振り切ってこそのストリートマシン

ピストバイクはもともと競輪やトラックレース用の自転車。しかし1970〜80年代、アメリカやヨーロッパの都市では、競技用バイクを街乗りにカスタムする文化が生まれました。

ニューヨークやサンフランシスコでは、若者たちが街中を自由に駆け回る「ストリートピスト」を誕生させ、日本にも爆発的に広がっていきました。

単なる移動手段ではなく、自分のスタイルやアイデンティティを全面に出せる。それこそがピストの最大の魅力であり醍醐味。

LEADER 721TR "Aggressor"

まずはこれぐらい、とりあえず、なんていうぼんやりとした車体よりも振り切ったカスタムの方がギアとしてはっきりとします。

今回は、僕らがストリートカスタムで特によく取り入れる「攻める」という要素を盛り込んだ一台を製作しました。

DEDA ELEMENTI PISTA DROP BAR
DEDA ELEMENTI PISTA STEM

トラックドロップバーは、フラット部分を握ると安定感バツグン。一方で下ハンを握れば、一気に加速しやすい姿勢に変えることができます。

この形状もルーツは競輪。

相手から見える握り方だけで「仕掛けるぞ」と伝えることができるため、駆け引きに欠かせない戦略の道具でもあったそう。

そんなハンドルでお高いロードバイクをぶち抜く瞬間の快感は、言うまでもありません。

Panaracer AGILEST Brown

タイヤにはブラウンをインストールして、全体の印象にスパイスを。
単色でまとめるよりも、センスと個性が際立つ部分です。

見た目はよりレーシーに、純正タイヤからもしっかりグレードアップ。

全パーツの中で唯一、地面と直接接する部分だからこそ、タイヤのカスタムは乗り心地にダイレクトに効いてきます。

selle SAN MARCO ALLROAD DYNAMIC
DEDA ELEMENTI ZERO100 SEATPOST

ALLROADの完璧なフィット感と、Zero100の無骨な剛性。

快適さとタフネス、本来相反する要素を一気に振り切って手に入れるカスタム。

しっかりと体重を預けられる安心感が、ストリートでの攻めを後押しする。

競技場で生まれ、街に根付いたピストバイク。

どこまでも攻めの姿勢を貫き、妥協を許さない。そんな純粋な想いが込められた一台だからこそ、本当のストリートマシンが完成します。

さあ、あなたもこの一台で、新しい景色を見に行こう。

>>LEADER 721TR "Aggressor"

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