BROTURESオリジナルカーボンリム「F-RIM」のカスタムオーダー受注開始
F-RIMの受注を9/13〜9/30の期間でBROTURES全店にて行います。
店頭以外でのオーダーは、下記フォームよりお願いします。 https://forms.gle/Uu6EwfFqsYKH...
F-RIMは、BROTURESのオリジナルカーボンリムで、仕様が決まっているBASIC MODELと、今回のようにお客様ご自身で複数の項目からスペックを選んでオーダーするCUSTOM ORDER MODELの2種類があります。
オーダーできる内容は下記の通りです。各項目の詳細は本文中頃に記載しています。
・ホール数
・リムハイト
・リムタイプ
・カーボンパターン
・仕上げ
当記事では、F-RIMについて下記をお伝えします。
- F-RIMとは?
- カスタムオーダーについて
- BROTURESメカニックマネジャーのおすすめカスタム
1. F-RIMとは?
BASIC MODELをベースに説明します。F-RIMは、BROTURESが街乗りで最も効率よく走るために設計したリムです。その特徴となる仕様を各項目ごとに紹介します。
・基本スペック
BROTURES F35 Carbon Clincher Rim
BROTURES F55 Carbon Clincher Rim
¥52,800-
サイズ:700c
ホール数:F20H / R24H
リム高:35mm or 55mm
リム幅:26mm
タイヤ:23c〜45c
・リムハイト
ホイールは、外周が軽いほど自転車での走行時に軽快さを与えてくれるのですが、カーボンリムでリムハイトを低くし過ぎると強度の懸念に加え、カーボン特有の衝撃吸収性や空気抵抗を削減するエアロ効果が弱まります。そのため、リムハイトは、クラシカルな35mmと主流となっているカーボンリムらしい55mmの2種類を用意。35mmリムハイトのF-RIMは、街乗りをする上で避けて通ることができない信号でのストップ&ゴーや上り坂でいかに楽に走ることができるかを考えて設計されたオールラウンダーなリムです。
55mmリムハイトのF-RIMは、カーボンリムらしいビジュアルと、エアロ効果を考慮して設計されています。これくらいのリムハイトがあるとエアロ効果を実感しやすく、加速だけではなく巡航速度を上げることに長けているので、スピードを求められるレースにも最適なリムです。
・ホール数
ホール数は、フロントが20Hとリアが24H。ホール数が少ないとその分使用するスポークの数が減るため、カーボンリムの軽さを活かすことができます。・リム幅
昨今、リム幅はワイドな設計が主流となっており、今回からF-RIMのリム幅は24mmからワイドな26mmに変更となりました。今までは、リム幅より太いタイヤをつけることで空気抵抗が増えたりタイヤが変形したりしてパワーロスやグリップ力の低下が生じていました。それを防ぐために、リム幅を広くし、結果的に剛性も上がりました。
そもそも太いタイヤに対応した理由は、近年のタイヤの研究によって細いタイヤよりも太いタイヤの方が空気圧を低くしても路面に対する接地面積を小さくなり転がり抵抗が減少し、タイヤの変形に対する耐性も高いため、あらゆるシチュエーションに適応することができるためです。
なお、F-RIMのリム幅26mmに対応するタイヤの太さは、23c〜45cとなります。
・リムタイプ
リムタイプはチューブレスクリンチャー仕様です。こちらも昨今の流れを汲んでおり、クリンチャータイヤとチューブレス・チューブレスレディタイヤのどちらも使用することができる設計となっています。クリンチャーは、タイヤの中にチューブがある一般的な仕様のものですが、、チューブレス・チューブレスレディは、チューブを必要としなく、 高い耐パンク性能と軽さが特徴です。もちろんスキッドすることも可能です。・インターナルニップル
インターナルニップルは、ニップルが表から見えない仕様なのですが、これはカーボンリムの王様「ENVE」から着想を得て設計しています。多くのリムメーカーは、リムにドリルでスポーク&バルブホールの穴を開けますが、それによってカーボン繊維は切断され強度が損なわれます。そのため、スポークテンションに耐えられるように別途カーボン繊維によって補強するのですが、リムの構造に不必要な厚みと重量が増えることになります。それに対して、インターナルニップルは、ニップルがリムを貫通する必要が無く、スポークがギリギリ通る小さな穴を開けるだけで済むため、リムの強度を保ちながら軽量化を計ることができるのです。
2. カスタムオーダーについて
F-RIM CUSTOM ORDER MODEL
¥52,800-
制作期間3ヶ月前後
受注会では、先述したスペックをベースに、カーボンパターン/仕上げ/リムハイト/ホール数/リムタイプの各項目から複数選択することができます。
ここまで細かくオーダーできるリムは、世界的に見ても珍しいです。また、不定期に行っているため、この機会を逃すと次の受注はかなり先となる場合があります。ちなみに、オーダー製品にも関わらず既製品と同価格はかなりのコスパなので、カーボンホイールを検討されていた方はぜひ選択肢の1つとして考えてもらいたいです!
※受注期間外に「F-RIMのBASIC MODEL以外のスペックの在庫ありますか?」と問い合わせがありますが、基本的にはありませんのでご了承ください!
下記が受注できる内容となります。
・ホール数
16H / 20H / 24H / 28H / 32H / 36H
・リムハイト
25mm / 30mm / 35mm / 40mm / 45mm / 50mm / 55mm / 58mm / 69mm / 79mm
・リムタイプ
TL(チューブレスクリンチャー) / TU(チューブラー)
※チューブレスクリンチャーは、チューブレス・チューブレスレディ・クリンチャーと互換性があります。
・カーボンパターン
UD / 3K / 12K / MARBLE
UDや3Kはよく見かけますが、MARBLEは珍しい仕様なので、他の人と被りたくない方はぜひトライしてもらいたいです!
UD
12K
3K
MARBLE
・仕上げ
マット / グロス3K / 55mm グロス
UD / 35mm グロス
3. BROTURESメカニックマネジャーのおすすめカスタム
F-RIMのオーダーと合わせて、手組ホイールのご注文も承っています。用途に合わせてハブやスポークを選び、より理想とするホイールを手にいれることができます。
そこで、BROTURES全店のメカニック束ねるメカニックマネジャー兼大阪店長の藤本がオススメする、シーン別のオーダーF-RIMを用いた手組ホイールを紹介!
・街乗りでの快適性に特化
リム:F-RIMホール数:20
リムハイト:55mm
リムタイプ:チューブレスクリンチャー
カーボンパターン:3K
仕上げ:マット
ハブ:White Industries T11 FRONT HUB
スポーク:SAPIM CX-RAY
リムハイトは、手にくる衝撃をしっかり吸収しつつも風の煽りを受けにくい、そしてカーボンらしい重厚感がある55mmを選択しました。フロントハブは、軽量かつ高回転するWhite IndustriesのT11を選択し、凄まじい漕ぎ出しの軽さを実現。スポークは、SAPIM CX-RAYを選択してさらなる軽量化。街乗りにおけるストレスを一気に解消する通勤・通学にもオススメな手組ホイールです。
・クリットレースに特化
リム:F-RIM
ホール数:F20/R24
リムハイト:45mm
リムタイプ:チューブレスクリンチャー
カーボンパターン:MARBLE
仕上げ:マット
ハブ:Phil Wood Pro High Flange Track Hub
スポーク:SAPIM CX-RAY
レースで最速を求める上でベストなリムハイトは45mm。軽すぎず、重すぎない高さで、エアロ効果も高くコースレイアウト問わず使用できます。 ハブは、Phil Woodの最上級ハブPro Trackを選択し、強い踏み込みやコーナリングにも負けない剛性と加速を助けてくれる高回転を実現します。スポークは、SAPIM CX-RAYで軽量化・エアロ効果・剛性全てを兼ね備えます。
なお、フロントは軽量化を図るならラジアル組で、剛性を上げるならタンジェント組がおすすめです。リアはタンジェント組をおすすめします。
また、せっかくレースに出るなら個性出したいと思う方のためにも、カーボンパターンのMARBLEはオススメです!
オーダーの受付は明日よりBROTURES全店舗で開始となります。オーダー内容やホイールのカスタムのご相談などお気軽にお問い合わせください。
下記のオーダーフォームからもオーダー可能です。
受注期間:9/13(金)ー9/30(月)
https://forms.gle/Uu6EwfFqsYKH...
※受注のため、期間終了後の生産となります。そのため、店舗により納期が異なる場合があります。