ上がって止まれないなんてことがあってはいけない。
それは事故などにも繋がってきますから。
なので、ブレーキをもっと重要なカスタムと感じてほしいです。
快適にストップ&ゴーができる事が自転車にとって最高の状態と言えるでしょう。

これを読んでPAULのブレーキが気になった方は是非ご相談ください。
あなたの車体に合う組み合わせを開設させていただきます。

REN


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